【初心者向け】 ドイツ語で新年の挨拶・明けましておめでとうございます

ドイツ語で新年の挨拶



ドイツは日本と違い、様々な新年の挨拶があります。

よく使われるのは

Frohes Neues Jahr! 

(フローエス ノイエス ヤー!)

「あけましておめでとう!」

Frohes は「良い、喜びのある」

Neues Jahr 「新しい年」という意味です。




そのほか、ビジネスシーンで使われるフレーズとして

Viel Erfolg im neuen Jahr!

「来年もビジネスが成功しますように」




次のフレーズもよく使われますが、ドイツ人特有のフレーズになります。

Einen Guten Rutsch ins neue Jahr!

(アイネン グーテン ルチュッ インス ノイエ ヤー!)

Rutschとは「滑る」や「スライディングする」という意味合いがあります。

元々はグリム兄弟が執筆を始めた作品の中で、使われたのが起源で、それがだんだん「よい新年への旅立ち」という意味合いで使われ始めました。




ドイツで新年の挨拶をする際は使ってみてください!




ドイツの年越しについて



日本の年越しは海外の国々と比べると、かなり静かに行われると思います。

ドイツの年越しはとても賑やかで、大晦日にはカウントダウンパーティーが開催され、新年の始まりを花火と共に祝われます。

首都ベルリンで行われる年越しコンサートは毎年テレビ中継されています。

ドイツでは打ち上げ花火が禁止されており、唯一12月29日から三日間花火が販売され、12月31日と1月1日のみ打ち上げ花火が許可されています。

しかし、2020年から大晦日前の花火の販売を原則禁止になりました。花火製造業に大打撃になり、3000人以上が失職する可能性があります。

その理由としては大量のゴミが出ることが原因だと言われています。ベルリンをはじめとする5大都市では元旦の朝に大規模な清掃活動が行われ、約191トンのゴミが回収されています。

また、歴史的建造物に花火が当たって、焼けたり、損傷したりします。

決め手になったのは感染拡大防止のためです。元々街中で屋台などもたくさんありましが、コロナ禍でなくなりました。2020年のドイツの年越しはいつもより静かに行われました。




販売が禁止される前はカウントダウンとともに近所の公園で花火を打ち上げています。

なかには掃除して手間が増えるので、花火を打ち上げることを無駄だと思っている人もいますが、子どもがいる家庭では公園に行って、花火を打ち上げています。







また、日本人は年末は家族と過ごす人が多いですが、ドイツでは友達と過ごす人が多いです。約6、7人ぐらいで集まり、ワイワイしながら、お酒を飲むます。

新年になると、「あけましておめでとう」と両親に電話をします。




日本では大晦日に「紅白歌合戦」や「カウントダウンライブ」などの定番のテレビ番組を見ますが、ドイツでも定番のテレビ番組を見ます。

英語のコメディーで「1人のためのディナー:Dinner for one」(副題、90歳の誕生日)というものがあります。

ドイツでは初上映から60年以上経つにもかかわらず、幅広い年代から愛されています。

内容は主人公のソフィーが、自分の90歳の誕生日を祝うために、仲のいい4人の知人を夕食に招待します。しかし、高齢と言うこともあり、その4人はすでに故人になっていました。そのことを悟らせないために、ソフィーの執事であるジェームズが、その4人に成り代わって、あたかも食事会が盛り上がっているように振る舞います。




その他ドイツ特有の文化として、日本では年越しそばを食べますが、ドイツではベルリーナ・プファンクーヘンというイチゴジャムが入ったパンを揚げたような菓子パンを食べます。




ドイツの正月の過ごし方

日本では初詣でおみくじを引きますが、ドイツでは大晦日にBleigessen(ブライギーセン)という伝統的な占い遊びをします。Bleiは鉛で、gessenは注ぐという意味です。

遊び方は簡単で、鉛をスプーンを上で日で炙ってとかします。そして、溶けた鉛を冷たい水の中に注ぎ、水の中で固まった鉛を取り出し、その固まった鉛の形で翌年の運勢を占います。



また、正月にはゼクトというスパークリングワインを飲むます。ドイツはスパークリングワインの消費が世界一で、その中でもゼクトは幅広い価格で展開されているため、様々な場面で飲まれることが多いです。ビールが好きな人もいるので、ビールを飲むこともあります。

ちなみにドイツには各地に1200以上のビール醸造所があるため、ビールの種類だけでも5000ほどあります。

ドイツでは16歳から自分たちでお酒を買って飲むことができます。保護者の監督下であれば一部14歳から可能です。

あくまでものめるのはビールやワインなどのアルコール度数が低いお酒に限られますが。

日本では1月3日まで仕事がお休みの人も多いですが、ドイツでは2日が平日の場合、仕事が始まるので、年越しは存分にとても賑やかに行われます。

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