【ドイツ人ネイティブ先生】ドイツ語で時間の詳しいルール⏰ ドイツ語の数

今回はドイツ語で時間の言い方を勉強していきたいと思います。

時間の言い方はいろいろあります。日常会話の時間は12時間制となっています。例えば、友達との待ち合わせで朝の7時なのか、夜の7時なのかを確認しながら、約束をします。19時に会おう!とは言いません。

 

まず大事 必要なこと下記になります。

Nach~ (~の後に)

Vor~ (~の前に)

Viertel (15分(4分の1))

Halb (30分(半分))

ネイティブのドイツ人にとっても難しく、理解が大変ですが、大事なことなので是非覚えましょう!

今回はドイツ語で時間の言い方を勉強していきたいと思います。

時間の言い方はいろいろあります。

ネイティブのドイツ人にとっても難しく、理解が大変ですが、大事なことなので是非覚えましょう!

 

ドイツ語で12時間制(話し言葉)

まず、日常会話の時間は12時間制となっています。例えば、友達との待ち合わせで朝の7時なのか、夜の7時なのかを確認しながら、約束をします。19時に会おう!とは言いません。

 

まず大事 必要なこと下記になります。

Nach~ (~の後に)

Vor~ (~の前に)

Viertel (15分(4分の1))

Halb (30分(半分))

 

大体、きりの良い時間に待ち合わせをすると思いますが、日本人だと○時もしくは○時半集合が大半かと思います。

一方、ドイツは15分刻みに待ち合わせをすることが多いです。(○:00、○:15、○:30、○:45)

ここが日本人とドイツ人の感覚の違いがありますね。

ちなみに仲良のいい友達との待ち合わせだと、バスが7:02に来る場合、7:01にバス停集合!となります。

友達だと中途半端な時間帯に待ち合わせをする場合もありますが、仕事関連だと15分刻みが多いです。

 

ドイツには半分という考え方がありまして、○:30だと1時間の半分ですよね。ドイツ語だと次のような複雑な言い方をします。

5:30 → halbn sechs(6時まであと30分)

7:30 → halb acht(8時まであと30分)

10:30 → halb elf(11時まであと30分)

 

この言い方はネイティブでも間違えます。

聞いている方が間違えやすいので、メールやチャット等で再確認をすることをお勧めします。

ネイティブが間違えやすいので、日本人も間違えやすいと思いますよ。

 

 

▼Nach~ (~の後に)

7:05 fünf nach sieben (7時の5分後)

2:15 viertel nach zwei(2時の15分後)

1:03 drei nach eins (1時の3分後)

13:10 zehn nach eins (1時の10分後)

13:15 Viertel nach eins (1時の15分後)

13:20 zwanzig nach eins (1時の20分後)

 

 

▼vor~ (~の前に) 20分から29分の言い方

20分から29分の言い方は「前」の感覚でvor ~(~の前に)を使います。

順番に気を付けて使いましょう!

例えば・・・

13:20  zehn vor halb zwei (1時半の10分前)

13:25 fünf vor halb zwei (1時半の5分前)

 

 

この言い方はドイツ人でも難しいので時計通りの言い方をする人もいます。

親や祖父母等の世代はこの難しい言い方をする人もいるので、必ず文字にして再確認することをお勧めします。

 

 

▼nach 〜 (〜の後に)  31分~40分の言い方

31分~40分の言い方はnach 〜 (〜の後に) を使います。

30分になってから何分経ったかの表現になります。

7:35 fünf nach halb acht (7時半の5分後)

13:35 fünf nach halb zwei (1時半の5分後)

13:40 zehn nach halb zwei (1時半の10分後)

 

 

▼vor 〜 (〜の前に)  40分〜59分までの言い方

40分〜59分までの言い方はvor 〜 (〜の前に) を使います。

5:50 zehn vor sechs (6時の10分前)

13:40 zwanzig vor zwei (2時の20分前)

13:45 Viertel vor zwei (2時の15分前)

13:50 zehn vor zwei (2時の10分前)

13:55 fünf vor zwei (2時の5分前)

 

 

▼ドイツ語で〜時すぎ、〜時前の言い方

日本語と同じように、「〜時すぎ」、「〜時前」という表現もあります。

ドイツ語では、日常会話 (12時間制の言い方) では、1分や3分など、1〜4分の細かい数字は言わないことが多く、そのような場合は「〜時すぎ」「〜時前」 のような表現をします。

 

kurz (少しの間)

kurz nach (少し過ぎている)

kurz vor (少し前) = gleich

gleich (まもなく) = kurz vor

 

13:01〜13:04

kurz nach eins (1時すぎ)

13:26〜13:29

 kurz vor halb zwei (1時半前)

gleich halb zwei (まもなく1時半)

13:31〜13:34

kurz nach halb zwei (1時半すぎ)

13:56〜13:59

kurz vor zwei (2時前)

gleich zwei (まもなく2時)

 

 

▼東・南ドイツ・オーストリアの時間に関する言い方

東ドイツ・南ドイツの一部・オーストリアでは、15分・45分を違う言い方をします。

 

「次の時間に向かって何分進んだか」という考え方をします。

実際の時間より先の時間を言わないといけないので、気をつけてください。

【東ドイツの場合】

13:45 drei Viertel zwei (2時に向かって15分×3 進んだ)

地方によって言い方が違います。

 

 

▼ドイツ語で午前・午後

6:00 〜 10:00   morgens/ früh(朝に)

10:00 〜 12:00 vormittags(午前に)

12:00 〜 14:00 mittags(お昼・午後に)

14:00 〜 18:00 nachmittags(午後・夕方に)

18:00 〜 22:00 abends(夜に)

22:00 〜 6:00   nachts(夜遅くに)

24:00 (0:00)     Mitternacht / mitternachts (深夜0時に)

 

例文

Der Zug faehrt um halb sieben von hier ab.

(その列車は「7時の半分」(=6時30分)にここを出発する。)

 

Das Konzert beginnt um fuenf vor halb zehn.

(そのコンサートは「10時の半分の5分前」(=9時25分)に始まる。)

※halb:2分の1

 

Das Konzert beginnt um Viertel vor sechs.

(そのコンサートは「6時の15分前」(=5時45分)に始まる。)

※Viertel:4分の1

 

 

24時間制(書き言葉)

12時間の時間制にした方が正しいので、メールでのやり取りは24時間制になります。

今まで紹介した言い方は話し言葉でしたが、これから紹介する24時間制の表現は書き言葉です。

ちなみに、私は正式な24時間制の言い方は話し言葉でも使っています。5分前や15分前等は混乱するからです。

一方、親や祖父母世代は12時間制の言い方をするので、どちらも覚える必要があります。

また、ゲーテ(Goethe)のA1の試験で必ず出るので、このポイントは絶対に覚えた方がいいです!!!

 

24時間制の言い方は簡単ですよ♪

 

時間 + Uhr + 分 の順に数字を読むだけです!

 

8:15 acht Uhr fünfzehn

12:30 zwölf Uhr dreißig

17:50 siebzehn Uhr fünfzig

19:12 neunzehn Uhr zwölf

20:15 zwanzig Uhr fünfzehn

23:30 reiundzwanzig Uhr dreißig

 

▼ドイツ語で00分の時

9:00 neun Uhr

13:00 dreizehn Uhr

20:00 zwanzig Uhr

 

ドイツ語で「〜時ちょうど」と言う時は、genau, punkt, exakt を使います。

Es ist genau 8 Uhr.

Es ist punkt 8 Uhr.

Es ist exakt 8 Uhr.

 

 

24時間制(digitale Uhr)/12時間制(normale Uhr)

16:00(16.00 Uhr):vierzehn Uhr/vier (Uhr)

16:05(16.05 Uhr):vierzehn Uhr fuenf/fuenf nach vier

16:15(16.15 Uhr):vierzehn Uhr fuenfundfuenfzehn/(ein) Viertel nach vier

16:25(16.25 Uhr):vierzehn Uhr fuenfundzwanzig/fuenf vor halb vier

16:30(16.30 Uhr):vierzehn Uhr dreissig/halb fuenf

16:35(16.35 Uhr):vierzehn Uhr fuenfunddreissig/fuenf nach halb fuenf

16:45(16.45 Uhr):vierzehn Uhr fuenfundvierzig/(ein) Viertel vor fuenf

16:50(16.50 Uhr):vierzehn Uhr fuenfzig/zehn vor fuenf

17:00(17.00 Uhr):fuenfzehn Uhr/fuenf (Uhr)

 

 

書き方

時刻の書き方は、ほぼ日本と同じで、基本的にはコロンで区切るだけです。

なお、正式な書き方は、その後にUhrを付けます。

 

13:50

13:50 Uhr

 

24時時間制では、Uhr(時)を付けても、付けなくても大丈夫です。

一方、12時間制はUhr(時)を付けない方が自然です。

 

 

聞き方

時間の聞き方は2つの言い方があります。

 

Wie spät ist es? / Wie viel Uhr ist es?(何時ですか?)

 

Wie spät ist es? の方がよく使われるので、こちらをまず覚えましょう!

 

答える時は、

Es ist 〜.

と答えます。英語の It is 〜.と同じ意味になります。

 

なお、spät = 遅い という意味で、直訳すると「どのくらい遅いですか?」という意味ですが、「何時ですか?」という意味になります。

 

別れ際に言う、Bis später!(また後で)も、この spät が使われていますよ。

 

Wie viel Uhr ist es? は、少し堅い言い方になります。

日常会話ではあまり使わないので、聞いたときに分かるようにだけしておきましょう💡

 

Wie spät ist es?(何時ですか?)

Wie viel Uhr ist es? (何時ですか?)

 

12時間制:Es ist zwölf.(12:00です。)

24時間制:Es ist zwölf Uhr.(12:00です。)

 

12時間制:Es ist zwei nach halb sechs.(5:32です。)

24時間制:Es ist fünf Uhr zweiunddreißig. (5:32です。)

 

12時間制:Es ist Viertel vor fünf.(4:45です。)

24時間制:Es ist vier Uhr fünfundvierzig. (4:45です。)

 

 

▼ドイツ語で「〜時から〜時まで」と言う時の前置詞

von 〜(〜時から)

bis 〜(〜時まで)

von 〜 bis 〜(〜時から〜時まで)

 

Ich arbeite am Montag von 9 bis 17 Uhr.

Von 9 bis 17 Uhr arbeite ich am Montag.

(私は月曜日に9時から17時まで働きます。)

 

ドイツのお店の営業時間は本当に短いので、かならず確認するようにしてください。

ちなみに、ドイツでは店の営業が可能な時間は法律で制限されています。20時以降と日曜日・祝日は営業が禁止となっています。ガソリンスタンド・駅ビルにある店等、一部の例外はありますが、スーパーやデパートは基本的に閉まっているので、気を付けましょう!

 

 

▼ドイツ語で「だいたい」の時間の聞き方

おおよその時間を聞く時は、ungefähr をつけます。

 

Wie viel Uhr ungefähr ist es?(だいたい何時ですか?)

Wann ungefähr kommst du am Bahnhof an?(だいたい いつ頃に駅に着くの?)

※聞く時は gegen ではないので気をつけましょう!

 

「おおよその時刻」を表すには前置詞gegenを使います。

Er kommt gegen 9Uhr. (彼は9時頃に来ます)

 

以上のように、前置詞 gegenや「およそ」という意味の副詞 ungefährを用いると「○時頃」というおおよその時間を表すことができます。

 

gegen 5/ungefähr 5= 5時頃

*この場合はUhrはつけません。

 

質問文:ungefähr

答える時:gegen

 

【例文】

Wann ungefähr kommst du?(だいたい何時頃に来る?)

Ich komme gegen 8./Ich komme ungefähr 8.(8時ぐらいに行くよ!)

※gegenは質問する際には使いませんが、ungefährは質問・受け答えどちらでも使えます。

 

 

他にも「だいたい(おおよそ)」の時間の伝え方があります。

Kurz(頃)

Gleich(もうすぐ)

 

【例文】

Kurz vor zwei(2時ちょっと前)→「1:58」に使います。

Gleich zwei(もうすぐ2時)→「1:58」に使います。

Kurz nach zwei(2時ちょっと後)→「2:02」に使います。

 

 

ドイツ語で時間に関する単語

Stunde 時間(単位)

Minute 分

Sekunde 秒

Uhrzeigersinn 時計回り

Uhrzeiger 時計の針

Stundenzeiger 時針

Minutenzeiger 分針

Zeiger 針

Zifferblatt das 文字盤

 

 

ドイツ語で時間に関する表現

時間に関する表現をいくつかご紹介します。

 

Wann stehen Sie jeden Morgen auf?(毎日何時に起きますか?)

Ich stehe morgens um halb sieben auf.(朝6時半に起きます。)

 

Morgen Nachmittag gegen zwei?(明日の午後2時頃にする?)

Lass uns am Mittag um Viertel vor eins treffen!(お昼の1時に会おうよ。)

 

Wir redeten bis um vier.(私たちは4時まで話をした。)

 

Bis wie viel Uhr muss ich mich anmelden?

(何時までにチェックインする必要がありますか? (ホテルで))

 

Ab wie viel Uhr beginnt die Sitzung?(会議は何時からですか?)

Ab halb drei nachmittags beginnt die Sitzung.(午後2時半から会議です。)

 

Er wartete eine dreiviertel Stunde auf seinen Freund.(彼は友人を45分待ちました。)

 

Es ist kein Problem. Ich bin rechtzeitig.(大丈夫です。間に合います。)

 

Von wann bis wann sind die Arbeitszeiten?(勤務時間は何時から何時までですか?)

Wir arbeiten von morgens neun Uhr bis nachmittags um fünf.

(朝9時から午後5時までです。)

 

Wann gehen Sie abends schlafen?(夜は何時頃に寝ますか?)

Normalerweise schlafe ich gegen zwölf Uhr.(普段は12時頃に寝ます。)

 

Samstags sind die Geschäfte von 9 Uhr bis 15 Uhr öffnen.

(そのお店は土曜日は午前9時から午後3時まで営業しています。)

 

Ich erledigte die Arbeit in einer Stunde.(私はその仕事を1時間で片付けました。)

 

Ich fliege heute Nachmittag mit der Maschine um zwei Uhr.

(午後2時の便で行きます。)

 

Hast du Zeit, mit mir ins Kino zu gehen?(映画に行く時間ありますか?)

 

Die Sendung wird jeden Sonntag um 20 Uhr ausgestrahlt.

(その番組は毎週日曜日の8時から放送されます。)

 

Ich glaube, das Baseballspiel hat schon angefangen. – Oh! Ich habe total die Zeit vergessen.

(野球の試合がもう始まっていると思う。- あ! 時間をすっかり忘れてた。)

 

Wann treffen wir uns am Samstag?(土曜日は何時に会いますか?)

Welche Uhrzeit passt zu dir?(何時だと都合がいい?)

Um 10:30 Uhr wäre es für mich am besten.(10時30分が一番ちょうどいいね。)

 

 

前置詞まとめ

▼um 「いつ (時間)」

umは正確な時間を示す時に使用します。

 

【例文】

Ich bin heute um 8 Uhr zur Arbeit gekommen.(今日は8時に出社したよ。)

Wann treffen wir uns morgen?(明日は何時に会う?)

Um 13 Uhr 15.(午後1時15分だね。)

 

 

▼gegen「いつごろ」

gegenは「~時頃」といったおおよその時間を指して使われます。

 

【例文】

Gegen 18 Uhr treffen wir uns hier!(午後6時くらいに集まろう!)

Ich hole euch gegen sechs Uhr mit dem Auto ab.(六時頃車で迎えにいきます。)

Wir waren nicht vor 4 Uhr früh zu Hause.(朝の4時頃まで盛り上がりました。)

Er wird gegen vier Uhr hier sein.(彼は4時頃には戻ると思います。)

 

 

▼innerhalb 「~の時間内に」

innerhalbは「~の中に」という意味の前置詞です。

時間を指す単語とともに使えば「~の時間内に」といった意味となります。

 

【例文】

Bitte kommen Sie innerhalb der Öffnungszeiten.(営業時間内に来て下さい。)

Ich werde Sie in zwei Stunden anrufen und Ihnen den genauen Übergabeort nennen.

(2時間以内に電話をします。)

Wir müssen bei null anfangen, und es sind keine 24 Stunden mehr.

(24時間以内に 仕上げなきゃなければいけません。)

 

 

▼außerhalb 「~の時間外に」

außerhalbはinnerhalbとは対象的に「~の外に」という意味の前置詞です。

時間を指す単語とともに使えば「~の時間外に」といった意味となります。

 

【例文】

Was führt Sie außerhalb Ihrer Dienstzeit her?(勤務時間外に何故ここにいるのですuberか?)

Verlegen Sie die Kundengewinnung ggf. auf Termine außerhalb der Geschäftszeiten(必要に応じて、業務時間外に電話をします。)

Für die meisten Standorte ist es möglich, einen Mietwagen außerhalb der Öffnungszeiten zu reservieren.

(ほとんどの場所でレンタカーを営業時間外に利用することは可能です。)

 

 

▼über 「~にかけて」

überは未来の期間を予定の期間や日時を指して使われます。

 

【例文】

Wir fahren über das Wochenende in die Berge.

(私たちは週末にかけて山に行ってきます。)

 

 

▼für 「~の間」

fürは予定の期間や日時を指して使われます。

 

【例文】

Wie lange bleiben Sie in Berlin?(どのくらいの間ベルリンにいますか?)

Ich bleibe nur für zwei Tage.(たった2日間です。)

 

 

▼in + 〜時間「〜(時間)後に」

Wann beginnt der Kurs?(何時に授業始まる?)

Der Kurs beginnt in 20 Minuten.(20分後に始まるよ。)

 

【例文】

In einer Stunde komme ich wieder.(1時間後にまた来ます。)

Versuche es in 24 Stunden noch einmal.(24時間後にもう一度お試しください。)

 

 

いかがでしたでしょうか。

ドイツ語での時間の言い方は複雑なので、難しいかと思います。

必ず、再確認して、待ち合わせ等に送れないように気を付けましょう!

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ドイツ語での時刻の読み方紹介!

ドイツ語での「時間の表現の仕方」についてです。「時間」はドイツ語でZeit(ツァイト)と言います。時計を読むことができれば、今何時ですか?と聞かれたときに困ることがなくなります!友人と○○時にどこでと待ち合わせすることも可能になります。電車を乗る際や、レストランなどの予約をする際にも時間は必要です。しっかり時間を表現できるようになるとドイツへ旅行に行った際、こまらず、ドイツ滞在を楽しむことができるでしょう。

時間や、日付、曜日などは生活の場面で使用することも多いので、ドイツで過ごしたり生活するうえで早い段階で身に着けましょう。

今回はドイツ語の時間の表現について解説していきます。時間は生活に密着したものです。ドイツ語の時間の言い方は独特で、慣れるのに時間も掛かります。ドイツに行こうと思っている方はなるべく早めに時間の勉強を始めていくことがおすすめです。

ドイツ語での時刻の読み方紹介!

 

今回のテーマは、ドイツ語での「時間の表現の仕方」についてです。「時間」はドイツ語でZeit(ツァイト)と言います。時計を読むことができれば、今何時ですか?と聞かれたときに困ることがなくなります!友人と○○時にどこでと待ち合わせすることも可能になります。電車を乗る際や、レストランなどの予約をする際にも時間は必要です。しっかり時間を表現できるようになるとドイツへ旅行に行った際、こまらず、ドイツ滞在を楽しむことができるでしょう。

時間や、日付、曜日などは生活の場面で使用することも多いので、ドイツで過ごしたり生活するうえで早い段階で身に着けましょう。

今回はドイツ語の時間の表現について解説していきます。時間は生活に密着したものです。ドイツ語の時間の言い方は独特で、慣れるのに時間も掛かります。ドイツに行こうと思っている方はなるべく早めに時間の勉強を始めていくことがおすすめです。

■ドイツ語の時間の表現方法について

〇ドイツ語の12時間制と24時間制

ドイツ語は、日常会話で使う12時間制(12-Stunden-Zählen) の言い方と、テレビやラジオ、電車の時刻などに使われる24時間制(24-Stunden-Zählen) の言い方があります。

日常会話での時間の言い方は、日本語と少し違った表現をするので、初めは戸惑うかもしれません。ですが、きちんと考え方を理解すれば、徐々にちゃんと言えるようになってきます




まず、最初に日常会話でよく使う言い方・表現方法から解説していきます。日常会話では、12時間制の読み方で時間を表現します。 12時間制の読み方では、「分」→「時間」の順に言います。

nach ~ ・・・ (~の後に)

vor ~ ・・・ (~の前に)

Viertel  ・・・ 15分 (4分の1)

halb  ・・・ 30分 (半分)




という言葉をまず頭に入れておくことがおすすめです。




キリのいい時間の言い方 – Volle Stunden –

キリのいい時間の場合、時間のみを数字で言います。




8:00 ・・・ acht(8時)

13:00 ・・・ eins(1時)

18:00 ・・・ sechs(6時)




12時間制の言い方では、00分のときは数字だけを表現して、言うので簡単です。
話の流れで時間を強調したいときは、acht Uhr のようにUhrをつける時もあります。




  • ~時半 (~時30分) の言い方

~時30分の場合は、halb ~ (~時の半分) という言い方をします。

halb → 30分 (1時間の半分)




「 分」 →「時間」 の順なので気をつけましょう。




5:30 → halb sechs (6時まであと30分)

7:30 → halb acht (8時まであと30分)

10:30 → halb elf (11時まであと30分)




また、先の時間 を言わないといけないので、間違えないようにしましょう。

(5:30だとhalb sechs (6))



ドイツ語の1分~20分までの言い方

初めの1分~20分までは、nach ~ (~の後に) を使います。

00分から何分後か (何分過ぎているか)を言います。

7:05 → fünf nach sieben (7時の5分後)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




ドイツ語のViertel (15分) → Viertel nach (15分後)

13:03 drei nach eins (1時の3分後)

13:10 zehn nach eins (1時の10分後)

13:15 Viertel nach eins (1時の15分後)

13:20 zwanzig nach eins (1時の20分後)*




ドイツ語の20分~29分までの言い方

20分~29分までは、vor ~ (~の前に) を使います。

30分から何分前か を言います。

7:25 → fünf vor halb acht (7時半の5分前)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。

13:20 zehn vor halb zwei (1時半の10分前)

13:25 fünf vor halb zwei (1時半の5分前)




ドイツ語の31分~40分までの言い方

初めの31分~40分までは、nach ~ (~の後に) を使います。

30分から何分後か (何分過ぎているか)を言います。

7:35 → fünf nach halb acht (7時半の5分後)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




13:35 fünf nach halb zwei (1時半の5分後)

13:40 zehn nach halb zwei (1時半の10分後)*




*ただし、40分は vor ~ (~の前に) を使う場合もあります。




ドイツ語の40分~59分までの言い方

後半の40分~59分までは、vor ~ (~の前に) を使います。

次の00分から何分前か を言います。

5:50 → zehn vor sechs (6時の10分前)

次の時間を言わないといけないので、気をつけましょう。

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




13:40 zwanzig vor zwei (2時の20分前)

13:45 Viertel vor zwei (2時の15分前)

13:50 zehn vor zwei (2時の10分前)

13:55 fünf vor zwei (2時の5分前)




ドイツ語 ~時すぎ、~時前の言い方

日本語と同じように、「~時すぎ」、「~時前」という表現もあります。

ドイツ語では、日常会話 (12時間制の言い方) では、1分や3分など、1~4分の細かい数字は言わないことが多いです。

そのような場合、「~時すぎ」「~時前」 のような表現をします。




kurz (少しの間)

kurz nach (少し過ぎている)

kurz vor (少し前) = gleich

gleich (まもなく) = kurz vor




このような表現をします。

早速見ていきましょう




13:01~13:04

kurz nach eins (1時すぎ)




13:26~13:29

kurz vor halb zwei (1時半前)

gleich halb zwei (まもなく1時半)




13:31~13:34

kurz nach halb zwei (1時半すぎ)




13:56~13:59

kurz vor zwei (2時前)

gleich zwei (まもなく2時)

kurz nach, kurz vor, gleich を前に付けるだけなので、簡単です。

*正確な時間を言う時は、24時間制で言うことが多いです。

24時間制についてはこの後で解説します




ドイツ語の午前・午後はどうやって言う?

ちなみに、ドイツ語で時間を言う時は、am や pm といった言葉は使いません。

文脈で判断するか、きちんと伝えたい場合は、 morgens(朝), vormittags(午前), nachmittags(午後) などの言葉を付けます。

Es ist ~. の場合 → 時間の後につける

um ~ (~時に)という場合 → um の前につける

Es ist fünf nach sechs abends.
夜の 6 5 分です。

Meine Oma steht immer morgens um halb sechs auf.
私のおばあちゃんはいつも朝5時半に起きる。

24時間制の言い方は正式な言い方で、テレビやラジオで使われたり、電車の時刻を言う時などに使われます。

24時間制の言い方は簡単です

時間 + Uhr + 分 の順に数字を読むだけです




8:15 acht Uhr fünfzehn

12:30 zwölf Uhr dreißig

17:50 siebzehn Uhr fünfzig

そして 00分の時は、分は言いません。

9:00 neun Uhr

13:00 dreizehn Uhr

20:00 zwanzig Uhr

また、「~時ちょうど」と言う時は、genau, punkt, exakt を使います。

Es ist genau 8 Uhr.

Es ist punkt 8 Uhr.

Es ist exakt 8 Uhr.

時刻の書き方

時刻の書き方は、ほぼ日本と同じです。
基本的にはコロンで区切るだけ。

正式な書き方は、その後にUhrを付けます。

13:50

13:50 Uhr

文章中で時間を書く時に、キリのいい時間の場合は、

8:00 → 8 Uhr

10:00 → 10 Uhr

17:00 → 5 Uhr / 17 Uhr

などのように、時間 + Uhr と書くときもあります

文脈から時間がわかれば、Uhrもつけずに時間だけを数字で書く時もあります

時間の聞き方

次は、時間の聞き方をご紹介します。

2つの言い方があります。




Wie spät ist es?

Wie viel Uhr ist es?

Wie spät ist es? のほうがよく使われるので、こちらをまず覚えましょう!

答える時は、

Es ist ~.

と答えます。英語の It is ~.と同じ意味となります。

ちなみに、spät = 遅い という意味で、直訳すると「どのくらい遅いですか?」という意味ですが、「何時ですか?」という意味になります。

別れ際に言う、Bis später!(また後で)も、この spät が使われています

Wie viel Uhr ist es? は、少し堅い言い方。

日常会話ではあまり使わないので、聞いたときに分かるようにしておきましょう

時間につける前置詞 um

文章中で時間を言う時に使う前置詞は、um ~ (~時に)です。

Er ist um halb sieben aufgestanden.
彼は6時半に起きました。

もう一つは、gegen ~ (~時くらい) です。

Sie kommt gegen zehn am Bahnhof an.
彼女は10時くらいに駅に着きます。

時間につける前置詞 von と bis

他に、時間につけられる前置詞があります。

「~時から~時まで」と言う時の前置詞です。

von ~(~時から)

bis ~(~時まで)

von ~ bis ~(~時から~時まで)

だいたいの時間の聞き方

おおよその時間を聞く時は、ungefähr をつけます。

Wie viel Uhr ungefähr ist es?
だいたい何時ですか?

Wann ungefähr kommst du am Bahnhof an?
だいたい いつ頃に駅に着くの?




聞く時は gegen ではないので気をつけましょう!

おまけ


時間にまつわる単語を以下、少しご紹介します




Stunde ・・・ 時間(単位)

Minute ・・・ 分

Sekunde ・・・ 秒

Uhrzeigersinn ・・・ 時計回り

Uhrzeiger ・・・ 時計の針

Stundenzeiger ・・・ 時針

Minutenzeiger ・・・ 分針

Zeiger ・・・ 針

Zifferblatt das ・・・ 文字盤




ドイツ語の時間を尋ねる

現在の時間を尋ねる定番のフレーズが以下のとおりです。




Wie spät ist es?
ヴィー・シュペート・イスト・エス
今は何時ですか?

16 Uhr.
ゼヒツェン・ウーア
午後4時です。




違う表現を使ってみたい人はこちらのフレーズ

Wieviel Uhr ist es jetzt?
ヴィーフィール・ウーア・イスト・エス・イェッツト
今は何時ですか?




よくある会話の流れを確認しておこう!

Wann treffen wir uns am Samstag?
ヴァン・トレフェン・ヴィア・ウンス・アム・ザムスターク
土曜日は何時に会いますか?

Welche Uhrzeit passt zu dir?
ヴェルヒェ・ウーアツァイト・パスト・ツー・ディア
何時だと都合がいい?

Um 10:30 Uhr wäre es für mich am besten.
ウム・ツェン・ウーア・ドライツィック・ヴェーレ・エス・フュア・ミッヒ・アム・ベステン
10時30分が一番ちょうどいいね。




■ドイツ語で表現する一日の区切り

以下、ドイツ語で表現する1日の区切りについて紹介します。

以下がドイツでの時間の区切りの目安です。




・6:00 ~ 10:00 Morgen ・・・・朝

・10:00 ~ 12:00  Vormittag ・・・・午前

・12:00 ~ 14:00  Mitttag ・・・・お昼ごろ

・14:00 ~ 18:00  Nachmittag ・・・・午後

・18:00 ~ 22:00  Abend ・・・・夕方

・22:00 ~ 6:00  Nacht ・・・・夜







■ドイツ語で「日付」をいう時の表現

続いて、ドイツ語で日付をいうときにに必要な知識をご紹介します。月・日・曜日の詳しい書き方や読み方まで、解説。発音も確認できるよう、ネイティブが発音している動画も載せています。

一覧表もあるので参考にしてくださいね

ドイツ語の月は、英語と少し似ています。
早速見ていきましょう




・1月・・・・・ Januar (Jan.)

・2月・・・・・ Februar (Feb.)

・3月・・・・・ März (Mär./Mrz.)

・4月・・・・・ April (Apr.)

・5月・・・・・ Mai (Mai)

・6月・・・・・ Juni (Jun.)

・7月・・・・・ Juli (Jul.)

・8月・・・・  August (Aug.)

・9月・・・・  September (Sep./Sept./Spt.)

・10月・・・・  Oktober (Okt.)

・11月・・・・  November (Nov.)

・12月・・・・  Dezember (Dez.)




・・・April, August, September, November は、英語と同じつづりです。
・・Oktober, Dezember は英語と似ていますが、k と z が英語とは違うので、間違えないように気をつけましょう。ちなみに、「1月に」という場合、「im Januar」となります。

月は、すべて男性名詞なので3各支配の前置詞 in + dem Januar → im Januar (1月に)となります。ちなみに、発音も英語とは違うので気をつけてください。


ドイツ語の日の書き方・言い方 – Datum –

日付の書き方は、7. のように、数字の後ろにピリオドを付けます。ちなみに、ドイツ語ではピリオドのことはPunkt (プンクト)といいます。日付を読むときは、der を付けて読みます。

基本的な序数のルールは、

1~19 → 数字に -te を付ける(例外あり)

1. → erste

3. → dritte

7. → siebte

8. → achte

20~ → 数字に -ste を付ける




です。1. 3. 7. 8. は例外なので、覚えましょう。




■ドイツ語で曜日を表現する

次は、曜日を紹介します!曜日も、英語と似ている部分が少しだけあります。ちなみに、「月曜日に」という場合は「am Montag」のように、am を付けます。曜日もすべて男性名詞です。

3各支配の前置詞 an + dem Montag → am Montag となります。




・月曜日 Montag (Mo.) …Mond (月)

・火曜日 Dienstag (Di.) …Dienst (勤務)

・水曜日 Mittwoch (Mi.)  …Mitte (真ん中)

・木曜日 Donerstag (Do.) …Donner (雷)

・金曜日 Freitag (Fr.) …frei (自由な)

・土曜日 Samstag (Sa.)

・日曜日 Sonntag (So.) …Sonne (太陽)




火曜日は 仕事 (Dienst) がまだまだあるからDienstag

水曜日は 週の真ん中 (Mitte) だからMittwoch

木曜日は 木にカミナリ (Donner) が落ちるDonnerstag

金曜日が 終われば自由 (frei) になれるからFreitag




みたいな感じで覚えれば、ドイツ語の単語まで覚えられて一石二鳥!!
ドイツ語では、曜日・日・月・年の順に書きます。

日、月を数字のみで表す場合、「17.1.」のように、ピリオド(Punkt) を後に付けます。

ちなみに、日、月を数字のみで書いた場合、17.1. は「der siebzehnte erste」のように、月も序数の読み方をします。

20ちなみに、前置詞は、一番小さい位に合わせます。

優先順位は、曜日>日>月>年 です。

曜日 → am




am Montag der 17. Januar 2021(2021年1月17日月曜日に)

日 → am

am 17. Januar 2021(2021年1月17日に)

月 → im

im Januar 2021(2021年1月に)

年 → なし

2021(2021年に)

というふうになります。ドイツ語月は英語と少し似ているので、覚えやすいと思います。

週は、似た意味の単語のイメージと合わせて覚えれば、思い出しやすいです

そして、日(序数)は、数字を覚えていれば、例外はありますが後ろに-te や -ste を付けるだけなので、分かりやすいかと思います。

am Samstag, im Januar のように、前置詞と一緒に覚えると、文章で言う時にも間違えないです。

ドイツ語の日付の書き方、言い方は少しややこしいかもしれませんが、何回も聞いたり言ったりして覚えていきましょう(反復練習あるのみですね!)




今回は時間・日付・曜日についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?halbやViertelの使い方は、慣れるまでが大変ですが、一度覚えてしまうとだいぶ楽になることでしょう。




日常生活でとてもよく使用する「時間」の表現をしっかりマスターできれば、ドイツ旅行や、ドイツでの滞在が充実したものになります。ドイツ語の時間の表現は少々、独特なものですが、しっかり覚えて、何度も使うことで慣れていきます。




ぜひ、使いこなせるようにしていきましょう。 時間の表現を使いこなせるようになると、ドイツ語生活がより豊かになります!今回の記事を参考に、ドイツ語学習頑張っていきましょう。



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