【Goethe A2】ドイツ語の習得の一番のポイントは、『必要に迫られること』
■語学を学ぶということ
多くの人は小学校から中学、高校、大学と長い時間英語を学校で学習しています。ちょっとした日常会話のやり取り程度であれば、多少なりとも皆さんできるはず。(挨拶や簡単な自己紹介など。)ただ、何年もかけて、長い時間、英語を学習しても、みんながみんな、字幕なしで洋画の内容は理解することはできないし、日本語で話すのと同じように英会話ができるかというと、そうとは限らないですよね。
英語は国際共通語として広く世界で使われています。外国語として英語を学ぶことにより、多くの国の人々とコミュニケーションが取れて、(物理的な意味ではなく)世界が広がります。語学を学ぶこと、とりわけ英語を学ぶことが教育の中で重要な位置を占めています。
せっかく、長い時間かけて学習しているのなら、しっかり使えるようになりたいなっていう思いを持つ方も多いかと思います。
■各言語の難易度
英語ももちろんですが、大学時代は、第二外国語で英語以外を履修される方(された方)も多いかと思います。フランス語、中国語、スペイン語、イタリア語、朝鮮語、ドイツ語などなど・・。世界の人口で使用する人が多いのは一番多いのは中国語。活用する場面の多さなどから中国語を履修する人も多かったかと思います。漢字など文化面で近いこともあり日本人には比較的取り組みやすい言語かもしれません。しかし、言語の習得において、母国語が英語の人にとっては、漢字や様々な方言の存在、複雑な発音(四音)など、難易度がとても高い言語の一つと言われています。
逆に英語を母国語とする人にとって、習得しやすい言語はいったい何語なのでしょうか??第二外国語という括りでいうとドイツ語の習得は中国語に比べ、約3分1程度の時間でマスターできると言われています。(ロシア語は中国語の半分程度の時間が必要・・・。)
■英語とドイツ語
ドイツ語は元々言語圏としても同じゲルマン語派という共通点やドイツ語由来の単語が英語には存在するように、比較的近い言語と言われています。男性・中性・女性名詞の区別や複雑な人称変化など文法的には難しいイメージがあるドイツ語ですが、発音や会話、単語の綴りなど日常生活における『言語』という点においては英語に近く、マスターしやすい言語の一つと言えます。
そういった意味では英語をある程度話せる人が、ドイツ留学をすると比較的スムーズにドイツ語をマスターでき、使える言語が増やせるというメリットがあります。(バイリンガル→トリリンガルへ!)
ドイツ国内において英語でさまざまなことを学ぶとことも可能ですし、ドイツ語を日常生活の中で学ぶことによって、習得のスピードは格段に早くなります。
■必要に迫られることが一番
言語の習得の一番のポイントは、『必要に迫られること』です。
・電車に乗って、降りる駅を調べる。アナウンスを必死に聞き取る。
・買い物をする際にお店の人に、自分が欲しいものを伝え、代金を支払う。
・授業で人の意見を聞き、自分の意見を伝える
現地の人との様々な会話、活きた言語に触れる機会を増やすことが語学力アップの近道。目的を果たすために、様々なコミュニケーションを取らないといけません。男性名詞・女性名詞や人称がわからなくても、発音が下手くそでも必死に相手に伝えようとする場面を数多く体験することで語学力は一気にアップします。
そういった点で海外留学というのは語学習得の大きな近道と言えます。(現地での生活は、現地の言葉を使う必要に迫られる機会だらけ。)
■まずは、英語→次の言語へのチャレンジとしてドイツ語
小学生から大学生まで長い時間英語を学んできたので、ある程度、読み書きはできる方は多いと思います。であれば、積極的に英語を使う『必要に迫られる機会』の頻度を上げ流ことができれば、英語の上達は可能です。
留学は手っ取り早い手段ですが、コロナ禍において、なかなか留学に行く機会もありません。その代わりに現在はさまざまなオンラインサービスも多く存在します。相手に伝えたいことを必死に捻り出して、発音が下手くそでも、文法が間違っていても伝わる経験を多くすることが重要です。画面越しに、時にはジェスチャーも交えて必死に伝える。オンラインでいろんな国の人と繋がれるようになったので、発音が悪くてもちゃんと伝わります。
まずは英語を使えるように頑張る。
次に第二外国語へのチャレンジ。おすすめはドイツ語・・。
英語とドイツ語を混在でもいいので、必死に伝える。コロナ禍で留学にいけない現在、逆にオンラインサービスが身近な存在になったので、世界各国の人達と話せる機会は増えています。留学になかなか行けない昨今ですが、語学力をアップする選択肢は以前より豊富になってきます。
思い立ったら、オンライン留学。
英語をはじめ、いろんな言語にチャレンジしてキャリアアップに繋げたいものです。

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ドイツ語音楽レッスン O Tannenbaum
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
wie treu sind deine Blätter!
Du grünst nicht nur zur Sommerzeit,
nein, auch im Winter, wenn es schneit.
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
wie treu sind deine Blätter!
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
du kannst mir sehr gefallen.
Wie oft hat nicht zur Weihnachstzeit
ein Baum von Dir mich hoch erfreut!
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
du kannst mir sehr gefallen!
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
dein Kleid will mich was lehren:
Die Hoffnung und Beständigkeit
gibt Kraft und Trost zu jeder Zeit.
O Tannenbaum, o Tannenbaum,
dein Kleid will mich was lehren.
(E. Anschütz / J.A. Zarnack Weise, um 1800)
9年間、日本語を勉強して気が付いた!短期間で語学をマスターする方法
ゲストのMissHanakeさんの来歴
Maxie「日本語をいつから勉強しているんですか?」
Hannah「13歳から趣味として独学で勉強していて、18歳でイギリスのオックスフォード大学に入学から4年間勉強して今年の夏に卒業しました。」
Maxie「いえーい!おめでとうございます!」
Maxie「日本にも留学してたんですよね?」
Hannah「2年生の時に、神戸大学に1年間留学しました。」
日本語の勉強について、オックスフォードでの授業と神戸での授業の違い
Maxie「オックスフォード大学の日本学科と、神戸に行ったときの、実際に日本に行って日本語勉強するとき、どんな風に日本語が成長してきたというか、どういう教科書を使ったのか、どういう授業が一番楽しかったのかありますか?」
Hannah「オックスフォード大学にいるときは、教科書は授業で使っていましたが、スタートポイントとして、教科書を読んでそこから会話が始まるというような授業でした。その会話の中で何か面白いことが出てきたら、次の授業で先生がそのことについての記事や文章を用意してくれて読むことの練習になりました。神戸大学ではもう少しはっきりしているというか、教科書もしっかり使って、先生も計画を考えてその通りにやるという感じでした。
でも、日本(神戸)に居たことで、話すことが一番上達したと思います。」
Maxie「そうだよね、別に外国にいても語学は勉強できるけど、話すってなると、その国に行って、あるいはオンラインでも会話はできるけど、やっぱり話すのにはその国に行ってみないと分からないですよね。」
ポイント💡
海外で語学を勉強はできるけれども、「話すこと」を上達させるには、現地に行かないと分からない部分がある!
長く日本語を勉強しているHannahさんMaxie。日本語の難しく思うところは?
Maxie「長く日本語を勉強している中で、日本語のどういうところが難しいのかを聞きたいです。」
Hannah「私は、やっぱり敬語が難しいと思います。13歳の時は敬語を使う必要がないと思って、Twitterではずっとタメ口だったので、「です、ます」の切り替えが難しくてあまりできませんでした。」
Maxie「わかる、わかる(笑)。」
Hannah「でも、大学に行ってからはずっと「です、ます」を使っていて、逆にため口が難しくなっちゃいます。英語やドイツ語には無い概念なので、どの場合でどの話し方が良いのか分からなくて。例えば、新しい友達ができていつタメ口になるのかすごく分かりずらくて、そういう日本の社会が言語に入っているところが結構難しいです。」
Maxie「そうだよね、私も高校の時埼玉に留学した時もホストファミリーのお母さんが仕事の電話を取るんだけど、その時急に敬語を喋っていて、『すごいかっこいいです』って言ったら『何がかっこいいの?』ってめっちゃ笑われて(笑)。あとすごい覚えてるのは、早稲田の時に部活をやっていて、気が付いたら自分が先輩という立場になった時に1年生がみんな敬語を使ってくるんですよ、なんか嫌われてるのかな…って思って、でもしばらく経つと別に嫌われてるんじゃなくてただ年上だから敬語を使っているだけであることに気づいて、だんだん慣れてきたけど…。」
Hannah「難しいですね。」
Maxie「ドイツ語も少し敬語のようなものもありますけど…ヨーロッパの中だと苗字を使う国ってドイツしかないと思うんだけど…。」
Hannah「確かにそうですね。」
Maxie「アルバイトでも、博物館にアルバイトするときは必ず苗字にして、靴を売っていた時はタメ語にしてて、アルバイト先のその会社の雰囲気で、博物館みたいな堅い感じの仕事だと、必ず丁寧語みたいな。」
ポイント💡
英語やドイツ語にはない「敬語」の概念!長年勉強して慣れはあるけど難しい様子。
独学で勉強する一番いい方法、語学を勉強する人にアドバイス!
Maxie「今まで日本語を勉強して、一番勉強して良かったこと、独学で勉強するとこういうのが一番いいんだよみたいなこと、語学を頑張っている人にアドバイスがあれば教えてください!」
Hannah「やっぱりソーシャルメディアですよね、Twitterとか日記みたいに使うと、長い文章でなくてよくて、その時に考えていることをぱっと勉強している言語でただつぶやいてみると、フォロワーさんとかが正しく直してくれる人も居れば、例えばドイツ語を勉強したい日本人と日本語を勉強したいドイツ人同士で手伝ったりして簡単に言語交換ができます。」
Maxie「そうだよね、私も気づいてTwitterやり始めて、やっぱりみんな直してくれるんですよね、最初の段階は難しいかもしれないけれど、ある程度フォロワーが増えると直してくれるし、こうしたほうがいいよとか言ってくれるし、あとその勉強したい言語の国の友達も作れるので、便利かな。」
Hannah「あと、Youtubeもおすすめしたいと思います。視聴者さんが多くなくてもただ動画を作るということがすごくいい勉強になりますし、それに字幕もつければ翻訳のスキルも上達できますのでおすすめです。」
Maxie「ということで、みなさんの少しでも語学の勉強のアドバイスになれたらなと思います!」
ポイント💡
Twitterなど、SNSを活用すること!勉強したい言語の国の人と友達になって勉強しあうのもおすすめ!
また、Youtubeで言語学習の動画を作って、字幕も作るようになれば翻訳スキルも上達!

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やたらと長いドイツ語の単語~ドイツ語の造語力について!
やたらと長いドイツ語の単語~ドイツ語の造語力について!
■ドイツ語の長―い単語
ドイツ語にはやたらと1単語の文字数が多くとても長いものが多くあります。
いくつか例を挙げていきたいと思います。
例1:
Freundschaftsbeziehungen
(フロインドシャフトべツィーウンゲン)
意味:友情関係・友情の表明・友情のしるし
『トム・ソーヤの冒険』などで有名なアメリカの作家マーク・トウェインもエッセイでドイツ語の単語の長さについて記しています。トウェイン曰く、『こんな長い単語は遠近感を感じられて、アルファベットが行進する音楽が聞こえる』と語っています。(発音はかっこいい!)(トウェインのA Tramp Abroad(邦訳「ヨーロッパ放浪記」)という旅行記の補遺にある The Awful German Language(邦訳「ひどいドイツ語」)という文章に、ドイツ語を学ぶことのむずかしさが表現されています。))
例2:
ドイツ語で一番長い単語と言われているもの・・・
(ドイツの単語は長いという話題の時によく紹介される一例です)
こちらです。↓
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
79文字のドイツ語からなるこの単語はドイツ語の出版物に掲載された単語として、最長の単語として、1996年のギネスブックに紹介されました!)
意味は・・ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合)
(おそらく、日常会話では絶対使わない単語ですが・・・)
続いて、、
例3:
こちらは日常会話で使いそうな単語
Die Streichholzschachtel
(シュトライヒホルツシャッハテル)
意味は日本語ではマッチ箱!
『マッチ箱1つください』はドイツ語ではこれ↓
Bitte gib mir eine Streichholzschachtel.
例4:
Kraftfahrzeug-Haftpflichtversicherung
(クラフトファーツォイグハフトフリフトフェアズィッシャールング)
日本語では、自動車損害賠償責任保険。略して自賠責!(3文字!)
↑長いドイツ語ってどれもカッコ良いので、どれもTシャツなどにプリントしてても様になるような気がします。
Kraftfahrzeug-Haftpflichtversicherung
Bitte gib mir eine Streichholzschachtel.
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
これが並んでいるだけでもカッコ良い・・。
■ドイツ語はなぜこんなに長いのか
いくつか例を挙げて紹介してきましたが。どうしてドイツ語の単語は長くなるのでしょうか??それは、ドイツ語特有の『造語力』に由来します。2つ以上の単語を組み合わせて1つの単語を形作るという特徴をドイツ語は持っています。造語力によって完成された名詞を複合名詞と呼びます。日本語で漢字を並べて長い固有名詞ができあるのと同じ異イメージです。
例えば、、先ほど例に挙げた『マッチ箱』を意味する
Streichholzschachtel.
だと、、
この単語には3つの要素から成り立っています。
Der Streich ・・・攻撃、打撃
Das Holz・・・木材
Die Schachtel・・箱 ボックス
上記の3つの要素から、マッチ箱という意味になっています。
一番長―いこちらは、
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
の、
Donaudampfschiffahrt
の部分だけでも、
→donau(ドナウ)、dampf(蒸気)、schiff(船)、fahrt(輸送)から成り立っています。
Donau(ドナウ)
ドナウ川は、ヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い大河です。
ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の森林地帯「シュヴァルツヴァルト(黒い森)」に端を発し、概ね東から南東方向に流れ、東欧各国を含む10ヶ国を通って黒海に注ぐ重要な国際河川です。河口にはドナウ・デルタが広がリます。全長は2,850 kmです。
der Dampf(蒸気)
das Schiff(船)
die Fahrt(輸送)
■ドイツ語を学ぶにあたって
この複合名詞はドイツ語を学ぶにあたってとても重要な要素となります。日常のあちらこちらに溢れています。ドイツ語を学ぶにあたっては複雑な文法や規則など、なかなか学ぶのが大変だという方も多いかと思います。
この複合語もその一つ。ドイツ語の造語力によって、辞書に載っていない単語もたくさん存在します。初学者が学ぶ教科書に記載がある単語でも辞書に載っていないこともざらに存在するとのこと!(教科書に載っている文字が辞書にないなんて、普通考えられないですが、、そういうものだという感覚も最初に学要素かもしれないですね・・・・。)
ただ、この複合名詞も単語を分解して意味をとらえる癖をつけると、初めて出会った単語の意味も類推することができ、部分に分けて、それぞれの箇所の意味を確認することで全体の意味の理解は可能です。(ドイツ語学習の重要な訓練の一つですね!!)
クラウン独和辞典第4版で一番長い見出し語は、
以下の単語です。
Die Geschwindigkeitsüberschreitung
(ゲシュヴィンディッヒカイツユーバーシュライトゥング)
日本語:スピード違反
日本語にすると短いフレーズですが、これも分解してみると2つの要素からなる単語・・・。
Die Geschwindigkeit・・・スピード・速度
Die Überschreitung・・・オーバーラン ・踏切
上記の二つの意味からスピードが超過している状況→スピード違反という単語の意味となります。
日本語などは漢字が意味を持つ言語になるので、このような複合語という概念はあまり馴染みがないかもしれませんが、初見の漢字なども大体の意味を捉えることができるという意味では感覚は同じかもしれません。
英語も初めてみる単語も同じように要素分解して意味を捉えることができますよね。
ドイツ語はよりその要素が強く、言葉を分解することで、意味を捉える作業が学習の醍醐味となります。この感覚をしっかり掴めるとドイツ語の学習もとても楽しくなりそうです!
ちなみに、日本語で一番長い単語はこちら
『竜宮の乙姫の元結いの切りはずし』
(リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ) 海草の一種、アマモの別名とのこと!単語がいくつか並んでいるので、どんな海草かっていうのはイメージできますよね??
