フォンデュにラクレット... 意外と知らないドイツで食べるクリスマスイブ&正月料理

目次

■みんなのクリスマス&お正月

■ドイツの子供には欠かせないあれも...ドイツのクリスマス定番料理

〇チーズフォンデュ

〇フォンデュ

〇シュニッツェル

〇鶏の詰め物

〇 ( ② )

■やっぱりドイツでも縁起物を! ドイツのお正月定番料理

〇ラクレット

〇 ( ③ )

〇 ソーセージ

■おわりに

■みんなのクリスマス&お正月



クリスマスやお正月が近づくとわくわくしますよね。

クリスマスプレゼント何にしようかな、お正月初詣いきたいな。

皆さんそれぞれ定番としているクリスマス、お正月の催しがあると思います。

それぞれのイベントで食べる料理もその楽しみの内の一つでしょう。

クリスマスにはフライドチキンやケーキを食べたり、お正月にはおせちやお汁粉を食べたりするのが日本では伝統的な光景です。

しかし、ドイツではケーキやおせち以外にも定番料理が存在します。

日本から遠く離れたドイツではいったいどんな料理をクリスマスやお正月に食べているのでしょうか。

■ドイツの子供には欠かせないあれも...ドイツのクリスマスイブ定番料理



まずは、ドイツのクリスマスイブに食べる料理を紹介します。



〇チーズフォンデュ

チーズフォンデュはチーズの中に串などに刺したパンを浸し、パンで溶かしたチーズを絡めとって食べる料理です。

日本でもSNSが登場して以降映える料理として若者からも注目されつつある料理ですが、

元々スイス発祥の料理となっていますが、ドイツではクリスマスイブによく食べられる料理となっています。





〇フォンデュ(ミートフォンデュ)





油の中に串などで刺した肉を入れて少し揚げた後に食べる料理です。

チーズフォンデュ同様フォンデュという料理の派生です。

フォンデュは、フランス語で「溶ける・溶かす」を表す動詞"fondre"の過去分詞形である"fondu"となっています。

一般的にフォンデュというとチーズフォンデュをイメージされる方もいらっしゃると思いますが、ドイツではどちらのフォンデュも定着しているので、ドイツに行った際にはどちらも食べてインるといいかもしれません。






〇シュニッツェル

肉をミートハンマーなどをで叩いて薄くし、細かいパン粉を付けて揚げたサクサク触感が特徴もので、日本のとんかつに近い料理となっています。

しかし、やや多めのバターかラードで揚げ焼きするため、とんかつよりもヘルシーな料理です。

ドイツの子供たちに特別な日に何を食べたいか聞くと「シュニッツェル! シュニッツェル!」ともうアピールが来るほど現地の子供には人気の料理となっています。

〇鶏の詰め物

丸焼き用の鶏の中にじゃがいもとを詰めて焼いた料理。

日本でも海外のクリスマスでイメージされる料理の一つに七面鳥を丸ごと焼いたものがあるが、ドイツでは鶏を使います。

とても手間のかかりますが、ドイツのクリスマスを代表するおいしい料理の一つです。



〇 Schaschlik

肉、パプリカ、ネギを串にさして焼いた料理。

刺す順番としては肉と野菜(パプリカやネギ)を交互にさすのが主流となっています。

Schaschlikで使われている肉は豚肉が殆どでしたが、最近はラム肉などが使われるようになりました。






■やっぱりドイツでも縁起物を! ドイツのお正月定番料理





クリスマスが終わるとすぐにお正月が来ます。

楽しいイベントが立て続けに起こって嬉しいですが、ドイツではそんなお正月にどんな料理を食べるのでしょうか。

〇ラクレット

お皿の上にあるジャガイモや野菜の上から溶けたチーズをかけて食べる料理。

チーズフォンデュは溶けたチーズに食材を入れて食べるでしたが、ラクレットは食材の上からかけて食べる料理です。

ドイツの家庭ではではラクレットを食べる際に、食卓にチーズを焼いて溶かす機会が用意されて、その場でチーズを溶かして食べるところもあるそうです。

ラクレットで使われるチーズは味が濃いものが多く使われます。







〇 Krapfen gebacken mit Kartoffelsalat

ジャガイモを用いたサラダとKrapfenがセットとなっている料理。

Krapfen gebacken mit Kartoffelsalatは金運アップするとの言い伝えがドイツであるため、新年のビジネス成功など縁起がいいものとして食べられています。

〇 ソーセージ

日本人がイメージするドイツの料理として多く挙げられるのがこのソーセージです。

ドイツでは、ポテトサラダなどをソーセージの付け合わせにしてお正月にも食べられています。

ソーセージは地域性が出るものなので、各地域で様々な特徴のあるソーセージを食べることができます。








■おわりに

いかがでしたでしょうか。


多くの日本人が知っている料理もあればあまり知られていないものもありましたが、これらがドイツのクリスマスイブや正月に食べられていると知って驚いた人は多いでしょう。

クリスマスやお正月に食べている料理は国によって様々な個性が光っています。

しかし、ほとんどの国で共通していることは、クリスマスや正月は楽しいイベントであるということです。

皆さんもクリスマスイブや正月に食べている料理をはじめ、ドイツに関する多くのことを楽しみながら学びつつ、日本の文化について向き合うきっかけを作ってください。






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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
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