医療のドイツ語の単語を覚えてみよう‼️

医療のドイツ語の単語を覚えてみよう‼️

 

今回はドイツ語の医療に関する単語をご紹介します。

もし病気になった時、どこが痛いのか、どんな症状なのかを伝えることができると便利ですよ!

医学生の方もドイツ語の医療単語も是非覚えてみて下さい♪

 

Die Aorta 大動脈

Die Arterie 動脈

Das Auge 目

Die Augenbraue 眉

Das Augenlid まぶた

Das Band 間膜

Die Bandscheibe 椎間板

Der Bauch 腹

Der Bauchnabel へそ

Die Bauchspeicheldrüse 膵臓

Das Becken 骨盤

Das Bein 足

Das Bindegewebe 結合組織

Der Bizeps 上腕二頭筋

Die Blase 膀胱

Der Blinddarm 付録

Das Blut 血液

Die Blutkörperchen 血液細胞

Die Bronchien 気管支

Der Brustkorb 胸郭

Das Chromosom 染色体

Der Darm 結腸

Die DNA DNA;ディー・エヌ・エー

Die Elle und die Speiche 尺骨

Der Ellenbogen 肘

Die Ferse ヒール

Der Finger 指

Der Fingernagel 爪

Der Fuß 足

Das Fußgelenk 足首

Die Gallenblase 胆嚢

Die Gebärmutter 子宮

Das Gehirn 脳

Das Gesicht 顔

Das Gleichgewichtsorgan バランスオルガン

Das Haar 髪

Der Hals 喉

Die Halsschlagader 頚動脈

Die Halswirbelsäule 頸椎

Die Hand 手

Das Handgelenk 手首

Die Haut 肌

Das Herz 心臓

Das Herz Kreislauf System 心臓血管系

Die Hüfte ヒップ

Das Hüftgelenk 股関節

Das Immunsystem 免疫系

Die Iris 虹彩

Das Jochbein 頬骨

Der Kehlkopf 喉頭

Der Kiefer あご

Das Kinn 顎

Das Knie 膝

Das Kniegelenk 膝関節

Die Kniescheibe 膝蓋骨

Der Knochen 骨

Der Kopf 頭

Die Leber 肝臓

Die Lippe リップ

Die Luftröhre 気管

Die Lunge 肺

Der Magen お腹

Die Mandeln 扁桃腺

Die Milz 脾臓

Der Mund 口

Der Muskel 筋

Die Muskelfaser 筋繊維

Der Nacken 首

Die Nase 鼻

Die Nasennebenhöhlen 副鼻腔

Die Nebenniere 副腎

Der Nerv 神経

Die Niere 肝臓

Der Oberarm 上腕

Der Oberschenkel 大腿

Das Ohr 耳

Der Puls 脈

Die Pupille 瞳

Der Rachen 喉

Die Rippe リブ

Der Rücken 背中

Der Schädel 頭蓋骨

Das Schienbein すね

Die Schilddrüse 甲状腺

Das Schlüsselbein 鎖骨

Die Schulter ショルダー

Das Schulterblatt 肩甲骨

Das Schultergelenk 肩関節

Die Sehne 腱

Die Speiseröhre 食道

Das Sprunggelenk 足首

Die Stirn 額

Der Thorax 胸郭

Der Trizeps 上腕三頭筋

Der Unterarm 前腕部

Der Unterschenkel 下肢

Die Vene 静脈

Die Wade ふくらはぎ

Die Wange 頬

Die Wimper まつげ

Der Wirbel 渦巻く

Die Wirbelsäule 脊椎

Der Zahn 歯

Das Zahnfleisch 歯茎

Der Zeh つま先

Die Zelle 細胞

Das zentrale Nervensystem 中枢神経系

Die Zunge 舌

Das Zwerchfell 横隔膜

 

ドイツ語で【診療科】

専門医 Facharzt

ホームドクター der Hausarzt

内科 die innere Medizin

眼科 der Augenarzt

耳鼻科 der Hals-Nasen-Ohren-Arzt

産婦人科 die Gynäkologe/der Frauenarzt

歯医者 der Zahnarzt

皮膚科 die Dermatologie

整形外科 die Orthopädie

外科 die Chirurgie

肛門科 Proktologie

 

 

ドイツで予約のやり方

まずドイツの病院へ行くには基本的にどの科でもTermin(予約)が必要になります。

大体の病院では当日受診が難しく、救急でない限り、電話で予約をとってから診察へ向かいます。

ドイツでは、かかりつけ医を見つけるのは結構大変なので、あらかじめ近くの信頼できる病院を探しておきましょう!

ちなみに日本のように色々な科が入っている総合病院へ行くのではなく、各科の診療所へ行くのが一般的です。

歯医者なら歯科医院、内科なら内科医院、婦人科なら婦人科の診療所へ行きます。

緊急時や入院する時などは大きな総合病院で診てもらいます。

「予約を取りたい」と言えば、症状や予約の日時を相談してくれますので、まずは予約を取りたくて電話している、もしくは来院している旨を伝えましょう。

 

 

ドイツ語で予約【例文】

Ich möchte einen Termin ausmachen.「予約を取りたいです。」

Ich möchte für den 5. Juli einen Termin vereinbaren. 「7/5に予約を取りたいです。」

Ich möchte so früh wie möglich einen Termin vereinbaren. 「できるだけ早く予約を取りたいです。」

Ich möchte mich so früh wie möglich untersuchen lassen. 「早めに受診したいです。」

Ich möchte einen Termin vereinbaren. 「予約を取りたいのですが。」

Ich habe mich noch nie bei Ihnen behandeln lassen. 「初診です。」

 

 

ドイツで受診するためのフレーズ

▼ドイツ人の医者からよく聞かれるドイツ語のフレーズ

Was kann ich denn heute für Sie tun?「今日はどうされましたか?」

Wie kann ich Ihnen helfen?「どうされましたか?」

Seit wann haben Sie die Beschwerden?「それらの症状はいつからですか」

Seit wann haben Sie das?「いつからですか?」

→Seit gestern.「昨日からです」

→Seit drei Tagen.「3日前からです」

→Seit letzter Woche.「先週からです」

Tut es noch weh?「まだ痛みますか?」

Wo tut es Ihnen weh?「どこが痛いですか?」

Haben Sie auch Gliederschmerzen?「手足の痛みもありますか?」

Haben Sie irgendwelche Allergien?「何かアレルギーはありますか?」

Nehmen Sie irgendwelche Medikamente ein?「何か薬を服用していますか?」

Legen Sie sich bitte auf den Rücken.「横(仰向け)になってください」

Legen Sie sich bitte auf den Bauch.「横(うつ伏せ)になってください」

Machen Sie bitte den Mund auf und sagen Sie “Ah”.「口を開けて、「あ~」と言ってください」

Ich schreibe Sie krank.「病欠証明書/欠勤届を出しますね」

Das ist die Krankmeldung für Ihren Arbeitgeber.「これは会社用の欠勤届です」

 

 

▼ドイツ語で症状を伝える

Ich habe mich erkältet.「風邪をひきました」

Ich habe Fieber.「熱があります」

Mir ist schlecht.「気持ち悪いです」

Mir ist übel.「吐き気がします」

Seit gestern muss ich mich übergeben/erbrechen.「昨日から嘔吐しています」

Mir ist schwindelig.「めまいがします」

Ich atme schwer. 「息苦しいです。」

Ich habe Durchfall.「下痢をしています」

Mein Kopf tut mir höllisch weh.「頭がすごく痛いです」

Mein Bauch tut weh.「お腹が痛いです」

Ich fühle mich so schlapp/matt「体がだるいです」

Mein Fuß tut weh.「‪足が痛いです」

Ich blute an der Hand. 「手が出血しています」

Ich habe Zahnweh.「歯が痛いです」

Ich habe Schmerzen im unteren rechten Backenzahn. 「右下の奥歯が痛いです」

Der Weisheitszahn ist durchgekommen. 「親知らずが生えてきました。」

Ich möchte mir die Weisheitszähne rausnehmen lassen. 「親知らずを抜きたいです。」

Das Essen bleibt immer zwischen den Zähne hängen. 「食べ物がよく歯の隙間に挟まります。」

Der Zahn wackelt. 「歯が一本グラグラします。」

Ich möchte die Zähne reinigen lassen. 「歯のクリーニングをしたいです。」

Die Füllung ist ausgegangen. 「詰め物が取れました。」

Husten「咳をする」

Meine Nase läuft.「鼻水がでる」

 

ドイツ語で【他症状】

Kopfschmerzen 頭痛

Magenschmerzen 腹痛

Rückenschmerzen 背中痛

Zahnschmerzen 歯痛

Halsschmerzen のど痛

 

ドイツ語で【痛みの種類】

どのぐらい、どのように痛むか詳しく伝えたい場合は、以下のような形容詞を使います。

 

dumpf 鈍い

stark 強い

ein bisschen 少し

stechend キリキリ(刺すような)

pochend ズキズキ(波打つような)

immer 絶えず

 

 

▼ドイツ語でよく使われる単語・病名

die Entzündung 炎症

die Verletzung けが

die Erkältung かぜ

die Wunde 傷

die Operation 手術

das Rezept

das Medikament 薬

die Tablette 錠剤

röntgen レントゲンを撮る

die Allergie アレルギー

der Schwindel めまい

der Anfall 発作

die Nebenwirkungen 副作用

der Blutdruck 血圧

Appetit 食欲

die Spritze 注射

schwanger 妊娠している

die chronische Krankheit 持病

 

ドイツで薬局に行ってみよう

▼ドイツ語で薬局のためのフレーズ

Ich hätte gern ein Medikament.「薬が欲しいです」

Hat das Medikament starke Nebenwirkungen?「薬の副作用は強いですか?」

 

 

ドイツ生活の事情

▼ドイツの衛生事情

上下水道も完備されており、環境衛生上も特に問題はありません。水道水はそのまま飲用することもできますが、石灰分(カルキ)が多く含まれているため、硬度を下げるために簡易浄水器を利用したり、市販のミネラルウォーターを飲用することをお勧めします。

 

 

▼ドイツの医療事情

公立、私立を問わず、ドイツの医療水準は非常に高く、また緊急医療体制も整備されています。ただし、診察、入院費用はかなり高額ですので、必ず保険に加入してください。ドイツの医療制度は日本とは異なり、入院治療を行うのが病院(Krankenhaus又はKlinik)、通院・外来を扱うのが医院(Praxis)と二分されており、通常、病院にはいわゆる外来部門はありません。また、医薬分業が徹底されており、軽い風邪や頭痛などの病気を除き、医薬品は医師の処方箋を持参して薬局で購入するシステムとなっています。

万一に備えて、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行傷害保険に加入しておくことをお勧めします。

 

 

▼ドイツの開業医と病院の関係

ドイツ語で【開業医(Praxis)】

ドイツの外来診療は各専門科の開業医(男性はArzt、女性はÄrztin)が担っています。診察を受けるには予約が必要です。早く来た人が先に診察を受けられるわけではありません。予約なしでの受診は、相当長い待ち時間を覚悟しなければならないこともあります。開業医の中には、公的保険を受け付けていないところもあります。

 

ドイツ語で【病院】

病院(Krankenhaus)は、主に入院患者や精密検査など高度な医療を扱う場所です。ドイツの病院を訪れると、日本のように外来患者が列を作って順番待ちをしている光景は見られません。退院後は通常、家庭医もしくは紹介元の開業医で経過観察が行われます。

 

 

▼ドイツで夜間・休日の救急外来

夜間や休日の急病は、病院や大学病院(Uni-Klinik)の救急外来(Notfallambulanz)で診察を受けることができます。都市によっては医師会が開設している救急診療所(Notfallpraxis)も利用できます。疾病保険カードと、身分証明書(Personalausweis)またはパスポート(Reisepass)を持参しましょう。また、救急車で来院したものの、薬の処方のみで帰宅する場合の帰りのタクシー代も忘れずにしてください。

 

 

▼ドイツの救急車

救急車は、電話番号「112」で呼びます。ドイツの救急車には、患者搬送車両(Krankenwagen)と日本の救急車に近い車両(Rettungswagen)、医師も乗っている車両(Notarztwagen)の3種類があります。電話をする際は、①自分の名前、住所、電話番号、②何が問題か(例えば、腹痛は「Bauchschmerz」)、③医師の同乗が必要か、などを伝えるため、あらかじめ簡単なメモをしておくと良いでしょう。

 

 

▼ドイツで入院

入院治療は基本的に日本と同じです。一般に、入院期間はかなり短期間で、食事はドイツ食です。日本のように看護師が親切にお世話をしてくれるわけではありません。

 

 

▼ドイツ語で薬

【処方箋】

作用の強いものや服用の仕方に注意が必要な薬剤(Arzneimittel、Medikament)には、医師の処方箋が必要です。「医師の処方箋が必要な薬剤(Rezeptpflicht-Arzneimittel)」と言われます。処方箋なしに薬局(Apotheke)から直接購入できる薬は、OTC薬剤です。

 

【薬代の支払い】

公的保険の場合には、薬の金額によって一定の少額を支払います。プライベート保険の場合は、薬局で全額を支払い、その後、領収金額の印字と薬局の署名の入った処方箋(とレシート)を加入している疾病保険会社に送ります。契約の規定に則った形で払い戻しがなされます。

 

【薬箱ごと薬瓶】

処方箋で購入した薬剤もそのまま薬箱もしくは薬瓶ごと渡されますので、事前に医師から指示された数の錠剤(カプセル剤)を取り出して服用します。薬箱の大きさには1箱中の錠(カプセル)数によって通常、数の少ない順にN1、N2、N3の3種類があります。

 

【ジェネリック医薬品の普及】

ドイツではジェネリック医薬品(後発医薬品、Generika)が普及しています。公的保険では処方全体の75%、ジェネリック薬のある既存薬だけでみると、実に90%以上を占めています。公的保険でジェネリック薬があるにもかかわらずオリジナルブランドの薬剤を希望した場合、差額は自己負担となります。

 

 

▼ドイツでかかり易い病気・怪我

【呼吸器感染症】

日本と同様、季節の変わり目や冬季に風邪、インフルエンザなどが流行します。手洗いやうがいの励行、さらにはインフルエンザの予防接種をお勧めします。

 

【麻疹(はしか)】

 麻疹が流行することもあり、ドイツ国内においても予防接種が推奨されています。

 

【花粉症等のアレルギー】

 春先には花粉症の症状を訴える方も少なくありません。花粉症や喘息などのアレルギーの既往のある方は、日本で使い慣れた薬があるような場合は持参されることをお勧めします。

 

【ダニ脳炎】

吸血性のマダニ(Zecke)を介したウイルス性脳炎が発生しており、ドイツではバイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク州、ヘッセン州、テューリンゲン州、ザクセン州等で感染した事例があります。ドイツでは年間 500 人ほどの感染例があり、ウイルスをもったマダニに噛まれると発熱、頭痛、意識障害などがおこり、ひどい場合には、死亡することもあります。また、回復しても麻痺などの後遺症が残ることがあるといわれています。

 

マダニは樹木の低い部分や藪、草むらに生息し、ダニ脳炎の流行期は通常 3 月から 10月(特に 6、7 月、及び 9、10 月)です。草むらや草原など草の茂った場所に入る場合や、山歩き、ハイキングなど野外活動の可能性のある方は、長袖、長ズボン、靴下(ハイソックス)、帽子を着用し、サンダルは履かないなど、肌の露出を控えるようにしてください。ダニよけスプレーなども市販されています。

 

ウイルス性ですので、抗生物質は効きません。予防接種(FSMEワクチン)を受けることもできますので、検疫所、クリニック等にご相談ください。また、万が一マダニに噛まれた場合には医師の診察を受けるなどの注意が必要です。

 

【ボレリア症(ライム病)】

 同じくマダニが媒介する感染症です。ダニ脳炎が主にドイツ南部で発生しているのに対し、ボレリア症は広くドイツ全土で発生しています。病原体は野鼠や小鳥が保菌するボレリアという細菌であり、年間の感染者数は年により 4 万から 8万人にも達します。マダニに咬まれてから数日から数週間後に、初期症状として環状の紅斑性発疹が現れることが多く、また発疹が現れない場合でも発熱、筋肉痛や関節痛、倦怠感などインフルエンザと似た症状が現れます(インフルエンザと間違われることもあります)。細菌が全身に拡散するに伴い、皮膚炎、髄膜炎、顔面神経麻痺、心筋炎、不整脈、角膜炎などの重篤な症状が現れますので、早期に病院を受診して、抗菌薬(抗生物質)を処方してもらってください。

 

【その他の感染症】

 サルモネラやキャンピロバクターによる感染性胃腸炎、その他肝炎の報告もあります。性的接触による淋病、梅毒、AIDSの報告もありますので行動には十分注意してください。

 

【交通事故】

ドイツでは、道路も良く整備されており、一般的に交通ルールが遵守されています。しかし、優先権がある自動車や自転車がスピードを緩めずに突っ込んでくることが往々にしてあり、事故も多く発生しています。また、最近では各地でEスクーターを運転できるようになりましたが、Eスクーターの利用者が歩行者や車両に衝突する等の事故が発生しています。

 

 

▼ドイツで健康上心がける事

夏は極端に日照時間が長いので睡眠時間が短くなってとかく疲れやすく、逆に冬は極端に日照時間が短くなりビタミン(特にビタミンD)が不足しがちとなり、鬱な気分に陥りやすくなります。気分転換を図って日光浴をするなど、環境に自分の生活を上手に適応させることが大切です。

 

また、食事面ですが、ドイツの料理は一般的にボリュームもあり、高カロリー、高タンパク質、高脂肪、高コレステロールです。また、ビールは500mlあたり200~250 キロカロリーあります。メタボリックシンドロームにならないよう、食べ過ぎには十分注意してください。

 

 

▼ドイツの保険事情

ドイツの【疾病保険カード】

日本の健康保健証に当たる電子カードです。診察に訪れた際、まず受付で提示します。この疾病保険カードには、被保険者の氏名、生年月日、性別、住所などの情報がICチップ内に記録されています。

 

ドイツの【公的疾病保険】

ドイツの9割の人が法定保険である公的疾病保険(以下、公的保険)に加入しています。疾病保険組合である疾病金庫(Krankenkasse)によって運営されており、月々の保険料は収入に応じて高くなります。

 

ドイツの【プライベート保険】

一定額以上の収入がある場合(2016年:月収4687.50ユーロか、 年収5万6250ユーロ )、法定保険である公的保険の加入義務が解除され、よりサービスの充実した民間疾病保険会社の保険(以下、プライベート保険)に加入することができます。入院では1~2人個室が利用でき、部長や教授の診察を受けられます(契約内容による)。保険は略してPrivat(プリバート)と呼ばれます。

 

 

▼ドイツの診断書

日本では熱が出てどうしても出社できないときは基本的に有給を消化していると思います。

ドイツでは、有給休暇以外に病気休暇なるものが存在します。まず体調が悪いなと思ったら、迷うことなく近所の病院へ行きましょう。病院に会社を休む旨を伝えると、「診断書」を発行してくれます。

診断書はドイツ語でAttestと呼ばれ、全部で3枚綴りになります。1枚目は会社提出用、2枚目は保険会社提出用、3枚目は個人で保管する用です。

この診断書は日本だと2,000~3,000円かかりますが、ドイツでは無料で発行してくれます。その上、診断書に診断内容はプライバシーに関わるので記載されません。会社側もどうして就労不能だったかを聞いてはいけません。診断書にはただ1点、治癒にかかる日数だけが記載されています。また、過去に遡って発行してくれます。

 

 

最後に・・・

「何の説明も受けずに検査を受けた」「薬を処方されたが、何の薬か分からない」という話を耳にすることがあります。ドイツ語や英語がよく分からないときは、安易に勧められるれるままに「Ja(はい)」とは返事しないこと。良く分からないときは、尋ね直すようにしましょう!

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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

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