独検の合格率‼️独検に合格したいけど、心配だよ。
独検は5級から1級まで6つのレベルがありますが、各レベルの合格率は独検の公式サイトに掲載されています。毎年、夏期と冬期で試験が2回(1級と準1級は年1回)実施されますが、それぞれのデータがしっかり更新されているため、独検の合格率を知りたいときは独検のデータを閲覧するのが便利です。
ここでは、2019年の夏期の合格率を1つの目安としてご紹介していきます。
こんにちはマキシーです!今回は、独検の合格率についてご紹介していきます。
独検の各レベルの合格率
独検は5級から1級まで6つのレベルがありますが、各レベルの合格率は独検の公式サイトに掲載されています。毎年、夏期と冬期で試験が2回(1級と準1級は年1回)実施されますが、それぞれのデータがしっかり更新されているため、独検の合格率を知りたいときは独検のデータを閲覧するのが便利です。
ここでは、2019年の夏期の合格率を1つの目安としてご紹介していきます。
独検 年度別結果比較:https://www.dokken.or.jp/about/data.html
独検5級の合格率は98.49%
2019年度の夏期において、5級の合格率は98.49%です。
出願者数:748人
受験者数:663人
合格者数:653人
合格率:98.49%
5級はほぼ100%に近い驚異的な合格率となっているので、まだ独検の試験に合格したことがないかたは5級からスタートするのがおすすめです。
ほかのレベルもそうなのですが、出願者数に対して受験者数が減っている傾向があり、当日に風邪や寝坊など何かしらの理由で試験を受けられなかった人が一定数いることがわかります。私もそのような経験をしたことがあるのですが、試験料を支払っているのに試験を受けられないのはとても勿体ないです。みなさんも、試験の当日は遅刻しないように気を付けてくださいね。
独検4級の合格率は78.81%
2019年度の夏期において、4級の合格率は78.81%です。
出願者数:1,411人
受験者数:1,222人
合格者数:963人
合格率:78.81%
1つレベルが上がるだけで約20%も合格率が下がっているので、5級に比べて4級は難易度が高くなっていることが分かります。2004年~2021年の期間で、4級の過去最高の合格率は83.41%、過去最低の合格率は54.31%です。平均すると大体70%くらいです。
独検3級の合格率は51.62%
2019年度の夏期において、3級の合格率は51.62%です。
出願者数:1,515人
受験者数:1,325人
合格者数:684人
合格率:51.62%
4級に比べると3級の合格率は約20%ほど下がっています。2004年以降において、3級の過去最高の合格率は64.03%、過去最低の合格率は46.71%です。平均すると、大体50~55%くらいです。
独検2級の合格率は43.30%
2019年度の夏期において、2級の合格率は43.30%です。
出願者数:980人
受験者数:866人
合格者数:375人
合格率:43.30%
3級に比べると約10%ほどの合格率の低下に留まっています。みなさんも2級はかなり難易度が高いイメージを持っていると思いますが、意外と合格率は高いですよね。受験者の2人に1人は合格する数字なので、やれば出来るというモチベーションの向上に繋がりそうです。2008年以降において、2級の過去最高の合格率は65.03%、過去最低の合格率は36.04%。上と下でかなり差がありますが、平均すると40後半くらいの合格率です。
独検準1級の合格率は29.18%
2019年度の準1級の合格率は29.18%です。
出願者数:612人
受験者数:538人
合格者数:157人
合格率:29.18%
2級の合格率と比較すると約15%ほどの低下です。準1級からはドイツ人の私でも試験が難しいと思うくらいのレベルですが、それでも合格率は約30%と思ったよりも高いです。試験が難しいことは分かっているため、かなり入念に準備して試験に挑むかたが多いのかもしれません。1995年以降、準1級の過去最高の合格率は31.36%、過去最低の合格率は11.76%です。
準1級は1995年から2007年までは2級のレベルだったようで、過去最低の合格率の11.76%は1995年のときです。当時は、今ほど日本でドイツ語が身近なものではなく、ドイツ語を学べる教室なども少なかったと思うので、そのような環境も影響していそうです。時代的にはようやくパソコンやネットが身近なアイテムになってきたころで、大学などでドイツ語を学んでいる人でなければドイツ語に触れる機会さえなかった、と私の日本人の友人はおっしゃっていました。今みたいにYouTubeやWebなどのツールが身近ではなかったため、普段の生活では映画くらいしかドイツ語に触れる機会がなかったのかもしれませんね。
ただし、1995年の出願者数は2,162人と過去最高に多く、当時から独検の知名度は高かったことが分かります。独検準1級の出願者数は年々低下しており、2020年は過去最低の434人になっています。独検全体の受験者数は低下気味ではあるものの、準1級だけは異常に受験者数が減っているのが印象的です。もしかすると、準1級を飛ばして1級にチャレンジしている人が多いのかもしれません。
独検1級の合格率は20.55%
2019年度の1級の合格率は20.55%です。
出願者数:246人
受験者数:219人
合格者数:45人
合格率:20.55%
準1級と比較してもそこまで合格率に差がないのが驚きでした。1995年以降、過去最高の合格率は2019年の20.55%、過去最低の合格率は1998年の7.03%です。10人中2人くらいが合格するといった感じですが、合格率だけを見ると準1級も1級もそこまで変わらないので、過去問に手応えがあるなら準1級を飛ばして1級にチャレンジするのは有りかもしれません。
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独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
こんにちはマキシーです!今回は、独検に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかという質問を頂いたので、それについてご紹介してきたいと思います。独検ドイツ語技能検定試験の各レベルの勉強時間
独検は5級から1級まで合計6つのレベルがあります。それぞれのレベルに合格するために必要な勉強時間は、独検のオフィシャルサイトで目安となる時間が掲載されているため、その時間を参考にしながら勉強の計画を立てていくのがおすすめです。
独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
こんにちはマキシーです!今回は、独検に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかという質問を頂いたので、それについてご紹介してきたいと思います。
独検ドイツ語技能検定試験の各レベルの勉強時間
独検は5級から1級まで合計6つのレベルがあります。それぞれのレベルに合格するために必要な勉強時間は、独検のオフィシャルサイトで目安となる時間が掲載されているため、その時間を参考にしながら勉強の計画を立てていくのがおすすめです。
ドイツ語技能検定試験 独検 5級 Elementarstufe
5級は独検でもっとも優しいレベルの試験で、筆記試験40分と聞き取り試験約20分の構成です。5級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を20回以上です。合計で約30時間以上はドイツ語の勉強をしなければ合格するのが難しいといわれています。
1日の勉強時間が3時間の場合、日数は合計で10日です。勉強したことをしっかり吸収するために反復することも想定して、目安となる30時間の2倍の60時間を勉強するとしても20日です。時間だけを見ると心が折れそうなほどのインパクトを感じますが、日数で見ると意外と短いので、よし頑張ろうという前向きな気持ちになりやすいと思います。
ドイツ語技能検定試験 4級 Anfängerstufe
4級は筆記試験が60分、聞き取り試験が約25分の構成です。4級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を40回以上です。合計で約60時間はドイツ語の勉強が必要とされています。
5級の30時間に対して4級は60時間、約2倍ほどの勉強時間が必要となっています。ちなみに試験で使われる単語の数も5級が約550語なのに対して4級は約1,000語、こちらも約2倍です。すでに5級を合格しているかたは、5級に合格するために勉強した時間の約2倍ほどを目安に頑張ってみてください。
ドイツ語技能検定試験 3級 Grundstufe
3級は筆記試験60分、聞き取り試験は約30分の構成です。3級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を約80回以上です。合計で約120時間ほどの勉強が必要となっています。
4級は60時間以上でしたが、3級は2倍の120時間以上です。ローペースで勉強する場合なら半年ほど継続して勉強する必要がありますし、ハイペースで勉強する場合でも2~3ヶ月は勉強し続ける必要があるでしょう。
ドイツ語技能検定試験 2級 Mittelstufe
2級は筆記試験が80分、聞き取り試験が約30分の構成です。2級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を120回以上です。合計で約180時間以上の勉強が必要となっています。
3級は120時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約2,000語。2級は180時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約3,000語。2倍まではいかないにしても、約1.5倍くらいの難易度と勉強時間が必要といった感じです。
ドイツ語技能検定試験 準1級 Oberstufe
準1級からは独検のオフィシャルサイトに目安となる勉強時間が記載されていませんが、私がサンプル問題をやってみた感想では2級の約1.5倍くらいの勉強時間が必要かなと思いました。ドイツ人の私でも準1級は難しかったですね。また、準1級からは試験構成が一次試験と二次試験の二部構成となっています。
2級は試験で使われる単語の数が約3,000語でしたが、準1級は約5,000語です。単語を覚えるだけでも時間がかかるため、2級にかけた時間の1.5倍から2倍ほどを想定しておきたいところです。
ドイツ語技能検定試験 1級 Höchststufe
1級は一次試験と二次試験の構成となっていて、独検の中でもっとも難しいです。合格する人がほとんどいないほどの難易度なので、合格できる人は本当に凄いです。1級は試験で使われる単語の数も制限がないため、合格するために必要な勉強時間を考える基準がないことも難易度を高めています。
ドイツ語技能検定試験は勉強すべき内容をまとめていくと、勉強時間もおおよそは把握できる
実際のところ、独検は5級から順番に合格しながら自分のドイツ語力を高めていくのがセオリーとなっているので、準1級を合格した上で1級のサンプル問題にチャレンジして自分の実力がどのくらい通用するのかを探ってみるのがいいでしょう。そうすると、自分に何が足りないのかが見えてくるので、その情報から勉強すべき内容をまとめていくと勉強時間もおおよそは把握できるのではないかと思います。
この舞台に立っている人は、毎日の努力を積み重ねて何年もかかったはずです。だからこそ、その集大成としてドイツ語マスターの称号を勝ち取ってほしいと思います。