TestDaFに合格して、ドイツの大学に入学できた。【ドイツ正規留学】
社会人になってから、ドイツの大学で勉強するためにTestDaFという試験を東京で受けています。私は、コミニュケーション学を志望していて、TestDaFのレベル4以上を満たしていればいいということでした。どのくらい勉強すればいいか……については、人それぞれ違ってきます。私は社会人で、仕事をしながら、TestDaFの対策コースを東京の専門学校で受講していました。仕事をしながらであれば1年から1年半程度ゆっくり試験対策の勉強をしていけば受かるのではないかと思います。
~TestDaFとは?~ TestDaFは、正式名称を「Test Deutsch als Fremdsprache」といい、ドイツのテスト・ダフ・インスティトゥートが実施している検定です。・中級以上のドイツ語をマスターしていて、能力を相対的に判断してほしい・ドイツの高等教育機関に留学、ドイツで就職したい ・教育、研究、業務上の理由により国際的に公認されたドイツ語能力の証明が必要 などの理由により、受験されています。ドイツ語の能力が中級以上の人を対象とした検定で、ドイツ語を母語としない人たちがドイツ語圏で高等教育を受けられるか、ドイツ語力の有無やそのレベルを判断するために行われ、ドイツ語版IELTSやTOEFLともいわれています。ドイツ語技能検定は、1~5のレベルに合わせた試験内容で行われるのに対し、TestDaFは、受験者が同一のテストを受験し、その結果でレベル分けされるシステムになっています。検定では「聴解力」「読解力」「文章表現力」「口述表現力」の4つの技能について能力を判断しTDN3~5にレベル分けされます。TDN3は、ドイツ語での講義を受けてもおおむね授業内容を理解できる程度。TDN4は、ドイツ語でのディスカッションに積極的に参加し、双方の主張を正しく理解できる程度。TDN5はドイツ語の複雑な内容などを理解し、学術的にも問題なく研究・運用ができる程度となっています。TDN4以上の獲得でドイツ語の大学に入学できる語学力があると証明されます。世界中で同じ日に一斉にテストが行われ、日本では獨協大学と東京ドイツ文化センターで受験が可能です。
Maxie:こんにちは!
会社員P:こんにちは!会社員Pです。よろしくお願いします。
ドイツ語を何年ぐらい勉強されていますか?
Maxie:ドイツ語を何年ぐらい勉強されていますか?
会社員P:ドイツ語は、15歳くらいの高校生の時に勉強を始めたので、ずっと継続して勉強しているわけではないですが、15年くらい勉強しています。
最初にドイツ語に興味をもったきっかけは何かありますか?
Maxie:最初にドイツ語に興味をもったきっかけは何かありますか?
会社員P:私はもともと英語や外国語を勉強するのがすごく好きでした。高校が語学に特化した学校だったので、授業で第二外国語でドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語のなかから選択するようになっていたんです。
ドイツ語のここがすきだから選んだということもなかったんですが、ドイツ語を選択してからドイツ語にはまりました。高校の時には1年間ドイツに留学もしています。
ドイツ語を勉強して、ドイツ語の資格を取ったことがありますか?それはどんな資格ですか?
Maxie:ドイツ語を勉強して、ドイツ語の資格を取ったことがありますか?それはどんな資格ですか?
会社員P:高校の時にドイツ留学から帰ってきて、CMP【Zentrale Mittelstufenprüfung】という試験を受けました。レベルC1ですね。社会人になってから、ドイツの大学で勉強するためにTestDaFという試験を東京で受けています。
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~TestDaFとは?~
TestDaFは、正式名称を「Test Deutsch als Fremdsprache」といい、ドイツのテスト・ダフ・インスティトゥートが実施している検定です。
・中級以上のドイツ語をマスターしていて、能力を相対的に判断してほしい
・ドイツの高等教育機関に留学、ドイツで就職したい
・教育、研究、業務上の理由により国際的に公認されたドイツ語能力の証明が必要
などの理由により、受験されています。
ドイツ語の能力が中級以上の人を対象とした検定で、ドイツ語を母語としない人たちがドイツ語圏で高等教育を受けられるか、ドイツ語力の有無やそのレベルを判断するために行われ、ドイツ語版IELTSやTOEFLともいわれています。
ドイツ語技能検定は、1~5のレベルに合わせた試験内容で行われるのに対し、TestDaFは、受験者が同一のテストを受験し、その結果でレベル分けされるシステムになっています。
検定では「聴解力」「読解力」「文章表現力」「口述表現力」の4つの技能について能力を判断しTDN3~5にレベル分けされます。TDN3は、ドイツ語での講義を受けてもおおむね授業内容を理解できる程度。TDN4は、ドイツ語でのディスカッションに積極的に参加し、双方の主張を正しく理解できる程度。TDN5はドイツ語の複雑な内容などを理解し、学術的にも問題なく研究・運用ができる程度となっています。TDN4以上の獲得でドイツ語の大学に入学できる語学力があると証明されます。
世界中で同じ日に一斉にテストが行われ、日本では獨協大学と東京ドイツ文化センターで受験が可能です。
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ドイツの大学に入るころは、ドイツ語のレベルはどれくらいで、どれくらい勉強していましたか
Maxie:Pさんはドイツの大学に入るころは、ドイツ語のレベルはどれくらいで、どれくらい勉強していましたか?この記事を読んでる人の中にもドイツの大学に行きたいと考えている人もいると思うんですが、どれくらい勉強したら大学に入れるのかお聞きしたいです。
会社員P:大学に入るときに必要なドイツ語のレベルは、学校や学部によっても違うと思うんですよ。法学部や医学部は、C2などのかなり高いレベルまでマスターしていないといけないと思います。私は、コミニュケーション学を志望していて、TestDaFのレベル4以上を満たしていればいいということでした。
どのくらい勉強すればいいか……については、人それぞれ違ってきます。私は社会人で、仕事をしながら、TestDaFの対策コースを東京の専門学校で受講していました。仕事をしながらであれば1年から1年半程度ゆっくり試験対策の勉強をしていけば受かるのではないかと思います。
TestDaFを取ってみて、入学したドイツ大学での勉強は難しかったですか?
Maxie:その資格を取ってみて、入学した大学での勉強は難しかったですか?資格を取っていても、それはあくまで入学するための条件ですよね。
会社員P:難しかったです!むちゃくちゃ難しかったですね。ひととおりドイツ語が喋れたり聞き取れたりして、日常会話に問題はないレベルにはなっていたんですが、学校で使うドイツ語は、単語とかもアカデミックな単語が多かったのもあります。
それに試験で使うドイツ語は、友達と話すようなフランクなものではないので、ゼミでディスカッションするときも、一つのテーマについてみんなでディスカッションするのがすごく難しかったです。
ディスカッションだからみんな意見を言うスピードが速くて、最初のころはその速度に追いつけなくてずっと黙っている。何も言えないという状態でした。
そこで落ち込んだこともありますが、ゼミの前に「今日はこれを言うぞ」って下準備して、自分から手を挙げて話すようにしたら、スピードの速いディスカッションにも少しずつ慣れてきました。
ドイツの企業に就職されましたが、ビジネスのドイツ語は難しいですか?
Maxie:大学を卒業して、ドイツの企業に就職されましたが、ビジネスのドイツ語は難しいですか?
会社員P:ビジネスでいうと、入る会社によって雰囲気が全然違っているので、ビジネスドイツ語のレベルも全然違っていると思います。
私が最初に入った会社は割とフランクで、カジュアルなドイツ語だったので、そこまでかっちりとしたビジネスドイツ語という感じではなかったです。
でも、法律関係の事務所であったり、大企業になると難しい……難しいというより、ビジネスドイツ語が強いなと思いました。だから会社の業種や、働く職種によって必要なビジネスドイツ語のレベルは違ってくるかなと思います。
私の場合は最初はとにかく周りの人の話や言い回しをよく聞いて、ビジネスメールも「みんなこんな感じで書くんだな」ってよく見て、雰囲気に慣れていくことが大事だと思います。
仕事は営業職に近い感じの職種で、周りの方が交渉する能力も高いし、ドイツ語がどうだっていうのではなく純粋にコミュニケーション力が高い人たちばっかりだったので、最初のころは苦労もありました。でも彼らを通してお客さんとのやり取りやビジネスドイツ語をマスターできたなと思っているので、すごくいい勉強になりました。
ビジネスでドイツ語で文章を書くのはどのようにしてマスターしたんですか?
Maxie:さきほどビジネスメールの話が出ていましたが、ドイツ語も日本語と同じように書き言葉があって、どうしても話し言葉よりも固くなってしまうんですけど、ドイツ語で文章を書くのはどのようにしてマスターしたんですか?同僚や周りの人に見てもらって覚えたんでしょうか?
会社員P:そう!違うんですよね。最初のころは、私のボキャブラリーが少ないから、自分が言いたいことをメールに盛り込むことができなくて、自分が知っている言い回しで短い文章を並べていて、すごく淡々としたメールになっていました。
でも、それでは言い回しが強すぎたり失礼な表現になったりしてないかなと思って、同僚に「これって大丈夫かな?伝わるかな」って見てもらっていました。同僚も忙しいからいつも見てもらうわけにはいかないので、重要なメールなどの時には見てもらってましたね。
そのほかに仕事で資料を作ることもあったので、その時は文法ミスなどを上司や同僚に添削して修正してもらっていました。
ドイツの会社で働くにはどれくらいのドイツ語のレベルがあったほうがいいでしょうか。
Maxie:ドイツで働きたいっていう人も多いと思うんですけど、ドイツの会社で働くにはどれくらいのドイツ語のレベルがあったほうがいいでしょうか、それとも全くしゃべれなくても採用されますか?会社の面接でドイツ語力に対して人事の人が見ていたポイントはありましたか?
会社員P:ドイツ人の会社で働くならドイツ語が話せるに越したことはないと思います。でも、一概にドイツ語ができないと全く仕事ができないというわけではないです。英語で仕事ができる会社もたくさんあります。ベルリンであれば、会社の中では英語だけでコミュニケーションをとっている会社もたくさんあるって聞いているので問題はないかと思います。
でも、ドイツ人の中にも、もちろん英語が堪能な方もたくさんいらっしゃいますが、ドイツ語のほうが自分の言いたいこととかを言いやすかったりとか、本音を言いやすかったりすると思います。だから同僚との信頼関係を構築していくのに、ドイツ語ができたほうが、すごく仲良くなれるし、そうなると仕事もやりやすいっていうこともあります。なので、ドイツ語ができるのは絶対にプラスだと思います。
具体的にレベルの話になると難しいですけど、中級以上、コミュニケーションがとれたらいいと思います。仕事上で難しい言葉があっても、仕事しながらだんだん慣れていくことができます。なので、日常生活でコミュニケーションが取れるレベルはあったほうがいいかなと思います。
ドイツ語の中で好きな単語
Maxie:最後に、Pさんがドイツ語の中で好きな単語があれば教えてください。
会社員P:最近私が気になっている単語は「Achtsamkeit」です。すごくドイツ語っぽいなって思う単語なんですけど、すごく自分のことを大事するという意味で使う言葉だと思います。
例えば仕事で効率よく仕事をしようとだけ思って仕事してると疲れるなと思うんですけど、日本語に訳すのはすごく難しいけれど「自分の心に余裕を持つ」というような意味を持つ言葉なので、すごく大事にしようって思ってる単語です。
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ドイツ語の試験 GOETHE【ドイツ語検定試験 - ゲーテ・インスティトゥート】のレベルA1-C2
ドイツ語検定試験 - ゲーテのレベルについて話していきたいと思います。正式的な試験の名前はドイツ語検定試験 - ゲーテ・インスティトゥートです。ドイツ語検定試験 - ゲーテ・インスティトゥートのレベルはA1からC2まであります。レベルA1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
まず、A1は日常生活において、短く簡単なドイツ語の表現が理解できます。日常で相手の言っていることが理解できたり、すこし頑張れば自分からも話しかけたりすることができるレベルです。
レベルA2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
次にA2ですが、ドイツ語での日常生活における表現にも少しずつ慣れてきたレベルです。自己紹介や、仕事のこと、家族のことなど自分の身の回りに関することならかんたんなドイツ語で表現ができます。
レベルB1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
続いてB1は、自分に関することだけでなく、仕事や趣味などに関するドイツ語の表現や文章について理解ができます。自分に身近なテーマであれば、それについて受け答えなどができるレベルです。
レベルB2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
B2は複雑な文章や表現でも、その内容の趣旨をきちんと理解して意見や情報の交換ができるレベルです。ドイツ語を母国語とする人との会話もスムーズに行えます。
レベルC1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
C1は、ドイツで働いたり学習したりするのに必要な言葉や表現を理解できるレベルです。難しいドイツ語の文章や長い文章も理解できるので、相手の表現の中に含まれる微妙なニュアンスもきちんと理解して表現することができます。
レベルC2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
最後にC2は、ドイツ語に関して全く不自由を感じないレベルです。読んだり、書いたり、聞いたりがスムーズに行えます。
ドイツ語教師のマキシーです。
今日は、ドイツ語検定試験 - ゲーテのレベルについて話していきたいと思います。正式的な試験の名前はドイツ語検定試験 - ゲーテ・インスティトゥートです。ドイツ語検定試験 - ゲーテ・インスティトゥートのレベルはA1からC2まであります。
レベルA1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
まず、A1は日常生活において、短く簡単なドイツ語の表現が理解できます。日常で相手の言っていることが理解できたり、すこし頑張れば自分からも話しかけたりすることができるレベルです。
レベルA2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
次にA2ですが、ドイツ語での日常生活における表現にも少しずつ慣れてきたレベルです。自己紹介や、仕事のこと、家族のことなど自分の身の回りに関することならかんたんなドイツ語で表現ができます。
レベルB1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
続いてB1は、自分に関することだけでなく、仕事や趣味などに関するドイツ語の表現や文章について理解ができます。自分に身近なテーマであれば、それについて受け答えなどができるレベルです。
レベルB2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
B2は複雑な文章や表現でも、その内容の趣旨をきちんと理解して意見や情報の交換ができるレベルです。ドイツ語を母国語とする人との会話もスムーズに行えます。
レベルC1【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
C1は、ドイツで働いたり学習したりするのに必要な言葉や表現を理解できるレベルです。難しいドイツ語の文章や長い文章も理解できるので、相手の表現の中に含まれる微妙なニュアンスもきちんと理解して表現することができます。
レベルC2【ドイツ語検定試験 - ゲーテ】
最後にC2は、ドイツ語に関して全く不自由を感じないレベルです。読んだり、書いたり、聞いたりがスムーズに行えます。
GOETHEは、ドイツ国内でも正規の資格として認められているほど難しくてハイレベル。ドイツ語技能検定(独検)という検定が日本にもありますが、あちらは日本独自の検定なので、GOETHEとは難しさのレベルも違います。ドイツ語技能検定(独検)について興味がありましたら、こちらの記事をご覧ください。
ドイツに留学したいと思っていたり、ドイツで働いて生活したいと思っている人に参考にしてもらえると嬉しいです。
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【独検・Goethe対策には新聞を!】ドイツの新聞の一覧
独検の準1級と1級は露骨に長文の読解問題が増えていて、合格するためにはいかに素早く長文を読んで理解できるかがポイントとなりやすいです。模擬試験を練習するときは、タイマーをかけてどのくらいの時間で長文を読めるのかを測っておき、それを繰り返しながらスピードを上げていく勉強方法がおすすめです。
ドイツ語の読解力を伸ばすならドイツの新聞がおすすめ
ドイツ語の読解力を伸ばすためには、ドイツ語をたくさん読む必要があります。その方法として、ドイツ語の新聞を読むのはとてもおすすめです。ドイツにはさまざまな新聞がありますが、その中でも有名な7つのドイツ新聞をご紹介していきます。Bild-Zeitung(ビルト)ビルトはドイツでもっとも売れている新聞ですが、悪い言い方をすると少し下品です。スポーツ系の記事などもありますが、芸能人が誰と付き合っているなどゴシップ系の記事も多いです。しかし、記事の内容は一般生活で使われる単語がよく登場するので、とても読みやすいです。Der Spiegel(デア・シュピーゲル)デア・シュピーゲルは発行部数がヨーロッパでもっとも多いニュース系の週刊誌で、毎週の平均販売部数は110万部。1947年から刊行している古い新聞社でもあります。Süddeutsche Zeitung(ジュートドイチェ・ツァイトゥング)ジュートドイチェ・ツァイトゥングは信頼性のある質の高い記事が多く、エリートに好まれそうな新聞です。ミュンヘンに本社のある南ドイツの新聞で、SZの略称で親しまれています。DIE ZEIT(ディー・ツァイト)ディー・ツァイトは質が高いと評判の全国新聞で、推定読者数は200万人以上。ドイツ国内でも大型メディアの1角を担う全国新聞です。長文の記事がたくさんあるので、ドイツ語の読解力を上げるにはいいチャレンジになります。Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは、インテリ向けの難しい記事を取り扱っており、ドイツ人でも内容を理解するのは大変です。よく英語の世界では、読み書きをマスターした上級者は政治などの話題でも理解できるように勉強するという話がありますが、ドイツ語で同じような勉強法を検討しているならこの新聞はピッタリです。Die Welt(ディ・ヴェルト)ディ・ヴェルトはドイツの一般的な日刊新聞です。ヴェルトはドイツ語で世界という意味。日本の読売新聞と提携しているそうです。die tageszeitung; taz(ディー・ターゲスツァイトゥング)ディー・ターゲスツァイトゥングは、ドイツの全国日刊紙です。1978年から創刊されていて、ドイツ全土で入手可能です。紙の媒体以外にも「taz e-Paper」というデジタル版もあります。
こんにちはマキシーです!今回は、独検の中級者から上級者向けにドイツの新聞をご紹介していきたいと思います。
独検に合格するためにドイツ語の読解力を身に付けよう
ドイツ語の中級者から上級者は、独検でいうと3級から1級あたりのレベルです。このレベル帯の試験になると、読む課題が非常に多くなります。読解力を身に付けることで問題を解くスピードが上がりますし、結果として合格にも繋がってきます。長文を読むのに時間がかかり過ぎてしまうと、すべての問題の答えを書けないこともありますよね。そうならないためにも、読解力をしっかりと伸ばしておきたいところです。
独検の3級から1級の読む課題の割合
独検は3級から1級になるに連れて読む課題の割合が増えていきます。3級と2級は約4~5割ほど、準1級になると半分ほどの問題は長文の読解です。1級になると約7割ほどが読む課題となっているので、独検のコンセプト的にも読解力があってこそドイツ語の実力がある証といった感じです。
・独検の3級:約4割
・独検の2級:約5割
・独検の準1級:約6割
・独検の1級:約7割
とくに準1級と1級は露骨に長文の読解問題が増えていて、合格するためにはいかに素早く長文を読んで理解できるかがポイントとなりやすいです。模擬試験を練習するときは、タイマーをかけてどのくらいの時間で長文を読めるのかを測っておき、それを繰り返しながらスピードを上げていく勉強方法がおすすめです。
ドイツ語の読解力を伸ばすならドイツの新聞がおすすめ
ドイツ語の読解力を伸ばすためには、ドイツ語をたくさん読む必要があります。その方法として、ドイツ語の新聞を読むのはとてもおすすめです。
ドイツにはさまざまな新聞がありますが、その中でも有名な7つのドイツ新聞をご紹介していきます。
Bild-Zeitung(ビルト)
ビルトはドイツでもっとも売れている新聞ですが、悪い言い方をすると少し下品です。スポーツ系の記事などもありますが、芸能人が誰と付き合っているなどゴシップ系の記事も多いです。しかし、記事の内容は一般生活で使われる単語がよく登場するので、とても読みやすいです。
Der Spiegel(デア・シュピーゲル)
デア・シュピーゲルは発行部数がヨーロッパでもっとも多いニュース系の週刊誌で、毎週の平均販売部数は110万部。1947年から刊行している古い新聞社でもあります。
Süddeutsche Zeitung(ジュートドイチェ・ツァイトゥング)
ジュートドイチェ・ツァイトゥングは信頼性のある質の高い記事が多く、エリートに好まれそうな新聞です。ミュンヘンに本社のある南ドイツの新聞で、SZの略称で親しまれています。
DIE ZEIT(ディー・ツァイト)
ディー・ツァイトは質が高いと評判の全国新聞で、推定読者数は200万人以上。ドイツ国内でも大型メディアの1角を担う全国新聞です。長文の記事がたくさんあるので、ドイツ語の読解力を上げるにはいいチャレンジになります。
Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)
フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは、インテリ向けの難しい記事を取り扱っており、ドイツ人でも内容を理解するのは大変です。よく英語の世界では、読み書きをマスターした上級者は政治などの話題でも理解できるように勉強するという話がありますが、ドイツ語で同じような勉強法を検討しているならこの新聞はピッタリです。
Die Welt(ディ・ヴェルト)
ディ・ヴェルトはドイツの一般的な日刊新聞です。ヴェルトはドイツ語で世界という意味。日本の読売新聞と提携しているそうです。
die tageszeitung; taz(ディー・ターゲスツァイトゥング)
ディー・ターゲスツァイトゥングは、ドイツの全国日刊紙です。1978年から創刊されていて、ドイツ全土で入手可能です。紙の媒体以外にも「taz e-Paper」というデジタル版もあります。
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独検の合格率‼️独検に合格したいけど、心配だよ。
独検は5級から1級まで6つのレベルがありますが、各レベルの合格率は独検の公式サイトに掲載されています。毎年、夏期と冬期で試験が2回(1級と準1級は年1回)実施されますが、それぞれのデータがしっかり更新されているため、独検の合格率を知りたいときは独検のデータを閲覧するのが便利です。
ここでは、2019年の夏期の合格率を1つの目安としてご紹介していきます。
こんにちはマキシーです!今回は、独検の合格率についてご紹介していきます。
独検の各レベルの合格率
独検は5級から1級まで6つのレベルがありますが、各レベルの合格率は独検の公式サイトに掲載されています。毎年、夏期と冬期で試験が2回(1級と準1級は年1回)実施されますが、それぞれのデータがしっかり更新されているため、独検の合格率を知りたいときは独検のデータを閲覧するのが便利です。
ここでは、2019年の夏期の合格率を1つの目安としてご紹介していきます。
独検 年度別結果比較:https://www.dokken.or.jp/about/data.html
独検5級の合格率は98.49%
2019年度の夏期において、5級の合格率は98.49%です。
出願者数:748人
受験者数:663人
合格者数:653人
合格率:98.49%
5級はほぼ100%に近い驚異的な合格率となっているので、まだ独検の試験に合格したことがないかたは5級からスタートするのがおすすめです。
ほかのレベルもそうなのですが、出願者数に対して受験者数が減っている傾向があり、当日に風邪や寝坊など何かしらの理由で試験を受けられなかった人が一定数いることがわかります。私もそのような経験をしたことがあるのですが、試験料を支払っているのに試験を受けられないのはとても勿体ないです。みなさんも、試験の当日は遅刻しないように気を付けてくださいね。
独検4級の合格率は78.81%
2019年度の夏期において、4級の合格率は78.81%です。
出願者数:1,411人
受験者数:1,222人
合格者数:963人
合格率:78.81%
1つレベルが上がるだけで約20%も合格率が下がっているので、5級に比べて4級は難易度が高くなっていることが分かります。2004年~2021年の期間で、4級の過去最高の合格率は83.41%、過去最低の合格率は54.31%です。平均すると大体70%くらいです。
独検3級の合格率は51.62%
2019年度の夏期において、3級の合格率は51.62%です。
出願者数:1,515人
受験者数:1,325人
合格者数:684人
合格率:51.62%
4級に比べると3級の合格率は約20%ほど下がっています。2004年以降において、3級の過去最高の合格率は64.03%、過去最低の合格率は46.71%です。平均すると、大体50~55%くらいです。
独検2級の合格率は43.30%
2019年度の夏期において、2級の合格率は43.30%です。
出願者数:980人
受験者数:866人
合格者数:375人
合格率:43.30%
3級に比べると約10%ほどの合格率の低下に留まっています。みなさんも2級はかなり難易度が高いイメージを持っていると思いますが、意外と合格率は高いですよね。受験者の2人に1人は合格する数字なので、やれば出来るというモチベーションの向上に繋がりそうです。2008年以降において、2級の過去最高の合格率は65.03%、過去最低の合格率は36.04%。上と下でかなり差がありますが、平均すると40後半くらいの合格率です。
独検準1級の合格率は29.18%
2019年度の準1級の合格率は29.18%です。
出願者数:612人
受験者数:538人
合格者数:157人
合格率:29.18%
2級の合格率と比較すると約15%ほどの低下です。準1級からはドイツ人の私でも試験が難しいと思うくらいのレベルですが、それでも合格率は約30%と思ったよりも高いです。試験が難しいことは分かっているため、かなり入念に準備して試験に挑むかたが多いのかもしれません。1995年以降、準1級の過去最高の合格率は31.36%、過去最低の合格率は11.76%です。
準1級は1995年から2007年までは2級のレベルだったようで、過去最低の合格率の11.76%は1995年のときです。当時は、今ほど日本でドイツ語が身近なものではなく、ドイツ語を学べる教室なども少なかったと思うので、そのような環境も影響していそうです。時代的にはようやくパソコンやネットが身近なアイテムになってきたころで、大学などでドイツ語を学んでいる人でなければドイツ語に触れる機会さえなかった、と私の日本人の友人はおっしゃっていました。今みたいにYouTubeやWebなどのツールが身近ではなかったため、普段の生活では映画くらいしかドイツ語に触れる機会がなかったのかもしれませんね。
ただし、1995年の出願者数は2,162人と過去最高に多く、当時から独検の知名度は高かったことが分かります。独検準1級の出願者数は年々低下しており、2020年は過去最低の434人になっています。独検全体の受験者数は低下気味ではあるものの、準1級だけは異常に受験者数が減っているのが印象的です。もしかすると、準1級を飛ばして1級にチャレンジしている人が多いのかもしれません。
独検1級の合格率は20.55%
2019年度の1級の合格率は20.55%です。
出願者数:246人
受験者数:219人
合格者数:45人
合格率:20.55%
準1級と比較してもそこまで合格率に差がないのが驚きでした。1995年以降、過去最高の合格率は2019年の20.55%、過去最低の合格率は1998年の7.03%です。10人中2人くらいが合格するといった感じですが、合格率だけを見ると準1級も1級もそこまで変わらないので、過去問に手応えがあるなら準1級を飛ばして1級にチャレンジするのは有りかもしれません。
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独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
こんにちはマキシーです!今回は、独検に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかという質問を頂いたので、それについてご紹介してきたいと思います。独検ドイツ語技能検定試験の各レベルの勉強時間
独検は5級から1級まで合計6つのレベルがあります。それぞれのレベルに合格するために必要な勉強時間は、独検のオフィシャルサイトで目安となる時間が掲載されているため、その時間を参考にしながら勉強の計画を立てていくのがおすすめです。
独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?
こんにちはマキシーです!今回は、独検に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかという質問を頂いたので、それについてご紹介してきたいと思います。
独検ドイツ語技能検定試験の各レベルの勉強時間
独検は5級から1級まで合計6つのレベルがあります。それぞれのレベルに合格するために必要な勉強時間は、独検のオフィシャルサイトで目安となる時間が掲載されているため、その時間を参考にしながら勉強の計画を立てていくのがおすすめです。
ドイツ語技能検定試験 独検 5級 Elementarstufe
5級は独検でもっとも優しいレベルの試験で、筆記試験40分と聞き取り試験約20分の構成です。5級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を20回以上です。合計で約30時間以上はドイツ語の勉強をしなければ合格するのが難しいといわれています。
1日の勉強時間が3時間の場合、日数は合計で10日です。勉強したことをしっかり吸収するために反復することも想定して、目安となる30時間の2倍の60時間を勉強するとしても20日です。時間だけを見ると心が折れそうなほどのインパクトを感じますが、日数で見ると意外と短いので、よし頑張ろうという前向きな気持ちになりやすいと思います。
ドイツ語技能検定試験 4級 Anfängerstufe
4級は筆記試験が60分、聞き取り試験が約25分の構成です。4級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を40回以上です。合計で約60時間はドイツ語の勉強が必要とされています。
5級の30時間に対して4級は60時間、約2倍ほどの勉強時間が必要となっています。ちなみに試験で使われる単語の数も5級が約550語なのに対して4級は約1,000語、こちらも約2倍です。すでに5級を合格しているかたは、5級に合格するために勉強した時間の約2倍ほどを目安に頑張ってみてください。
ドイツ語技能検定試験 3級 Grundstufe
3級は筆記試験60分、聞き取り試験は約30分の構成です。3級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を約80回以上です。合計で約120時間ほどの勉強が必要となっています。
4級は60時間以上でしたが、3級は2倍の120時間以上です。ローペースで勉強する場合なら半年ほど継続して勉強する必要がありますし、ハイペースで勉強する場合でも2~3ヶ月は勉強し続ける必要があるでしょう。
ドイツ語技能検定試験 2級 Mittelstufe
2級は筆記試験が80分、聞き取り試験が約30分の構成です。2級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を120回以上です。合計で約180時間以上の勉強が必要となっています。
3級は120時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約2,000語。2級は180時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約3,000語。2倍まではいかないにしても、約1.5倍くらいの難易度と勉強時間が必要といった感じです。
ドイツ語技能検定試験 準1級 Oberstufe
準1級からは独検のオフィシャルサイトに目安となる勉強時間が記載されていませんが、私がサンプル問題をやってみた感想では2級の約1.5倍くらいの勉強時間が必要かなと思いました。ドイツ人の私でも準1級は難しかったですね。また、準1級からは試験構成が一次試験と二次試験の二部構成となっています。
2級は試験で使われる単語の数が約3,000語でしたが、準1級は約5,000語です。単語を覚えるだけでも時間がかかるため、2級にかけた時間の1.5倍から2倍ほどを想定しておきたいところです。
ドイツ語技能検定試験 1級 Höchststufe
1級は一次試験と二次試験の構成となっていて、独検の中でもっとも難しいです。合格する人がほとんどいないほどの難易度なので、合格できる人は本当に凄いです。1級は試験で使われる単語の数も制限がないため、合格するために必要な勉強時間を考える基準がないことも難易度を高めています。
ドイツ語技能検定試験は勉強すべき内容をまとめていくと、勉強時間もおおよそは把握できる
実際のところ、独検は5級から順番に合格しながら自分のドイツ語力を高めていくのがセオリーとなっているので、準1級を合格した上で1級のサンプル問題にチャレンジして自分の実力がどのくらい通用するのかを探ってみるのがいいでしょう。そうすると、自分に何が足りないのかが見えてくるので、その情報から勉強すべき内容をまとめていくと勉強時間もおおよそは把握できるのではないかと思います。
この舞台に立っている人は、毎日の努力を積み重ねて何年もかかったはずです。だからこそ、その集大成としてドイツ語マスターの称号を勝ち取ってほしいと思います。
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【ドイツ語独検・Goethe】資格勉強で学べないドイツ語について
ドイツ語を上達するために教科書で必死に勉強しても、ドイツの文化の背景は学ぶことができません。たとえば、食の文化の場合だと、日本はお米が主食ですが、ドイツはジャガイモが主食です。このような文化の違いはドイツ語の高難易度の資格を取得しても学ぶことができないため、ドイツ語をマスターするほどドイツの文化にも触れてみてほしいと思います。
基本的に日本人がドイツ語を覚えて実践で使うシチュエーションというのは、ドイツで仕事をしたりドイツに旅行するなど、ほぼ必ずドイツが絡んでくるはずです。そのような時にドイツの文化をいろいろと知っておくことで、ドイツ人とのコミュニケーションを円滑に進められるようになります。
こんにちはマキシーです!
今回は、教科書では学べないドイツ語についてご紹介していきたいと思います。
ドイツ語独検1級の資格を取っても文化の背景は学べない
ドイツ語を上達するために教科書で必死に勉強しても、ドイツの文化の背景は学ぶことができません。たとえば、食の文化の場合だと、日本はお米が主食ですが、ドイツはジャガイモが主食です。このような文化の違いはドイツ語の高難易度の資格を取得しても学ぶことができないため、ドイツ語をマスターするほどドイツの文化にも触れてみてほしいと思います。
基本的に日本人がドイツ語を覚えて実践で使うシチュエーションというのは、ドイツで仕事をしたりドイツに旅行するなど、ほぼ必ずドイツが絡んでくるはずです。そのような時にドイツの文化をいろいろと知っておくことで、ドイツ人とのコミュニケーションを円滑に進められるようになります。
ドイツ語独検1級の資格を取っても、ドイツ人に冗談は通じない
ドイツの文化といってもさまざまな事柄があるわけですが、日本人がドイツ人とドイツ語で会話をする際に違和感を覚えやすい点として笑うタイミングがあります。日本人同士で会話をするときにここは笑うポイントだなと思って笑っても、相手がドイツ人だと真顔で返されることがあるので、そのようなときに違和感を覚えると思います。
もちろん、ドイツにはコメディアンがいますし、お笑いの番組もありますし、面白いことには対して大笑いするのは日本と同じですが、ドイツに比べると日本のほうが冗談が通じやすいですね。そもそも、日本とドイツではウケる笑いのネタも違いがあるので、日本でウケるセリフをドイツ人に言っても何を言ってるんだろうみたいな顔をされることもあると思います。数人のドイツ人に混じって会話をしているときに「あれ?どうしてみんな笑っているの?」というような経験は多々あるので、これはドイツの文化を知りながら学んでいくしかありません。
それを知るおすすめな方法が2つあるので、ぜひ実践してみてください。
いろんなドイツ人とたくさん付き合ってみる
やっぱり、笑うタイミングを知るためには多くのドイツ人とたくさん会話をする必要があります。ドイツに住むのであれば、日々いろんなドイツ人と会話をするでしょうから、自然とドイツの冗談を理解できるようになると思います。仕事が終わってみんなでご飯に行く機会があれば積極的に参加するなど、多くのドイツ人と話す機会をうまく活用してみてください。
ドイツの映画を見てみる
日本に住みながらドイツの笑いの文化を学ぶなら、ドイツ映画を見るのはとてもおすすめです。ハリウッドがリメイクしたドイツ映画ではなく、ドイツの制作会社が作ったドイツ映画を見るほうがきっと分かりやすいです。どの国の映画も日常的なシーンは日頃の習慣が描写されていますし、会話も同じです。笑いに至るまでの流れを巻き戻しで見直すこともできるので、ドイツの映画を見ながらドイツ人の冗談を学んでみてください。