German Culture

ドイツ語を話せるようになって、ドイツ人のワイン生産者とも親しくなって、大阪に帰ってきた


Maxie「こんにちは~!」

山野社長「こんにちは、山野高弘と申します。 ヘレンベルガー・ホーフというドイツのワインを輸入して日本全国に卸すワインインポーターをやっています」


ドイツ語は話せますか?

Bildschirmfoto 2021-07-25 um 17.16.37.png

 

Maxie「山野さん、ドイツ語は話せますか?」

山野社長「Ja,ich kann Deutsch(はい、できます)」

Maxie「おー!素晴らしい!ドイツ語を話せるようになったきっかけを教えてください」

山野社長「私はもともと高級時計の販売を行っていたのですが、26歳の時に父の会社を手伝おうと思い立って、ドイツワインの輸入や販売にかかわるようになりました。でも、ワインやドイツ語の知識がまったくないうえに、思っているよりも商品が売れなくて……。1年間は仕事が終わってから週に1回程度、国内の語学学校にも通っていましたが、あまり勉強が進みませんでした。そこで会社に『3年ドイツに行かせてください。3年あればドイツ語をちゃんと喋れるようになって、ワイン生産者とも親しくなって帰ってきますから』って泣きついていかせてもらいました」

Maxie「(笑)勉強したいなと思ったら、まず現地に行ってみるのは素晴らしい」

山野社長「行く前は、ドイツって北の方にある冷たい国ってイメージが強かったですけど、私が行ったのはFreiburgっていう南の方にある街で、ここはイタリアかなっていうくらい明るい人たちに囲まれてすごくかわいがってもらいましたね」

ドイツ語が話せるようになるための大事なアドバイス

Bildschirmfoto 2021-07-25 um 17.16.27.png




Maxie「語学学校の先生にどうやったらドイツ語がしゃべれるようになるかってアドバイスをもらったんですよね」

山野社長「それは、日本で通っていた学校の先生からのアドバイスですけど、『語学っていうのは楽しくやらないとだめだから、ドイツの語学学校に行った後には必ず地元の誰かを誘って飲みに行け』と。『毎日最低1時間続けていればドイツ語を学ぶのも楽しくなって覚えることがあるから』と言われたので、ドイツはビールも安いし、毎日1~2杯欠かさず飲みながら、隣にいる人の話を聞くようにしました。最初は何を言っているかわからないし、ドキドキしたのを覚えています」

ドイツの仕事場のコミュニケーションは苦しかった





Maxie「ドイツだけでなく言葉のわからない国や場所に行っても、笑顔で相手と楽しく過ごそうと思えば楽しくなるんですよね。そして楽しくしないと語学の勉強も長続きしない」

山野社長「そう。だけど仕事場である醸造所でするやり取りは最初やっぱり苦しかった。畑仕事や雑用みたいな仕事をしてましたが、全然言葉がわからないことも多くて。バケツを渡されて『お前これを洗ってこい』と言われてもわからなくてモタモタしてしまって、それはつらかったですね。でも語学学校は無茶苦茶楽しかった。ワールドワイドに留学生が集まっていて、アジア人がいたり、アフリカやエジプトの人なんかもいたり。(当時)28歳にして世界中の人と新たに勉強できる喜びがありました」

ドイツでも当たり前にできる、そういう小さなことに喜びを感じる






Maxie「言葉はわからなくてもドイツに行って一生懸命勉強していたら、そのうちに楽しく勉強できるようになったんですよね」

山野社長「そうそう。電車でちょっとしたアナウンスがわかったり、切符が買えたり、買い物でお金がちゃんと払えたり。日本では何でもないことがドイツでも当たり前にできる、そういう小さなことに喜びを感じる。

日常的な生活のなかで話せたり聞き取れたりするようになると『わ!できた!』って感動する。

試験のためだけにドイツ語を覚えてもその言葉は実用的ではないですから。テストで満点取ったより、生活の中でできた方が感動しましたね」


Maxie「今ドイツワインの会社をされていますが、『ドイツ語ができないといけない』という採用条件なんかありますか?」

山野社長「いやいや!そんな条件ない!(笑)どちらかというと重要視しているのは『うちの会社に入りたい』っていうその思い。その理由は人それぞれだと思うけど、ドイツ語が話せるかどうかでは判断しない。もちろん語学はできるに越したことはないけれど、それよりはちゃんとコミュニケーションが取れるかどうかが大事で、語学ができても周りの人と仲良くしようという意思がなければ意味がない。ドイツ人が『このワインいいよ』って勧めているワインの魅力をさらに広げて宣伝できるスキルの方を重要視していますよ」






Maxie「ドイツ語は資格などが大事なんじゃなくて、本当に大切なのはドイツ人と話そうと思って話すこと!最初はわからなくても、笑顔で話していればドイツ語も話せるようになります」








Maxie「山野さんは、インスタグラムもやっているんですよね。どんな情報を発信しているんですか」

山野社長「48歳のおっさんが去年からインスタをいろいろ楽しくやっているんですけど、インスタライブを毎週土曜20時からドイツにいるワインの作り手さんとつないで現地の情報を発信しています。ワインの原料である畑の状態を聞いたり、ドイツ料理を手作りしてもらったり生の情報を届けています」

Maxie「ドイツワインについてもっと詳しく知りたい人は、山野さんはツイッターもやっているのでぜひフォローしてください!」







ドイツワインの楽しい情報

Bildschirmfoto 2021-07-25 um 17.09.18.png

ドイツワインの楽しい情報を毎週金曜日夜8時のインスタライブ、 火曜日金曜日夕方5時から 以下のYouTubeチャンネルで配信しています。

YouTubeチャンネル ドイツワイン王子のドイツワイン最高! https://www.youtube.com/channel/UCw32...

Instagram ドイツワイン王子 山野 高弘 https://www.instagram.com/takahirojap...

ドイツ情報のメルマガ

第二外国語でドイツ語を選択した理由は?ドイツ語を楽しく勉強しよう!

第二外国語でドイツ語を選択した理由は?ドイツ語を楽しく勉強しよう!

「ベルリンでおすすめの観光スポットはありますか?」

・旧博物館:建物そのものが芸術品。プロイセン王国が収集したコレクションが展示。

・新博物館:王妃ネフェルティティの胸像が収蔵

・旧国立美術館:ドイツの名だたる画家達の絵画が収蔵

・ボーデ博物館:ドイツの歴史を物語る博物館

・ペルガモン博物館:ベルがモンの大祭壇は必見!

🇯🇵🇩🇪 日本語で話すと性格が変わるの?ドイツ語と日本語の違い🇩🇪🇯🇵

どうもMaxieです!今回は、サンドラ・ヘフェリンさんとのコラボ動画です。ドイツ語と日本語の違いについて、色々と意見を伺うことができました。

Maxie「こんにちは~!」

Sandra「こんにちは~!」

Maxie「自己紹介をお願いします。」

Sandra「え~と、サンドラです。ドイツと日本のハーフです!最近、『体育会系 日本を蝕む病』という本を出しました。日本とドイツを比較しながら書いていますので、興味のあるかたはぜひ読んでみてください!」


サンドラ・ヘフェリンさんのプロフィール

ドイツのバイエルン州ミュンヘン出身の日独ハーフ。日本語とドイツ語の両方を母国語に持ち、本の出版やコラムの連載などで活躍。テレビ番組の『ここがヘンだよ日本人』に出演したことをきっかけにタレントとしても活躍されている。

新しく執筆された『体育会系 日本を蝕む病』は、昔から日本にある体育会系の文化を海外と日本の比較を交えて書かれている。学校の組体操事故や会社でのパワハラ、プロのスポーツ団体ですら体育会系の文化による問題が明るみになるなど、未だに解決の兆しが見えない。そのような状況を改善すべく、真剣に考え、解決策を述べた一冊。

体育会系 日本を蝕む病 (光文社新書):https://amzn.to/325zQ69

サンドラさんのホームページ:http://half-sandra.com/


ドイツ語と日本語で話すときに性格が変わる?

Maxie「今日はですね、ドイツ語と日本語で話すときに性格が変わるというテーマです。」

Sandra「変わる変わる!」

Maxie「どんな風に?私は日本語、英語、ドイツ語、それぞれの言語で話しているときにキャラが違うと、よく友達に言われます。サンドラさんはどうですか?」

ドイツ語で話すと冗談がスッと出なくなった・・・

5927088313_5f9eb66037_b.jpeg

Sandra「私もね、自分でキャラは変わるなと思う。最近は日本のほうが長いから日本語で色々と話しているってのもあるんだけど、ドイツ語をあまり使っていないから冗談がポンッと出なくなっちゃった。(笑)日本語とドイツ語の両方で育っているから、本当はドイツ語も母国語なんだけどね。」

Sandra「たとえば、これはこうれでこうですねみたいな話はできるのね。でも、気の利いた冗談はドイツ語を話してないから出なくなっちゃって・・・。だから、ドイツ語で話すとすごい硬い人に思われる。(笑)」

Maxie「あーノリがわからなくなるみたいな。(笑)」

Sandra「そうそう。(笑)だから、今は日本語のほうが話しやすいね。」

久々にドイツへ帰ると素早い反応ができないことがある・・・

Maxie「5年くらい日本に住んで久しぶりにドイツへ帰ったんです。その時にパン屋さんへ行ったんですけど、日本はどんなパンにするか悩んでも待ってくれるじゃないですか?」

Sandra「うん!怒られないよね。」

Maxie「ドイツでは、どれにするのってすぐに聞かれて、凄いビビりました。ドイツ語で内容を理解できても反応がちょっと遅いなって思いましたね。」

Sandra「あーなるほどね。ドイツはお店でも早く選ばないと怒られるよね。(笑)」

Maxie「ハハハ。(笑)」

Sandra「私はバイエルンのミュンヘン出身なんですけど、とくにここはみんなとてもせっかちだから。たとえば、小銭を出すときにモタモタしてるとせかされたり。(笑)」

csm_Muenchen-shutterstock-2640_cf1a89767f.jpeg

Sandra「あと、さっきも少し話したことだけど、日本で日本語を話しているときは明るそうとかオープンそうとか言われるけど、意外とドイツでドイツ語を話しているときは真面目そうと言われたり心配されることもある。」

Maxie「心が病んでるの?みたいな。(笑)」

Sandra「そうそう。大丈夫みたな?(笑)なぜそう言われるのかというと、日本生活が長くてドイツ語での冗談がパッと出ないからなんだよね。だから、今は私の場合は日本語のほうがしっくりくるかな。」

日本語をマスターしているとはいえ、日本の生活における日本語の話し方はどうでしたか?

Maxie「ドイツのミュンヘンから日本に来て、語学として日本語が出来ても、生活や習慣における日本語の話し方はどうでしたか?」

Sandra「20年前に日本に来たとき、すでに日本語はできていたんだけど、やっぱり色々と戸惑うことはありました。たとえば、アルバイトや仕事とかで、下っ端は下っ端らしくしていないといけないとか。日本は新人はこうとか先輩はこうとか、ハッキリしてるじゃない?ドイツも多少はあるけど。」

Maxie「うん!多少しかない。(笑)」

Sandra「日本だと敬語の言葉使いがあったりとか、飲み会では新人が先に来て色々と手配したりとか。お花見の場合なら、新人が先に行って場所取りをするとか、色々とあるじゃないですか。それがね、分かんないから大変だったりしたよね。(笑)」

Sandra「あとは、日本語は出来たんだけど、ドイツ語での言い回しがちらほらでちゃうみたいなのがあって。たとえば、バスに乗ろうとしたら目の前でバスが行っちゃったとき、ドイツ語ではAh, mein Bus!みたいに言うんだけど、日本語でもそのままああ私のバスが行っちゃったって言うときがあって。日本ってあまり私のバスっていう言い方はしないよね。(笑)」

Maxie「ハハハ。(笑)」

Sandra「私のはいらなくて、バスが行っちゃったでいいのに、いつも私のとか私がとかが多かった。たとえば、今日は買い物行ったよというとき、私は今日買い物に行きましたとか。やる?私は?(笑)」

Maxie「うんとね、私は今オンラインでドイツ語を教えていて、日本人の中にはドイツ語の主語を忘れちゃうケースがありますね。たとえば、文章と文章のあとの主語とか。話し言葉で覚える人だと、あとから文法のルールを教えるのに苦労することもあるし、だから逆パターンもあると思うんですよね。」

Sandra「うんうん!難しいね。Maxieはどっちがいい感じ?自分の気持ちとしてドイツ語のほうがしっくりくるのか、日本語なのか。」

Maxie「う~ん。でも、たまに英語で話すと気持ちを表現できないことがあるんですよね。日本語だったらえぇ~!みたいな反応をするとき、英語だとできない。(笑)」

Sandra「ハハハ。(笑)」

Maxie「そういう妙なことがある。」

Sandra「そうね。そういうのある。ドイツ語と日本語でもあって、みんなで食事をしているときにランチが凄い美味しかったとき、日本語だったらああ美味しいと何度言ってもおかしくないけど、ドイツ語の場合は何回も繰り返すとえ?って言われちゃうね。1回言うのはいいんだけど、日本語みたいにああ美味しい!ああ美味しい!と何回も言うのはできないんだよね。」

Maxie「そう!あと、私は日本に住んで2年目くらいのときに母親と電話をしていてシーンとして聞いてるよって言われたことがある。心配されたり、まだいるの?って言われたり。(笑)」

Sandra「大丈夫みたいな?(笑)」

Maxie「そう!ドイツ語の電話の見てないんだけど聞いてるみたいな。(笑)」




【結論】日本語で話すと性格が変わるのは本当!


いろんな国の言葉を話せる人の間では、日本語で話すときは性格が変わる、またその逆もある、というのは良く耳にしますが、今回はこの都市伝説のような話は本当という結論で終わりたいと思います。

日本語は細かい表現がたくさんあり、ドイツ語や英語はストレートな表現をしやすく、そのような違いによって性格が変わってしまうという面白い言語の不思議でした。

ドイツ情報のメルマガ

日本とドイツの生活費の違いについて ドイツと日本の違いについてご紹介!

日本とドイツの生活費の違いについて  ドイツと日本の違いについてご紹介!

ドイツのスーパーマーケットは超激安だけど、ガソリン代は高いのはなぜでしょうか?もしもドイツに住むことになった時に、バイトや就職先を見つけるにはどうしたら良いのでしょう?日本とは全く違う、ドイツの生活費について取り上げます。

【🇩🇪ドイツで働いてみたい】日本人がドイツで働いた話‼️ 自分を売り出せばドイツ人との面接で内定をもらった。

日本から飛び出して、海外で働きたい!でも、どうやって海外に飛び出て働けば良いのでしょうか?

ドイツで実際に会社に就職した経験のあるIkuさんに、お話を伺いました。

■ドイツで働いた感想は?

csm__GRF4650_ca38a85386.jpeg

マキシ「ドイツでの勤務はどんなかんじでしたか?」




Iku「ドイツでの勤務は、すごく楽しかったです。ドイツは日本と違って、仕事が終わったら帰宅できるシステムになっています」


・解説

OECD(経済協力開発機構)によると、先進国の中で最も勤務時間が少ないのは、ドイツでした。2019年ドイツの年間労働時間は1386時間。日本は1644時間です。

ドイツ政府は労働者を守るために、労働時間に関する法律を厳しく制定。1日の労働時間は原則8時間以内。最大10時間まで労働時間を延長はできますが、延長した分だけ、後日労働時間を短縮しなければいけません。

例えば1日目に10時間勤務した場合、2日目には6時間以内の勤務といった形にです。

もし法律を破ってしまうと、下手をすれば刑務所直行コース。


■ドイツの時間管理は厳しい?勤務時間について

マキシ「勤務時間は厳しい?」

Iku「退勤時間はかっちり決められています。決められた退勤時間を過ぎたら、怪しまれてしまいます。」

・解説

ドイツの就労時間は、基本的に早朝~夕方までです。職種にもよりますので一概には言えませんが、長時間勤務はありません。

ちなみに、週末になると午後3時で仕事を終える人もいらっしゃるようです。

羨ましい!

■ドイツで働いて大変だったことは?

how-to-say-im-tired-in-japanese.jpeg

マキシ「ドイツで仕事してみて最初大変だったことはありますか?」

Iku「仕事の指示がなかったことです。自分から動かないと、仕事はありません。自発的に行動しなければいけません。自分からやろうとする姿勢がないと、難しいです」


・解説

「自分の仕事は最後まで責任をもってやり遂げる」が、ドイツの働き方。

OECDによると、日本の労働生産性は1時間あたり47.9ドル。一方ドイツは74.7ドルでした。日本のおよそ1.5倍です。勤務時間は日本よりも少ないのにも関わらず、生産性はドイツの方が遥かに高い!

生産性が高いのは、社員の自発的な働きによるものかもしれません。

■ドイツの会社ではどんな言葉で話すの?どんな国籍の人がいますか?

e7e6673376668bf776893fd93921b7d2.jpeg

マキシ「(Ikuが勤務していた会社の)社員はドイツの人が多かったでしたか?」

Iku「少なかったです。ドイツ国籍社員は2割。残り8割はドイツ以外の国籍社員でした。ちなみに上司は全員ドイツ人でした」

マキシ「Ikuさんが勤務していたドイツの会社は、外国人採用に慣れている会社。だから働きやすかったのですね」

・解説

ドイツも日本と同じく少子高齢化社会。2030年には人手不足が今よりも深刻する事態に…。そんな中で「ドイツ人しか雇わない!」となると、会社として経営は成り立ちません。

だから今が大チャンス。

仕事に必要な技術力と就労ビザがあれば問題なし!勤務期間が90日以下で、日本国籍のパスポートを所有しているのなら、就労ビザも取る必要がありません。詳細についてはドイツ共和国大使館までお問い合わせを。



https://japan.diplo.de/ja-ja

MEMO:ドイツ連邦共和国大使館のホームページです。(日本語版)


■ドイツの会社で働く際にドイツ語は必須?

how-to-say-dont-worry-in-japanese.jpeg

マキシ「社内の会話はドイツ語でしたか?」

Iku「社内は全部英語です!」

マキシ「ドイツの会社で働いていた当時のドイツ語のレベルは?」

Iku「会社に内定が出た時点では、A1ぐらいですかね?」

マキシ「英語はどのぐらいのレベルでしたか?」

Iku「小さいときからバイリンガル教育を受けていたので、英語は全く問題ないです」

・解説

ドイツ連邦共和国大使館によると、ドイツで90日以上働く際にはビザが必要になります。

■ドイツの会社での面接はどんな感じですか?

38626177_507.jpeg

マキシ「面接官にどんな質問をされましたか?」

Iku「面接官はドイツ人でした。ドイツ語はあまりできなかったので、意地でも英語で働きたいですとアピールしました」

ドイツの面接は、基本的に日本と同じ。ただ少しフランクな部分があるようです。

まずは服装。日本であれば、かっちりとしたスーツで面接に臨むのが一般的。しかしドイツの場合、会社によってはTシャツで面接を受けることができるようです。

ただあくまでも「会社次第」。「ドイツにはTシャツで面接が受けられる会社があるのか」と、話半分に捉えて頂ければ幸い。

面接官についても会社によりますが、会社の超偉い人(CEOクラス)と直属の上司が担当するようです。Ikuさんの場合も、面接官は直属の上司でした。

肝心の面接内容ですが、日本と比べるとフランクな感じです。「会社までどうやって来たの?」「ドイツって初めて?」など。

日本よりもガッチリしているのは、面接時間かもしれません。日本の会社の場合、面接時間はおよそ30分前後。場合によっては30分以内に終わることもあります。しかしドイツの場合は、1時間の面接。

濃密過ぎます。

■ドイツで働きたいのならドイツ語は必須!

マキシ「ドイツで働きたいと思ったら、ドイツ語を勉強した方が良いですね。」

Iku「もちろんそうですね。それは本当にそうだと思います」

どこの業種で働くとしても、同僚とのコミュニケーションは必須。メールや電話のやりとりも、避けて通れません。

日本で働く場合、日本語習得は必須。もちろんドイツも同じです。英語で融通してくれるとはいえ、ドイツ語は欠かせません。

ただし、ドイツ語が出来るとは言えドイツで働けるとは限らないのです。ドイツ語はあくまでも、必要最低限のスキル!

■ドイツの会社で働いて良かったことは?

a0001842_parts_5a6061f429abe.jpeg

マキシさん「あと何かドイツで働いてみて、すごく良かったことありますか?」

Iku「いろんな国の人と一緒に働けたことです。EU・ラテン・アジアなど、会社には世界各国からいろんな人が集まっていました。インターナショナルな環境は、自分にとって大きなプラスになりました。」

■ドイツで働きたい人へ送るメッセージ

p09lkv2v.jpeg

マキシ「もしこれからドイツで働きたいって人がいたら、最後にアドバイスください」

Ikuさん「自分を売り込む力を磨いて下さい。『できない仕事』でも『できます』という姿勢を見せるのが重要です。最初から諦めずに、立ち向かう姿勢を見せて下さい!」

※解説兼まとめ

ドイツには「Wer nicht wagt, der nicht gewinnt.」という、ことわざがあります。直訳すれば「賭けをしない者は何も手に入らない」。日本語で「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。

「できない仕事」は虎の穴。虎の穴に近づかなければ危険はありませんが、同時に虎の子を得るのはできないのです。

ドイツで働く場合も同じです。簡単ではありませんが、やろうとしないと、いつまで経ってもドイツで働けません。まずは行動あるのみ!

ドイツ情報のメルマガ