Maxie Pickert Maxie Pickert

2024キャラクター語学書&旅行会話書サマーフェア飾りつけコンクール」で最優秀賞を受賞!

2024年、「キャラクター語学書&旅行会話書サマーフェア飾りつけコンクール」にて、室蘭工業大学の生協が最優秀賞をいただきました!

このコンクールは、全国の書店がディスプレイで工夫を競い合うイベントで、語学の本や旅行に関連する小物を取り入れながら、カラフルなキャラクターそのものがお客様を迎えてくれるような雰囲気作りを目指しました。

 

語学や旅行会話に関連する書籍を、楽しく展示する努力が評価されて嬉しいです。

 

 

飾りつけが完成した後、ディスプレイを見て見守り、「可愛い!」「勉強が楽しくなる!」といった嬉しいお声をいただきました。

 

みなさん!投票して頂き、ありがとうございました!!

 

 

賞品は「特製図書カード」と「グリコお菓子詰め合わせ」を頂きました♪

お菓子詰め合わせは、なんと!!!上半身が隠れる程、大きな箱で頂きました^^

 

中には大好きなコロンをはじめ、たっっっくさんのお菓子が入っていて、美味しくみんなで頂きましたよ。

 

 

本当にありがとうございました!!

 

 

 

ディスプレイでもお勧めしている本を紹介します!

 

マウスと仲間たち 楽しくかんたん ドイツ語

ドイツで50年以上愛される国民的人気キャラクター「マウス」が語学書に登場しています。

初心者にもおすすめの一冊で、ドイツ語の基本的な表現をマウスとその仲間たちの可愛いイラストとともに、楽しく覚えられますよ。

フレーズおよび会話は、ネイティブが日常的に使うものだけを厳選されていて実用性に優れています。

著者はNHK「テレビでドイツ語」に出演していたマライ・メントラインさん。

言葉の意味だけでなく、文化的背景や最新のトレンドなどを踏まえ、ユーモアたっぷりに解説されています。

 

チャプターは6つの場面に分かれています。

第1章 あいさつ

第2章 気持ち

第3章 コミュニケーション

第4章 学校・仕事

第5章 おでかけ・休日

第6章 季節の行事

 

第3章ではドイツ語学習者にとって必須用語が網羅されていて、

第6章では、ドイツ人にとって大事な祝祭も知ることができます。

 

章の間にはコラムを掲載されていて、ドイツと日本をよく知る著者の視点から、日独の違いもわかりますよ!

 

ドイツ語→日本語の音声つきなので、ドイツ語勉強されている方やドイツ旅行の予定がある方等お勧めです。

 

この本のおすすめポイント

1. 授業内容に合ったフレーズが豊富

o 授業で扱った「お腹が空いた」や「眠い」などのフレーズが多数収録されています。

o さらに「喉が乾いた」などの関連フレーズも掲載されており、実用的です。

2. 可愛いイラストで覚えやすい

o フレーズに合わせた可愛いイラストが描かれていて、楽しく学習を続けられます。

o イラストと一緒だと記憶に残りやすく、試験対策にも効果的!

3. 文法の基礎もサポート

o 初心者がつまずきやすい動詞の変化や文法の基本を、わかりやすく解説。

o 必要なポイントがコンパクトにまとまっています。

4. お手頃な価格

o 価格は1,200円とリーズナブル。学生さんにも手が届きやすい値段です。

 

購入方法は室蘭工業大学の生協に置いてありますので、直接購入して試験勉強等に役立ててください!

 

また、下記からも購入できます。

 

是非!マウスと一緒に楽しくドイツ語を勉強してみましょう♪

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室蘭工業文化大学祭に愛犬マックスが登場

室蘭工業文化大学祭

先日、室蘭工業大学で行われた文化祭に、愛犬のマックス君(コーギー)と一緒に参加しました。

 

今年の文化祭も学生エネルギーたちが溢れて、多様な企画が並び、例年以上に盛り上がっていましたよ~!

 

私は、ドイツを知ってもらうブースを出店し、ドイツ風景の顔出しパネルのフォトスペースも併設しました。

(愛犬もいたので、他店から遠い場所に出店しています)

 

ドイツの旗や風景画を飾ったりして、他にもドイツ語体験など子供達にもドイツに興味を持ってもらえたら嬉しいな、と思いながら準備しましたが、予想以上に多くの方が立ち寄ってくれて感激しました!

特に、子どもたちが「これドイツの街並みなの?」と目を輝かせながら聞いてくれたり、学生さんが「ドイツ語って難しそうだけど面白い!」とチャレンジしてくれたりと、にぎやかで楽しい雰囲気に包まれていました。

 

そして、何よりの人気者は愛犬のマックス君!

出店場所が少し離れていたにもかかわらず、「看板犬がいるって聞いて来ました!」という声もたくさんいただきました。

マックス君は、尻尾を振りながら皆さんをお迎えしてくれて、撫でてもらったり、一緒に写真を撮ったりと大忙しでした。

皆さんから「可愛い~!」「お利口さんだね」と言われるたび、私も心の中で鼻が高くなっていました(笑)。

たくさんの人に声をかけられ、撫でられたり、一緒に写真を撮ってもらったりしました。

(ちなみにアレルギー対策として、手袋も用意しました。)

 

普段は穏やかな性格のマックス君も、この日は終始嬉しそうにしていましたよ♪

 

さらに、ブースでは、私も愛用中のマックス君Tシャツも販売しました。

手に取っていただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

当日買えなかった方や文化祭に来られなかった方の為に、こちらでも販売させて頂く事になりました。

https://jp.mercari.com/item/m51014639274

 

ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。

 

 

文化祭を通して、学生たちの創造性と熱意に溢れて多くの方々との交流を楽しむことができました。

本当に楽しかったです!

室蘭工業大学の文化祭は、毎年新しい発見があり、人、さらにはペットまでもが繋がる素晴らしいイベントですので、来年もぜひ、また愛犬と一緒に参加したいと思います。

これからも、ドイツ文化の魅力を広めていけるよう愛犬マックス君とともに頑張ります!

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ドイツ語と英語はどう似ている?その歴史と共通点

ドイツ語と英語は、ともにインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、共通の祖先を持っています。

そのため、2つの言語には類似した単語や文法構造が多く見られる一方で、歴史的背景や文化の違いから、それぞれ独自の発展を遂げてきました。

今回はドイツ語と英語の関係や、ドイツでの英語の通用度、そして両言語の歴史的なつながりについて紹介します

ドイツ語と英語の関係と歴史

ドイツ語と英語は、ともにインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、共通の祖先を持っています。

そのため、2つの言語には類似した単語や文法構造が多く見られる一方で、歴史的背景や文化の違いから、それぞれ独自の発展を遂げてきました。

今回はドイツ語と英語の関係や、ドイツでの英語の通用度、そして両言語の歴史的なつながりについて紹介します♪

 

 

ドイツ語と英語の類似

ドイツ語と英語は、単語や発音、文法において共通点があります。

まず、似ている単語をいくつか例として挙げると、以下のようなものがあります。

 

[ 同系語 ]

英語 / ドイツ語

Water / Wasser

Hand / Hand

House / Haus

Friend / Freund

Family / Familie

name / Name

drink / trinken

mother / Mutter

father / Vater

son / Sohn

new / neu

old / alt

 

[ 借用語 ]

Computer / Computer

Internet / Internet

telefon: / Telephone

radio / Radio

hotel / Hotel

restaurant / Restaurant

Universität / University

Student / Student

Professor / Professor

 

これらの単語は、発音やスペルが非常に似ており、両言語が同じルーツを持つことを示しています。

 

また、文法においても、英語とドイツ語には共通点があります。

例えば、どちらの言語も基本的なSVO(主語-動詞-目的語)の語順を持っており、過去形や現在完了形の構造にも類似点があります。

 

【例】

英語:I give you this book.

ドイツ語:Ich gebe dir dieses Buch.

 

I : Ich

give : gebe

you : dir

this : dieses

book : Buch

のように、語順も含めすべての単語がそのまま一致しています。

 

もっと複雑な文になると、単語を一対一に対応させるのは難しくなりますが、簡単な文では一対一の対応も可能ということは、英語とドイツ語がかなりよく似ているかと思います。

 

 

一方で、発音や語彙の面での違いも多く、これが2つの言語の独自性を際立たせています。例えば、英語の「th」音は、ドイツ語には存在せず、ドイツ語の強いR音は、英語には見られません。

こちらの違いは後程、紹介します。

 

 

ドイツで英語は通じる!?

結論から言うと、特に都市部や若年層ではかなり高い英語力があり、一般的なコミュニケーションには問題ありません。

大都市や観光地では、レストランやホテル、公共交通機関などで英語が広く通じます。

さらに、ドイツの教育システムでは、英語は義務教育の一環として早い段階から教えられており、若い世代ほど英語を流暢に話す傾向があります。

 

一方、地方部や年配の世代では、英語の使用が限られることがあります。

特に、ドイツの年配者の中には、英語教育を受けていない人もいるため、日常会話で英語を話すのは難しい場合があります。

しかし、ドイツ全体としては、ヨーロッパの中でも英語が比較的通じやすい国の一つとされています。

 

 

ドイツの英語力の現状

ドイツ人の英語力は、ヨーロッパの中でも非常に高い水準にあります。

英語能力指数(EF English Proficiency Index)によると、ドイツは英語力の面で「非常に高い」と評価されています。

特に、ドイツの若者は多くが流暢に英語を話し、ビジネスや学術の分野でも英語が重要な役割を果たしています。

 

また、ドイツの高等教育機関では、英語で授業を行う大学やプログラムが増加しています。

特に、国際的な学生や研究者を対象としたプログラムでは、英語が主要な言語として使用されており、ドイツ語を話せなくても留学や仕事ができる環境が整っています。

 

 

ドイツと英語の歴史

ドイツ語と英語の歴史的なつながりは、何世紀にもわたって形作られてきました。

両言語のルーツは、共通のゲルマン祖語にあります。

紀元前500年頃にさかのぼるゲルマン語派は、ヨーロッパ北部で話されていた言語群であり、そこから現代のドイツ語や英語が分かれて発展しました。

 

中世には、イギリスとドイツは文化や貿易を通じて強い関係を持っていて、特に、13世紀から15世紀にかけてのハンザ同盟は、北海とバルト海沿岸の都市間での貿易ネットワークを築き、ドイツ語が多くの貿易都市で共通語として使用されていました。

これにより、英語にも多くのドイツ語起源の単語が取り入れられました。

 

さらに、近代には、科学技術や哲学、文学の分野でドイツ語が国際的に重要な言語となり、英語話者もドイツ語を学ぶ必要がありました。

特に19世紀、ドイツの哲学者や科学者、作家たちの影響は大きく、英語圏の人々が彼らの作品を読むためにドイツ語を学ぶ機会が増えたそうです。

 

 

ドイツ語と英語の違い

似ている点が多いドイツ語と英語ですが、やはり違いもあります。

 

1.文法の違い

ドイツ語の文法は、英語よりも複雑です。

ドイツ語には名詞の性(男性、女性、中性)があり、それに応じて冠詞や形容詞の変化形が異なります。

 

英語には、名詞に「性別」はありません。

英語を話す人たちにとって、名詞に「性別」があるなんて、ちょっと想像しづらいですよね。例えば、「机」や「手紙」に男性とか女性とか、考えたこともないかもしれません。ところが、ドイツ語では、名詞の一つひとつに、まるで生きているかのように「性別」が備わっているのです。

 

ドイツ語の「名詞の性」には、

  • 男性名詞

  • 女性名詞

  • 中性名詞

の3つがあります。

 

英語と違って、フランス語やスペイン語など、ヨーロッパの多くの言語には、実はこの「名詞の性」が存在します。

 

興味深いことに、大昔、英語にもドイツ語のように3つの性があったと言われています。

英語もドイツ語も、元をたどれば「ゲルマン祖語」と呼ばれる古代の言語から生まれた兄弟のようなものなので、このゲルマン祖語には、すでに3つの性が存在していたようなのです。

つまり、ドイツ語は、ご先祖様であるゲルマン祖語の特徴を、今も大切に受け継いでいると言えるかもしれません。

 

どんな風に名詞に性別が割り当てられているのか?

残念ながら、ほとんどの場合、単語ごとに覚えるしかありません。

辞書を引けば、名詞の横に必ず男性名詞なら「der」、女性名詞なら「die」、中性名詞なら「das」といった記号が書いてありますので、それを参考にしましょう。

 

【例】

  • Himmel (天) は 男性名詞

  • Erde (地) は 女性名詞

  • Mond (月) は 男性名詞

  • Sonne (太陽) は 女性名詞

家族に関する単語では、

  • Vater (父) は 男性名詞

  • Mutter (母) は 女性名詞

  • Kind (子供) は 中性名詞

 

中には、ちょっと意外なものもあります。

例えば、「女の子」を意味する Mädchen という単語。女の子なので、てっきり女性名詞だと思いますが、Mädchen は 中性名詞 になります。

そして、この名詞の性が、ドイツ語を学ぶ上でなかなか厄介者です。

なぜなら、名詞の性別によって、その名詞にかかる冠詞や形容詞の形が変わってしまうからです。

 

英語では、

  • the father

  • the mother

  • the child

のように、どんな名詞にも「the」をそのまま使えますが、ドイツ語では、

  • der Vater

  • die Mutter

  • das Kind

のように、「the」に当たる定冠詞が、名詞の性によって「der」「die」「das」と変化してしまうのです。

 

名詞の性によって、他にも形容詞の形が変わったりと、なかなか複雑なルールがあるのですが、まずは「ドイツ語の名詞には性別があるんだ!」ということを覚えておきましょう。

 

また、格(主格、対格、与格、属格)によっても文中の名詞や代名詞が変化します。

一方、英語はこのような複雑な変化をほとんど持っておらず、比較的簡潔な文法構造となっています。

 

例えば英語でも、主語に合わせて以下のように人称変化します。

I play basketball.
He plays basketball.

こんな形で、主語に合わせて動詞が変化しますよね。

このように英語で起こる人称変化といえば、「3人称単数(sheやheなど)」の時、動詞の末尾に「(e)s」がつく、程度の変化ですが、ドイツ語では、私、君、彼、私達、あなたたち、という主語によって異なる人称変化をします!

 

 ドイツ語の変化

 英語の人称変化

 私(ich)

語幹 + e

spiele

語幹

play

 君(du)

語幹 + st

spielst

語幹

play

 彼(er)

語幹 + t

spielt

語幹 + s

plays

 彼女(sie)

語幹 + t

spielt

語幹 + s

plays

 それ(es)

語幹 + t

spielt

語幹 + s

plays

 私達(wir)

語幹 + en

spielen

語幹

play

 君達(ihr)

語幹 + t

spielt

語幹

play

 彼ら(sie)

語幹 + en

spielen

語幹

play

 

英語は彼、彼女、それの時にsがつくのみの変化ですが、ドイツ語ではより多様な変化が起きていることがわかりますね。

このように、英語と比べると主語に合わせた動詞の変化(人称変化)が多いこともドイツ語が難しい理由の1つです!

 

 

2.不規則変化動詞が多い

ドイツ語は英語よりも人称変化のパターンが多いことをご紹介しましたが、

なんと上の表の通りに変化しない動詞(不規則変化動詞)も多数あるのです…。

 

 与える

 (乗り物で)行く

 食べる

 助ける

 私(ich)

gebe

fahren

essen

helfe

 君(du)

gibst

fährst

isst

hilfst

 彼(er)

gibt

fährt

isst

hilft

 彼女(sie)

gibt

fährt

isst

hilft

 それ(es)

gibt

fährt

isst

hilft

 私達(wir)

geben

fahren

essen

helfen

 君達(ihr)

gebt

fahrt

esst

helft

 彼ら(sie)

geben

fahren

essen

helfen

 

「君、彼、彼女、それ」のところが、通常の人称変化と異なる変化をしているのです!!

こういった不規則変化動詞も多いため、難しいと感じる方も多いかと思います…。

 

 

3.語順の違い

英語は基本的にSVO(主語-動詞-目的語)の語順ですが、ドイツ語は語順がより柔軟で、文の構造や目的に応じて動詞が文末に来ることがよくあります。

例えば、従属節では動詞が最後に置かれるため、英語話者にとっては理解しづらい場合があります。

 

英語の主要文では、動詞は常に主語の後に置かれ、その位置が変わることはありません。

  • I eat an apple every day. (私は毎日りんごを食べます。)

しかし、ドイツ語では、動詞の位置が大きく変わる場合があります。

  • Ich esse jeden Tag einen Apfel. (私は毎日りんごを食べます。)

この例文では、英語とドイツ語の語順は同じです。しかし、接続詞や副詞句などが文頭に来ると、ドイツ語では動詞の位置が変化します。

  • Jeden Tag esse ich einen Apfel. (毎日、私はりんごを食べます。)

このように、ドイツ語では副詞句 "Jeden Tag" が文頭に来たため、動詞 "esse" が主語 "ich" の前に移動しています。これは、倒置と呼ばれる現象です。

 

 

4.従属文における動詞

ドイツ語の従属文は、英語と大きく異なる点の一つです。英語では、従属節内でも主語の後に動詞が来ますが、ドイツ語では動詞が文末に移動します。

  • I think (that) you are right. (私はあなたが正しいと思います。)

  • Ich denke, dass du recht hast. (私は、あなたが正しいと思います。)

英語では "you are right" と従属節内でも語順は変わりませんが、ドイツ語では "du recht hast" と、動詞 "hast" が文末に移動しています。

 

 

5.分離動詞

ドイツ語には、分離動詞と呼ばれる、基本動詞に前綴りがついた動詞が存在します。分離動詞は、主要文では前綴りが動詞から分離して文末に移動するという、なんともトリッキーな動きをします。

  • He gets up early every morning. (彼は毎朝早く起きます。)

  • Er steht jeden Morgen früh auf. (彼は毎朝早く起きます。)

英語では "gets up" と動詞は一緒ですが、ドイツ語では "aufstehen" という分離動詞が使われており、"steht ... auf" と前綴り"auf" が文末に移動しています。

 

 

このように、ドイツ語の語順は英語よりも複雑に見えますが、これは決してランダムなものではありません。

ドイツ語の語順は、文のリズムや情報構造、強調したい語句などによって変化し、これらの要素が組み合わさることで、独特のリズムと表現の幅広さが生まれます。

例えば、文頭に置かれた語句は、強調されたり、新しい情報として提示されたりする傾向があります。また、動詞を文末に置くことで、文全体に緊張感を持たせ、最後に重要な情報を伝える効果もあります。

語順の自由度が高いからこそ、ドイツ語は論理的で、かつ感情豊かな表現も可能な、奥深い言語です。

 

 

6.発音の違い

ドイツ語と英語の発音も大きく異なります。

英語に特有の「th」音や、柔らかいR音に対し、ドイツ語では強いR音やシャープな発音が特徴です。

また、ドイツ語には二重母音が多く、これも英語とは異なる発音の要素です。

 

 

 

 

 

 母音の発音

母音

ドイツ語

英語

例(ドイツ語 - 英語 - 日本語)

a

[aː] (アー)

[æ] (ア)、[ɑː] (アー)

Tag - tag - 日

e

[eː] (エー)

[e] (エ)、[iː] (イー)

seen - sean - 見られる

i

[iː] (イー)

[ɪ] (イ)、[aɪ] (アイ)

wie - like - ~のように

o

[oː] (オー)

[ɒ] (オ)、[oʊ] (オウ)

so - so - だから

u

[uː] (ウー)

[ʌ] (ア)、[uː] (ウー)

Hut - hoot - 帽子

 

【例】

  • ドイツ語の "Tag" は「ターク」のように発音しますが、英語の "tag" は「タグ」に近いです。

  • ドイツ語の "sehen" は「ゼーエン」のように発音しますが、英語の "sean" は「シーン」に近いです。

 

子音の発音

子音

ドイツ語

英語

例(ドイツ語 - 英語 - 日本語)

r

[ʀ] (舌奥を震わせる音)

[ɹ] (舌先を巻く音)

Rock - rock - 岩

ch

[ç] (舌先を口蓋に近づけて出す音)

通常は発音しない

ich - I - 私

v

[f] (フ)

[v] (ヴ)

Wasser - water - 水

w

[v] (ヴ)

[w] (ゥ)

Wie - why - なぜ

th

[t] (ト)

[θ] (thの発音), [ð] (thの発音)

Theater - theater - 劇場

【例】

  • ドイツ語の "Rock" は、英語の "rock" よりも喉の奥で発音するようなイメージです。

  • ドイツ語の "ich" の "ch" は、英語にはない音で、「ヒ」と「ハ」の中間のような音です。

  • ドイツ語の "Wasser" は「ヴァッサー」、"wie" は「ヴィー」のように発音します。

  • ドイツ語の "Theater" は「テアター」のように発音し、「th」は「θ」や「ð」の音では発音しません。

 

以上のようにドイツ語は、英語よりも母音をはっきり発音する傾向があり、子音も強く発音する傾向があります。

また、ドイツ語には、英語にはないウムラウト (ä, ö, ü) の発音があります。

 

 

ドイツ語と英語は、似ている部分もあれば、大きく異なる部分もある言語です。共通の祖語を持ちながらも、それぞれの歴史や文化を反映して独自の進化を遂げたドイツ語と英語。その違いを比較することで、言葉の多様性と、その背後にある人間の思考や文化の豊かさを改めて実感することができます。

 

ドイツ語と英語の比較を通して、言葉の面白さや奥深さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。

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北海道に「ドイツワイン」のイベントが開催されました。

先日、室蘭工業大学にてドイツワインのセミナーイベントが開催されました。

とても楽しい時間を過ごしましたので、ここで紹介させていただきます♪

 

講師:山野 高弘さん

ドイツワイン王子 ドイツワインの伝道師等と呼ばれている、ワインインポーター ヘレンベルガー・ホーフ株式会社 代表取締役社長 の山野 高弘さんが講師として来て下さいました。

 

山野さんは若い頃、ドイツのワイナリーで3年間の研修を経験しました。

2001年から2年間、バーデン地方のベルンハルト・フーバー醸造所で主に畑作業に従事し、2003年には1年間、ラインガウ地域のゲオルグ・ブロイヤー醸造所で研修を受けられたそうです。

 

研修中は朝7時から夕方5時まで、ブドウ畑の不要な枝を取り除いたり、新芽を摘むなど、非常に地味で体力的に厳しい作業を毎日続けられました。

研修の合間には、フライブルク大学に通いながら、労働ビザやドイツ語能力証明の試験で語学学校に通われていました。

当初は日本人向けの語学学校に通られていましたが、日本語ばかり話してしまう環境が成長の妨げになると感じ、すぐに辞め、現地の語学学校に通うことにし、そこで多くの国から来た留学生たちと交流し、語学力を向上させたそうです。

 

現在、ドイツワインの伝道師として、幸せな情報を発信し、ドイツワインの再興に向けて着実に歩みを進めていらっしゃいます。

 

そんな山野さんからブドウ畑の作業やドイツの生活、マイスターから学んだ事等の講義をして頂きました。

 

 

ドイツブドウ畑の作業

1~2月は、ぶどうの樹の剪定が行われ、樹の約8割が切り落とされます。

これにより、ぶどうと緑のバランスが取れ、理想的な収穫量が得られます。

 

3~5月は発芽期で、必要な肥料を与え、土壌を耕します。

 

7~8月には枝や葉を管理し、病害虫対策を行い、9月には収穫が始まります。

収穫のタイミングは品種ごとに異なり、手摘みや機械収穫で行われます。

アイスワインの収穫は、氷点下7度以下の日に、ぶどうが凍結した状態で行われます。

このように、ドイツのぶどうの収穫期は12月末まで続きます。

 

 

ドイツワイン


ワイン産地としてのドイツは、ワインベルトと呼ばれる北緯30~50°、南緯20~40°に位置する地域に属し、冷涼な気候が特徴です。このため、ブドウを完熟させるのが難しく、ドイツでは糖度の高いブドウが重宝され、甘口ワインが多く作られてきました。ドイツワインの歴史は古代ローマ時代に遡り、特にモーゼル川流域では1~2世紀にローマ人がブドウを植樹し、本格的なワインづくりが始まりました。しかし、歴史を通じて多くの困難がありました。ゲルマン民族の移動や30年戦争、フィロキセラ禍などでワイン産業は打撃を受けましたが、カール大帝の時代に再び活気を取り戻し、現在ではドイツは高品質な辛口ワインの生産国として知られています。

ドイツは白ワインの生産国としても有名で、リースリングというブドウ品種が主流です。この品種は辛口から甘口まで幅広く対応し、非常に高級なワインを生み出します。ドイツワインは繊細な味わいとピュアなアロマが特徴で、特にオーガニック系のワインが多く、軽快な印象を与えます。赤ワインも生産されていますが、ピノ・ノワール(シュペート・ブルグンダー)を使ったミディアムからライトボディのすっきりとした味わいが主流です。また、ドイツは甘口ワインでも有名で、特にトロッケンベーレンアウスレーゼは世界三大貴腐ワインの一つとして高い評価を受けています。

ドイツワインの品質分類は独特で、「地理的表示なし」と「地理的表示あり」に分けられます。地理的表示ありのワインはさらに「ラントヴァイン」「Q.b.A(クーベーアー)」「プレディカーツヴァイン」に分類されます。特にプレディカーツヴァインは、収穫時のブドウの糖度によって等級が決まります。最も基本的な「カビネット」から始まり、完熟ブドウを使用した「シュペートレーゼ」、さらに厳選されたブドウで作られる「アウスレーゼ」、そして貴腐ブドウを使用した「ベーレンアウスレーゼ」と続きます。最も高級なランクは「トロッケンベーレンアウスレーゼ」で、貴腐ブドウのみを使い、非常に高価で希少なワインとして知られています。

このように、ドイツワインは辛口から甘口まで、また価格帯もカジュアルなものから高級品まで幅広く揃っており、その品質とコストパフォーマンスの高さが魅力です。

 

 

酒本商店

そんなドイツワインは北海道室蘭市の酒本商店さんに取り扱いがあります!

今回のセミナーにもご参加頂きました。

 

酒本商店さんの創業は明治43年で北海道でも有数の地酒とワインの専門店です。

全国の銘酒100種、ソムリエが厳選した世界のワイン500種という品揃えとなっておりますので、是非ドイツワインを飲んでみてください!

 

酒本商店

〒051-0036 北海道室蘭市祝津町2丁目13-7

TEL 0143-27-1111

https://sakemoto.org/

 

 

また、北海道のワインとしてドイツで生まれたブドウ品種、ケルナーが人気です。

 

ケルナーはマイナス10度の寒さも耐えられる耐寒性があること、ドイツワインの主要品種であるリースリングより早く成熟して収穫量が確保できることから、1990年頃はドイツで広く栽培されていました。

耐寒性があって早熟、収穫量も多いと三拍子揃った優等生ブドウで、ドイツにおいては交配品種の最高傑作と言われてきました。

 

日本でも1970年代にドイツと気候が似ている北海道に導入され、現在もケルナーから多様なスタイルのワインが造られています。

ケルナーからは甘口から辛口、さらにスパークリングワインと多様なスタイルのワインが造られています。

総じて、アロマティックでマスカットのような甘い香りやミントのような清涼感のある香りがし、みずみすじい酸味を持つフレッシュでフルーティーな味わいのワインとなります。

 

現在、白ワイン用ブドウ品種としては北海道最大の栽培面積となっており、日本のケルナーの全醸造量の大半を北海道が占めています。

道内では後志地方の余市町を中心に栽培が盛んで、多くのブドウ農家がケルナーを栽培しています。小樽市にある北海道ワイン株式会社は道内産のブドウのみでワインを造る老舗で、優良ブドウ生産者と契約を結び、高品質なケルナーのワインを生産しています。

北海道産ケルナーから造られるワインは甘口から辛口、スパークリングワインと多様であること、比較的リーズナブルなものが多いことから、デイリーに楽しむワインとして北海道を中心に根強い人気があります。

 

 

カフェ【TENTO】さんにて親睦会





セミナーの後は、室蘭工業大学の大学会館にあるカフェ【TENTO】さんにてドイツワインとお料理を楽しみました♪

 

TENTOさんがご用意して頂いたメニューは驚くほど豊富で、どれもとても美味しかったです。

 

・パテドカンパーニュ (マイルドな口当たりと深い味わいが絶妙!)

・鴨スモークのサラダ添え (スモークの香りと新鮮なサラダのハーモニーが素晴らしい!)

・ラタトゥイユ (野菜の旨みがしっかりと感じる美味しさ!)

・チーズ盛り合わせ (様々な風味と食感を楽しめる一皿!)

・キッシュ (サクサクの生地と濃厚な具材が絶妙なバランス!)

・ポタージュ (濃厚でクリーミーな味わい!)

・生ハム (繊細な味わいと口の中でとろける食感!)

・オリーブ (香り高く、ワインとの相性抜群!)

・デザート (上品な味わい!)

などなど、たくさんご用意頂きました!

 

どの料理も絶品で、ドイツワインとの相性が抜群でした。

ワインがどんどん進んでしまうほどの美味しさです!

 

ドイツは食肉加工品の文化が発達しており、ハムやチーズなどの品質の高さは世界的に有名です。 今回のメニューでもその素晴らしいさを堪能できました。

 

学生だけでなく一般の方もご利用いただけるカフェ【TENTO】さん。

今回のイベントの為に特別にご用意頂きましたが、他にもたくさんの美味しい料理がありますので、ぜひ皆さんも食べにいらして下さい♪

 

定期的に様々なイベントも開催されていますよ!

 

ちなみに今回ワインがあるので、学生は不参加でしたが、ドイツだと16歳~飲酒OKですので、早くからお酒を飲んでみたい!という方はドイツに行ってみても良いかもしれませんね♪

 

室工大カフェ TENTO

北海道室蘭市水元町37-8 室蘭工業大学 大学会館

https://npotentoten.wixsite.com/tentotenwebsite/about-1

 

営業時間

[月~金]11:00~16:30

[第2第4土]11:00~15:00

 

 

最後に

語学勉強に励んでいる方は、今回山野さんがお話して頂いた下記を意識して勉強してみて下さい!

 

【語学勉強で重要なこと】

1.     言葉に浸る - 目標言語の環境に身を置き、五感で言語を感じましょう!

2.     読む・聞く・話すをバランスよく - 総合的なスキルアップが上達の鍵です!

3.     目的を持つ - 明確な目標が、モチベーションを高めます!

 

【語学勉強のコツ】

1.     目標は低く - 小さな成功を積み重ねることで、大きな進歩につながります!

2.     失敗こそ成長への最短距離 - 間違いを恐れず、それを学びの機会として相談しましょう!

 

ワイン作りと同様、語学習得も情熱と忍耐が必要です!

上記ポイントを意識して、語学の旅を豊かにものにしましょう!

 

山野さんの経験が示すように、語学習得の段階は挑戦の連続です。

しかし、その先には新しい世界との出会いが待っていますよ。

ドイツワインを楽しむように、語学学習も一歩一歩、味わいながら進んでいきましょう。

Prost!(乾杯)

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魚の名前をドイツ語で覚えていきましょう!

 

Aal ウナギ

Barsch スズキ

Brasse 鯛

Forelle マス

Hecht パイク(ヨーロッパに住む淡水魚)

Karausche フナ

Karpfen 鯉

Schleie テンチ(コイ科の魚)

Zander ザンダー(大型淡水魚)

Bonito カツオ

Lachs さけ

Makrele サバ

Scholle カレイ

Einsiedlerkrebs やどかり

Sardine イワシ

Hummer ロブスター

Flußkrebs ザリガニ

Regenbogenforelle ニジマス

Garnelen エビ

Shrimps(複数) エビ

Dorsch タラ

Krabbe/Krebs カニ

Oktopus タコ

Forelle マス

Tintenfisch イカ

Knurrhahn ほうぼう

Mondfisch マンボウ

Hering にしん

Schwertfisch メカジキ

Hai サメ

Rochen エイ

Hammerhai シュモクザメ

Lachskavier いくら

魚の名前をドイツ語で覚えていきましょう!

 

Aal ウナギ

Barsch スズキ

Brasse 鯛

Forelle マス

Hecht パイク(ヨーロッパに住む淡水魚)

Karausche フナ

Karpfen 鯉

Schleie テンチ(コイ科の魚)

Zander ザンダー(大型淡水魚)

Bonito カツオ

Lachs さけ

Makrele サバ

Scholle カレイ

Einsiedlerkrebs やどかり

Sardine イワシ

Hummer ロブスター

Flußkrebs ザリガニ

Regenbogenforelle ニジマス

Garnelen エビ

Shrimps(複数) エビ

Dorsch タラ

Krabbe/Krebs カニ

Oktopus タコ

Forelle マス

Tintenfisch イカ

Knurrhahn ほうぼう

Mondfisch マンボウ

Hering にしん

Schwertfisch メカジキ

Hai サメ

Rochen エイ

Hammerhai シュモクザメ

Lachskavier いくら

Seeaal アナゴ

Dorschrogen たらこ

Feuerfisch ミノカサゴ

Heringsrogen かずのこ

 

 

ドイツは、北海や地中海、バルト海など、各地から魚が集まる欧州の中心地です。

日本ではなかなか食べられないような魚との出会いもあると思います!

手に入る素材で、ドイツのレシピにチャレンジしたりして、魚料理のバリエーションを広げてみて下さい。

 

【ドイツのポピュラーな海鮮と調理法】




▼サーモンLachs

ドイツの食卓で非常に人気のある魚の一つで、市場はもちろん、この頃はスーパーマーケットでも手に入る食材です。

調理法は、スモークサーモンやグリルサーモン、焼きサーモンなどさまざまな料理があります。

また、サーモンとローズマリー1本を生ハムで巻いてフライパンで焼いたり等おしゃれな料理もお勧めです。

特にクリームソースとパスタを組み合わせた"ラクスペンネ"は、一般的な料理の一つです。

 

 

▼ニジマス Regenbogenforelle

赤紫色の模様があり、身はサーモンピンク。骨は軟らかいですが、小骨が多いのが特徴です。

バターやオリーブオイルとの相性が良いので、焼く、ムニエル、グリル、薫製にしていただくことが多いかと思います。

また、ドイツのマスにはトラウト(Lachsforelle、Meerforelle、Seeforelle)もおり、生息地によって名前が異なりますが、調理方法はニジマスと同じです。

ドイツの湖にすむマスの類にはマレナ(Maräne)という魚がいますが、南ドイツでは同じ魚を「Felchen」または「Renke」と呼びます。

 

 

▼スズキ(シーバス)Seebarsch

良質なたんぱく質として人気な魚です。

手軽な調理方法は、アルミホイルを用意し、シーバスに生クリームを掛けて、半輪切りにしたタマネギと一緒に包んでオーブンへ入れて焼くだけです。

簡単なので、是非お試し下さい。

 

 

▼スズキZander

エルベ川やヴェーザー川など北ドイツの川や湖に住んでいる淡水魚です。

皮を取らずに、オリーブオイルにみじん切りのニンニクを一緒に焼くとカリカリでおいしいですよ。

 

 

▼ヨーロッパ・マダイMeerbrasse / Dorade Rose

ヨーロッパ・マダイ赤みがあるタイで、日本のマダイに似ています。

マダイと同じ調理方法で和風に煮付けても、焦がさないようにオーブンで焼いてもOKです。

魚を取り扱っているレストランでは、多くの場合、メニューにフランス語「Dorade」と表示されていることが多いです。

 

 

▼ヨーロッパ・タイGoldbrasse / Dorade Royal

ヨーロッパ・タイ日本のヘダイに似ているタイもいます。

地中海で獲れ、銀色のうろこに覆われています。

ドイツでは塩を振り一匹丸ごとオーブンで焼くのが一般的です。

生クリームと白ワインを少し掛けて、フェンネルと一緒にオーブンで焼いてもまろやかな味になりお勧めです。

フィレはフライパンで焼くか、お吸い物などにしてもいいですね。

 

 

▼メカジキ Schwertfisch

大きなくちばしを持つメカジキは、魚の切り身のジューシーさを維持するためにホイルに包んで、新鮮なハーブとレモンを掛けてオーブンで焼くとおいしいですよ。

 

 

▼オオカミウオオオカミウオ Bering-Seewolf

少し繊維質ですが、バターとの相性がよく、ソテーにするだけでおいしい白身魚です。

柑橘系(オレンジ、レモン)とも合うので、ソースなどに取り入れてもとても美味しいです。

 

▼タイセイヨウサバMakrele

タイセイヨウサバ季節に応じて脂肪含有量が変化するサバは、バターとニンニクで焼くのもお勧めです。

意外にもバター+味噌、または味噌+生クリームも合います。

ドイツでは特に、薫製のサバが人気で、ジャガイモとバターで炒めて、生クリームベースのソースを掛けて食べます。

 

 

▼カレイScholle

日本ではない小さな赤みを帯びたドットが特徴的なカレイは、繊細な味と低脂肪な身が魅力的です。

5月になると北海で獲れ、若いカレイは5月に食べる「Mai scholl e」として人気があります。

日本料理と同じ方法で料理することができ、ハンブルク郊外の漁村の名前からとった「Finkenwerder」がハンブルクの有名料理になっています。

ムニエルにしたカレイにベーコンやエビ、玉ねぎがたっぷり乗っていますよ。

 

 

▼イシビラメイシビラメ Steinbutt

厚みがある身にうまみが凝縮しているイシビラメは、フライパンに入りきらないくらい大きいものもあります。

柔らかく、崩れやすい身を傷付けないように注意して下さい。フライにしてもとっても美味しいですよ。

 

 

▼シタビラメ Seezunge

きれいな楕円形になっているシタビラメは、高価な食用魚の一つです。

シンプルにバターで焼くのがお勧めです。

ホワイトアスパラガスに掛けるオランデーズソースとの相性も良いですよ。

ヒラメでもいくつか種類があり「Heilbutt」(オヒョウ)は北方海洋産の大ヒラメで、蒸し煮やグリルに向いています。

 

 

▼ニシンHering

ニシンは、スモークやマリネ、また切り身をバターで炒めて食べることもあります。

寄生虫病になる恐れがあるので、生で食べるときは一度冷凍したものを使った方が安全です。

脂肪が比較的多く含まれていて悪臭が発生しやすいので、すぐに調理するか、マリネなど保存性の高い状態にして下さい。

マッチェス(Matj es)と呼ばれる若いニシンは、塩水に漬けて発酵させたもので6月からが旬です。

タマネギとパンがドイツ流ですが、しょうゆで刺身風もお勧めです。

 

 

▼イワシSardine

ドイツでも割と安く手に入り、中性脂肪を下げるDHAを含む優れものです。

そのまま揚げてフライにすると、おつまみとして最高ですよ。

缶入りのイワシは骨も柔らかいので、小麦粉をはたいてフライパンで焼き、ネギをたっぷり掛けて丼ぶりにしてもいいですね。

臭みが気になるときはしょうゆとバルサミコ酢を混ぜて焼くとおいしいです。

 

 

▼タイセイヨウダラ Kabeljau

大西洋や北海では「Kabeljau」、バルト海では「Dorsch」と呼ばれています。

タラの肝臓のオイル漬け(Dorschleber)は缶詰で売られているので、是非食べて見て下さい。

 

 

▼メルルーサ Seehecht

タラ科ではないがタラ目の仲間で、フライパンでこんがり焼くのがベストです。トマトソースとも合い、トマトスープの具として入れてもいいですよ。

 

 

▼スケトウダラ Alaska-Seelachs

ドイツで最も売れている魚です。

名前に「Lachs(サーモン)」の単語があるので誤解を招きやすいですが、タラ科になります。

しっかりとした身はまろやかな味で、蒸し焼きにしても美味しいです。

子どもも大好きな棒状のフライ「Fischstäbchen」に使われていることも多いです。

 

 

▼コダラ Schellfisch

淡泊な味を生かしてフライや、グラタンにしてもおいしいですよ。

薫製になったコダラは欧州で人気です。

ジャガイモとの相性が良く、マッシュポテトやフライパンで焼いたものを付け合わせにしてみて下さい。

 

 

▼ウナギ Aal

ハンブルクの名物料理ウナギのスープのアールズッペ(Aalsuppe)があります。

コクのある味で、ウナギはぶつ切りにして骨を抜いてあり、長時間煮てあるため軟らかくてとろけますよ。

アンズやリンゴなどの乾燥果実と共に煮込んであり、臭みはありません。

 

他にも、ライ麦粉をまぶしてバターで焼くのもお勧めです。

 

 

▼コイ Karpfen

コイの旬は秋から冬で、基本的にはオーブンで1匹丸ごと焼いて、4~5人で食べます。

大きいものは40~50cm、5kgもあり、フライにして、サラダに乗せて頂くこともあります。

少し臭みがありますが、香味料やハーブを使って食べてみて下さい。

伝統料理のカルプフェンブラオ(Karpfen blau)は、新鮮なコイをワイン、エシャロット、グローブ、ローリエ等の香辛料と一緒に煮ます。

特にクリスマスや大みそかに食卓を彩る料理です。

 

 

▼タイセイヨウアカウオ Rotbarsch

メバルの仲間で、ドイツでは基本的にフィレのソテーに、クリームソースやレモンソースを掛けて食べる人気の魚です。

冷凍でもおいしいですよ。

しょうゆ、酒、みりん、砂糖で煮付けや蒸し焼き、フライにしてもいいですね。

付け合わせは、サツマイモやニンジンなどの根菜、ホウレンソウも合います。

 

 

▼ニシアンコウSeeteufel

主に北東大西洋と地中海で獲れます。新鮮なアンコウは、身がふっくらしていて、皮に艶があり、身の締まった白身は、バターで炒めたジャガイモやフェンネルと合います。

もちろん鍋や、唐揚げにしても美味しいですよ。

 

 

▼キュウリウオ Sting

ドイツ北部で2月~4月が旬で、新鮮なものはキュウリの匂いがするので、「キュウリ魚」と呼ばれる春の魚です。

ライ麦粉をはたいた魚をバターとベーコンと一緒に焼きます。

シシャモに似ています。

 

▼バサ Pangasius

バサは主にベトナム、タイ、カンボジアに生息している魚で、ドイツでは冷凍売り場でよく見かけます。

衣を付けて焼き、クリームソースを掛けて食べられることが多いです。

 

 

▼ホタテガイ Jakobsmuschel

しょうゆを垂らし、グリルで焼くのが美味しいですよね。

 

 

▼ムール貝 Miesmuschel

ムール貝は調理する直前まで、生きたものでなければならないので要注意です。

鮮度の落ちた貝は、加熱しても開きません。

呼吸をするために殻を少し開いているものもありますが、殻を叩くときゅっと殻を閉め始るのが生きている証拠です。

調理方法はワイン蒸しが一般的ですが、良い出汁が出るのでおみそ汁の具にもいいですよ。

 

 

▼アサリ Venusmuschel

ドイツではスパゲッティと合わせてヴォンゴレにすることが多いです。

クラムチャウダー風にミルクベースのスープ、トマトベースのスープ、おみそ汁、酒蒸しはもちろん、バターとしょうゆで炒めてもいいですよ。

 

 

▼カキ Auster

欧州各地の海岸で収穫されます。

ドイツではレモン汁を掛けて生で食べることが多いので、鮮度は重要なポイントです。

殻がしっかり閉じていて、海の匂いがする新鮮なカキを選びましょう。

旬は9月から2月までの「R」が付く月です!

カキだけではなく、ほとんどの貝にこの旬の季節が当てはまります。

 

 

▼マテガイマテガイ Meerscheide

「Schwertmuschel」「Navajas」とも言います。

20cmまで成長することがあり、細長い殻を持っています。

わずかに甘味があり、非常に繊細な味の貝です。

耐熱皿にオリーブオイルを振りかけてグリルで焼くのが美味しいです。

 

 

▼手長エビ Kaisergranat

高級食材です。

頭を付けたままで半分に切り、フライパンでオリーブオイルとガーリックで焼くとおしゃれですよ。

そのまま素揚げにしてもおいしいです。

エビは種類がたくさんあり、ドイツで見かける「Hummer」はロブスター、「Garnele」はクルマエビになります。

 

 

▼小エビ Krabben

北ドイツへ行ったら是非食べて欲しいのがクラッベンと呼ばれる小エビです。

クラッベ(Krabbe)とはカニのことですが、北ドイツで獲れる小エビのことをクラッベンと言います。

塩ゆでしただけのものを付け合わせと食べるのが一般的ですが、ぜいたくに魚のフライに掛けるソースに使ったり、スクランブルエッグに入れたりもします。

クラッベンのクリームスープも絶品で、北ドイツ料理のお薦めナンバーワンです。

 

 

▼ザリガニ Flusskrebsfleisch

食用ザリガニで、むき身で売っています。

しっかりした味があるので、そのままサラダにして食べてもいいですよ。

生クリームとの相性もよく、パスタのソースに使うこともあります。

 

 

▼小イカ Kleine Calamari / Tintenfisch

小イカは丸ごとオリーブオイルとニンニクで炒めると前菜にぴったりです。

小麦粉をはたいて焼くとカリカリ感を楽しめます。

もちろん煮付けにしても美味しいです。

リング状に切って衣を付け、揚げるイカリングも人気ですよ。

 

 

▼小タコ Pulpo / Oktopus / Krake

小タコはオリーブオイルで炒めて、お好みでパプリカ粉を振るのが一般的です。

加熱時間によって変わるタコの食感を楽しんで下さい。

じっくり煮込んで柔らかくしても、まだ違った食感を味わえます。

 

 

▼海藻ゼータン Seetang

海藻(Alge)の中でも、ノリやワカメは日本語がそのまま使われていることが多いです。

海藻サラダとして出されることが多いのがゼータンになります。

ごま油と酢、レモン汁などを掛けて前菜として食べて見て下さい。

 

 

▼昆布 Kelp

新鮮な昆布を注文できる魚屋もありますが、多くは乾燥昆布です。

ほどよい塩味と魚介類はよく合います。

 

 

▼サムファイア Meerfenchel

魚料理と一緒食べたいサムファイアになります。

パキパキする歯ごたえは病みつきになりますよ。

ゆでたり煮込んだりして、付け合わせにお試し下さい。

さっと油で揚げて天ぷらにしてもおいしいです。

 

 

▼オオバアオサ Meersalat

穏やかな甘い味を持っているアオサは、ホタテガイ等、貝類と合わせると海のレタスとして、さわやかで力強い味わいを楽しめます。

 

 

是非ドイツの魚でドイツ料理を作ってみて下さい!









































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