ドイツの大学は無料だ!!ボン大学の生活費&家探しについて (ドイツ留学について)


こんにちはマキシーです!ドイツ留学を考えたとき、いくらお金がかかるのか気になりますよね。今回は、ドイツ留学の学費や生活費などについてご紹介していきますので、ドイツ留学を検討しているかたはぜひ参考にしてみてください。

ドイツの国立大学は無料!

まず、ドイツの大学の費用からご紹介しますが、私立大学は有料なものの、なんと国立大学は無料です!

ドイツの国立大学は基本的に無料となっていて、共済費が約150~350ユーロ(約19,500~45,500円)ほどかかる程度です。共済費というのは、学生の自治会費や登録費などの事務管理費のことで、交通機関が無料になるSemester ticketの費用も含まれています。

2017年にバーデン·ビュルテンベルク州でEU以外からの留学生の授業料が変更されて1500ユーロ(約195,000円)ほどかかるなど、国立大学でも州によって状況は異なります。しかし、原則としてドイツの国立大学の学費は無料という認識でOKで、無料で通える国立大学を探せば必ず何かは見つかるほどです。

ちなみにドイツの国立学校は大学だけではなく、原則として小中高とすべて無料で国籍も関係ありません。

※ユーロの円換算はすべて1ユーロ=130円で計算。




ドイツ留学の生活費

もし、ドイツの国立大学に留学するなら学費は無料なので、生活費さえしっかり確保すれば学生生活を送ることができます。

ドイツの生活費をまとめてみると、以下のような金額です。


  • Wohnen(家):290~563ユーロ(約37,700~73,190円)

  • Essen(食事):140~213ユーロ(約18,200~27,690円)

  • Fahrkosten(旅費 & 交通費):―(Semester ticketを使えば無料)

  • Kleidung(服):32~59ユーロ(約4,160~7,670円)

  • Telefon & Internet(電話とインターネット):25~39ユーロ(約3,250~5,070円)

  • Lernmittel(学習支援):19~27ユーロ(約2,470~3,510円)

  • Krankenkersichervng(健康保険):0~190ユーロ(約0~24,700円)

  • Freizeit(遊ぶお金):47~89ユーロ(約6,110~11,570円)

  • Gebuhren(何かの支払い):12~187ユーロ(約1,560~24,310円)

  • Kosten(費用合計):646~1,507ユーロ(約83,980~195,910円)


合計すると、1ヶ月に日本円で約83,980~195,910円くらいです。食事や家賃で合計額は大きく変わりますが、贅沢な暮らしをしなければ80,000~100,000円ほどあれば十分に生活できます。





Wohnen(家)

ドイツ留学では、生活費でもっともお金がかかるのは家賃です。住む場所によっても家賃相場は大きく異なりますが、290~563ユーロ(約37,700~73,190円)くらいです。大体、300~500ユーロはかかると思っておいてください。学生寮があれば安く済ませられるので、それによっても大きな違いがでます。






Essen(食事)

食事は1日3食がスタンダード、毎日食べるだけに食費も生活費の大きな負担です。なるべく外食を控えて料理を作るようにすれば、140~213ユーロ(約18,200~27,690円)くらいに抑えられると思います。ドイツは日本に比べて物価が安く、とくにスーパーへ行けば安く食料品を調達できるので、工夫をすればしっかり食費を抑えられます。







Fahrkosten(旅費 & 交通費)

ドイツに留学していろんな観光名所を巡りたいなら旅費や交通費がかかりますが、普通に生活するだけならSemester ticketを使えば交通費は無料です。これは大学から発行されるカードのことで、その大学がある州の交通機関を無料で利用できるという学生の特権ともいえるサービスです。


Kleidung(服)

服の費用は32~59ユーロ(約4,160~7,670円)くらいです。私の印象では、日本女性にとってドイツの衣類はサイズが大きいため、ドイツ留学をして服をたくさん買うことは少ないような気がしなくもありません。私の知り合いの日本人の中にはドイツの服が好きじゃない人もいましたし、人によって服にかかる費用は個人差が大きいと思います。


Telefon & Internet(電話とインターネット)

携帯とネット環境は25~39ユーロ(約3,250~5,070円)くらいです。日本に比べるとドイツのほうが料金は安いです。また、学生寮に入ればインターネットは無料で使うことができます。

Lernmittel(学習支援)

学生生活ではノートをコピーするなど、いろいろとお金がかかりますよね。そのような学習に関する出費は19~27ユーロ(約2,470~3,510円)くらいです。



Krankenkersichervng(健康保険)

健康保険は0~190ユーロ(約0~24,700円)くらいです。ドイツ留学は絶対に医療保険に加入しなければなりませんが、日本からドイツへ行く場合は保険の選択肢がとても多く、加入先によってもピンキリです。一般的には旅行保険に加入するケースが多いと思います。

Freizeit(遊ぶお金)

ドイツ留学で遊ぶお金は47~89ユーロ(約6,110~11,570円)くらいでしょうか。これもピンキリなので、出費を抑えるなら0円も可能ですね。

Gebühren(何かの支払い)

学生生活では、物を買うなど何かしらの支払いが出ることがあると思いますが、12~187ユーロ(約1,560~24,310円)、少し多めに想定するなら200ユーロくらいを見ておくと安心できそうです。


Kosten(費用合計)

ドイツ留学の生活費を合計すると、646~1,507ユーロ(約83,980~195,910円)くらいを考えておきたいですね。ドイツのどのような地域の大学へ留学するのかで費用は変わってくるので、ここが大きなポイントになると思います。ミュンヘンやベルリンなど都内になるほど物価は高くなりますし、田舎になるほど安くなります。とくに東ドイツは圧倒的に安いので、参考にしてみてください。

ボン大学の費用

私はボン大学の出身なので、ボン大学についても軽くご紹介しておきたいと思います。

  • Wohnheim(寮):203~648ユーロ(約26,390~84,240円)

  • W6(ルームシェア):250~500ユーロ(約32,500~65,000円)

  • Wohnung(1人暮らし):400~800ユーロ(約52,000~104,000円)

  • Fahrkosten(Semester代):6ヶ月で292.16ユーロ(約37,980円)

ボン大学の寮は200~650ユーロくらいで、結婚している学生が入れる広い寮になると650ユーロほどの高い家賃がかかりますが、安い寮なら200ユーロくらいです。また、人がたくさんいるのが嫌で1人暮らしを考えるなら400~800ユーロほどは見ておきたいですね。

あと、半年に1回はボン大学にSemester代を支払う必要があり、今だと292.16ユーロ(約37,980円)くらいです。この金額にはSemester ticketも含まれていて、ボンの電車やバスが無料になります。ボン大学のあるノルトライン=ヴェストファーレン州の交通機関も無料になるので、交通費がかからず安い生活を送ることができます。私の学生生活を思い返すと、当時の生活費では日本で生活できなかったかもしれない、それほどにドイツは安いです。

ドイツ情報のメルマガ

Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
Previous
Previous

電子辞書 ドイツ語 買うかどうかについて (カシオ 電子辞書 エクスワード ドイツ語モデル XD-N7100)

Next
Next

「どこ?」3格支配の前置詞 質問文と返事の構成