ドイツ語で曜日 月曜日~日曜日まで
今回は曜日を学んで行きましょう!
ドイツ語で曜日は Wochentag と言い、「ヴォッヘンターク」と発音します。男性名詞になります。
そして、英語で月曜日が Monday であるのと同様、全ての曜日は名詞で表されます。
曜日を覚えると、一週間の予定などについて会話できるようになりますので、是非覚えましょう!
まず、はじめにドイツ語では、曜日は全て男性名詞であるということを覚えておきましょう。
曜日ごとに性別を覚えなくていいですよ。
ドイツ語で曜日
それでは、早速、曜日の紹介をしていきます♪
月曜日 Montag
火曜日 Dienstag
水曜日 Mittwoch
木曜日 Donnerstag
金曜日 Freitag
土曜日 Samstag
日曜日 Sonntag
tag は「日(day)」のことで、水曜日だけ特殊なスペルになっています。
土曜日は一部地域で Sonnabend が使われていますよ。
ドイツ語で曜日のフレーズ
次は、曜日のフレーズを紹介します。是非覚えて下さい!
Am Montag habe ich Sushi gegessen. (月曜日はお寿司を食べました。)
Am Dienstag habe ich Udon gegessen.(火曜日はうどんを食べました。)
Am Mittwoch habe ich Yakiniku gegessen.(水曜日は焼き肉を食べました。)
Am Donnerstag habe ich Curryreis gegessen.(木曜日はカレーライスを食べました。)
Am Freitag habe ich Yakitori gegessen.(金曜日は焼き鳥を食べました。)
Am Samstag habe ich Eis gegessen.(土曜日はアイスクリームを食べました。)
Am Sonntag habe ich Onigiri gegessen.(日曜日はおにぎりを食べました。)
皆さんは1週間なにを食べましたか?
是非このフレーズを使って見て下さいね♪
他にもこんなフレーズがあります。
Welchen Tag haben wir heute?(今日は何曜日ですか?)
Heute ist Freitag.(今日は金曜日です。)
Das Museum öffnet an jedem 2. Sonntag im Monat, der Eintritt ist frei.
(この博物館は毎月第1日曜日に開館していて、入場は無料です。)
Das Konzert findet am Montag statt.(コンサートは月曜日に開催されます。)
Diese Woche regnet es ständig.(今週はずっと雨が降っています。)
Nächste Woche mache ich eine Prüfung in Mathematik.(来週に数学の試験があります。)
Heute ist Dienstag, der elfte Mai.(今日は5月11日の火曜日です。)
Auf Wiedersehen bis übernächste Woche.(また再来週に。)
Er nimmt seinen Freund zu der Party am Samstag Abend mit.
(彼は土曜日の夜に友人をパーティーに連れて行きます。)
Am zweiten Sonntag im Mai ist Muttertag.(5月の第2日曜日は母の日です。)
【単語】
der Muttertag:母の日
Freitags sind die Geschäfte von 9 Uhr bis 20 Uhr öffnen.
(そのお店は土曜日は午前9時から午後8時まで営業しています。)
Die Trauung wird am Samstag, den 7. August stattfinden.
(結婚式は8月7日の土曜日に行われます。)
Am Sonntag bin ich erst nach Mitternacht ins Bett gegangen.
(日曜日は真夜中を過ぎるまで寝ませんでした。→ 真夜中を過ぎてからやっと寝た)
【単語】
erst:時や程度などを表す語句とともに、ある地点にやっと到達したことを強調して「ほんの」「今ようやく」「やっと」
die Mitternacht:夜中の12時
ins Bett gehen:床に就く
ドイツ語の曜日 前置詞
▽「~曜日に」は am (=an dem)を用います。
月曜日に am Montag
火曜日に am Dienstag
水曜日に am Mittwoch
木曜日に am Donnerstag
金曜日に am Freitag
土曜日に am Samstag
日曜日に am Sonntag
Am Montag gehe ich ins Fitnessstudio.(私は月曜日にジムに行きます。)
Am Dienstag besuchen sie ihre Eltern.(彼らは火曜日に両親を訪ねます。)
Am Sonntag geht meine Frau in die Kirche.(私の妻は日曜日に教会へ行きます。)
ドイツ語で「次の~曜日」
▽「次の~曜日」は、am nächsten ~を用います。
次の月曜日に am nächsten Montag
次の火曜日に am nächsten Dienstag
次の水曜日に am nächsten Mittwoch
次の木曜日に am nächsten Donnerstag
次の金曜日に am nächsten Freitag
次の土曜日に am nächsten Samstag
次の日曜日に am nächsten Sonntag
Am nächsten Donnerstag kommt der President.(次の木曜日に、社長がやってきます。)
Am nächsten Freitag habe ich ein Treffen.(次の金曜日に会合があります。)
Am nächsten Mittwoch habe ich einen Termin beim Zahnarzt.
(次の水曜日に歯医者の予約があります。)
ドイツ語で「毎週~曜日に」
▽「毎週~曜日に」は、jeden ~を用います。
毎週月曜日に jeden Montag
毎週火曜日に jeden Dienstag
毎週水曜日に jeden Mittwoch
毎週木曜日に jeden Donnerstag
毎週金曜日に jeden Freitag
毎週土曜日に jeden Samstag
毎週日曜日に jeden Sonntag
Jeden Montag habe ich frei.(毎週月曜日、私は(仕事)休みです。)
Jeden Freitag macht sie Einkäufe auf dem Markt.
(毎週金曜日、彼女は市場で買い物をします。)
Jeden Mittwoch geht er zum Arzt.(毎週水曜日、彼は医者に行きます。)
ドイツ語で「毎週」
▽「毎週」とほぼ同義「習慣的·恒常的」な意味で以下の言葉もあります。
月曜日には montags
火曜日には dienstags
水曜日には mittwochs
木曜日には donnerstags
金曜日には freitags
土曜日には samstags
日曜日には sonntags
Die Zeitschrift erscheint montags.(その雑誌は月曜日に発刊されます。)
Freitags gibt es etwas Sonderangebot in diesem Laden.
(その店では、金曜には何か特価品があります。)
ドイツ語の曜日 その他
▽その他
週 die Woche
今週 diese Woche
先週 letzte Woche
来週 nächste Woche
再来週 übernächste Woche
週末 das Wochenende
毎週 jede Woche または wöchentlich
ドイツ語で曜日の略
カレンダー等で、英語の曜日表記は基本的に3文字で略されていますが、ドイツ語は2文字に略されます。
月曜日 Mo
火曜日 Di
水曜日 Mi
木曜日 Do
金曜日 Fr
土曜日 Sa
日曜日 So
ドイツ語の曜日の起源
ドイツ旅行では曜日を一度も口にすることなく観光を楽しめる自信を持っている方も少なくはないと思います。しかし、インターネットなどを通じて事前に確認をしない限り、施設が祝祭日でいきなり休業しているということもあり得ますので、曜日を知っておくことは現地での情報収集にも欠かせません。
曜日の起源を知るとより覚えやすくなるかと思うので紹介します。
曜日それぞれの名称の起源ですが、国や言語によって例外はあるものの、基本的には地球から見た天球上の7つの天体である七曜に由来します。具体的に言うと太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の計7つの天体がそれぞれの曜日の名前の起源で、日本語ではそれらがそのまま使用されていますよね。
しかし、欧米諸国の言語ではそれらの天体を司る神々の名前に因んで付けられている傾向があります。これはドイツ語を含むゲルマン系の言語でも同様ですが、使用されている呼び名が北欧神話に登場する神々という点でフランス語やイタリア語などのロマンス諸語と大きく異なります。つまり、ローマ神話で七曜を司る神である「ソル」(Sol)、「ルナ」(Luna)、「マルス」(Mars)、「メルクリウス」(Mercurius)、「ユピテル」(Jupiter)、「ヴェヌス」(Venus)、ならびに「サトゥルヌス」(Saturnus)がロマンス諸語で曜日の名称に取り入れられているのに対し、ゲルマン系言語においては、太陽と月以外は「テュール」(Tyr)、「オーディン」(Odin)、「トール」(Thor)および「フリッグ」(Frigg)などの神がそれらの名の由来になっているのです。
また、一部の曜日に関しては土曜日がヘブライ語で安息日を意味する「シャバット」(šabbāth)を語源としているなど、宗教上の理由やその他の影響で表現を若干変えているものもあり、一貫性が乱れていることに注意する必要があります。
ドイツ語圏はゲルマン系言語に数えられるため、日曜日は太陽(Sonne)の日(Tag)で、月曜日を月(Mond)の日(Tag)としており、火曜日から金曜日は北欧神話の神々に因んだ名前になっています。とはいえ、それらに用いられているのはそれぞれのドイツ語名、即ち「ツィーウ」(Ziu)、「ドーナール」(Donar)、「フリーヤ」(Frija)ですので、北欧言語とは言い方が少々異なります。さらに、水曜日は本来「オーディン」の日になる筈ですが、ドイツ語で「週の中間」を意味する「ミッテ」(Mitte)と「ヴォッへ」(Woche)を組み合わせた言葉を使います。そして、土曜日に関しても土星ではなく、キリスト教の影響で安息日を指す表現に置き換えられています。
したがって、ドイツ語圏における曜日の名称は同じゲルマン言語の流れを汲む英語に近いと言えますが、水曜日と土曜日が異なることに気を付けなくてはなりません。
(1)惑星系
Montag. これはいかにもMondayのドイツ語版ですね。
読んで字のごとく「月曜日」です。
(2)北方神話系
Dienstag. "Dien"は北方神話の軍神ティウを元にしているという点で、英語のTuesdayと同系です。
Donnerstag. Donner(ドナー)はドイツ語で「雷」。北方神話の雷神トールを元にしている点で、英語のThursdayと同系。
Freitag. ネタ元は北方神話の美の女神フリッグ。英語のFridayと同じです。
(3)ドイツ語独自の表現
Mittwoch. Woch (ヴォッホ)は「週」。Mitt は英語の"mid-"。「週の真ん中」という意味になります。
ラテン系の言語だと、上記(2)と(3)がローマ神話の惑星の神々を元にしていたそうです。
ドイツ語や英語とは、参照する神話が異なります。
実際に使ってみると···!?
曜日だけを覚えるのであれば難しくはありませんが、それらを日常生活において実際の会話で使う際に混乱が生じやすいことに注意する必要があります。ドイツ語圏で生活したことのある人なら誰しもが「言われてみれば混乱したことがある」という経験を持っていて、共感するかと思います。しかし、運よくそのような事態に遭遇しなかった方もいると考えますので、会話の中の曜日ならではの問題を詳しくご紹介しますね。
日本語では「今週の○曜日」、「先週の○曜日」、「来週の○曜日」など誰が聞いても誤解しない表現を用います。ところが、ドイツ語でそれらを表す時、「ディーセン·○○」(diesen …)、「レッツテン・○○」(letzten …)、「ネクステン・○○」(nächsten …)と言います。つまり、「今週の・先週の・来週の」ではなく、「この・この前の・次の」と、少々曖昧な言い回しをしているので、会話ではお互いが認識している曜日が異なる場合があります。
例えば、水曜日に「レッツテン·モンターク」(letzten Montag)、「この前の月曜日」と言えば、それが先週の月曜日なのか、一昨日の月曜日なのかはっきりしていません。また、同じ水曜日に「ネクステン・フライターク」(nächsten Freitag)、即ち「次の金曜日」の話をすると、「13日の金曜日」などのように文脈から確実なヒントを得ない限り、それが今週の金曜日なのか、それとも来週の金曜日を指しているのか分からないこともあります。その為、ドイツ語では「来週の金曜日ではなく明後日の金曜日だよ」と、補足を付け加えることも多いです。
実際の会話では前後の内容でそれが明らかになって、誤解することは殆どありませんが、中には「(一度限りの)この水曜日」を「水曜日(全般)」と勘違いしてしまうケースも少なくありません。その点は、指示代名詞を使用する必要がない日本語と共通していますので、よく知っている現象かと思います。普段、「火曜日は休み」などのような言葉を聞いて迷うことはないでしょうが、理論上はそれだけで「今週の火曜日のみ休み」、それとも「毎週火曜日は休み」、つまり一度限りのことか毎週のことかを指しているか不明確なため、誤解する可能性はないと言い切れません。
今回の曜日についての紹介は以上になります。いかがでしたか?
難易度は比較的低いかと思いますが、実際に使ってみると難しく感じるかもしれません。
たくさんお話して会話のズレがないか、しっかりと確認して行きましょう!