今回は、中国生まれ日本育ちの「セイ」さんに、ドイツ語が上達する秘訣をインタビューしました。
ドイツ語が話せるようになった秘訣
セイさんは、ドイツに来てからゼロスタートでドイツ語の勉強をはじめたとのこと。
ゼロベースから語学を勉強するってすごいですよね!
ドイツ語インテンシブコースのA1~B2クラスまで通っていたセイさん。
インテンシブコースとは?
インテンシブコースの「インテンシブ」(Intensive)とは、集中的と訳せます。
つまり、インテンシブコースとは短期間で語学力を身につけるための集中的な語学コースだといえますね。
セイさんいわく、インテンシブコースは1コース3ヶ月くらいの期間があると語っていました。
相棒、教科書。
冒頭でのあいさつを見ても、セイさんのドイツ語はお上手です。
そんなセイさんが語学力を身につけるために使った教科書はどんなものでしょうか?
教科書その1:Berliner Platz(ベルリーナプラッツ)
セイさんは、インテンシブコースのB1コースまでBerliner Platz(ベルリーナプラッツ)という教科書を使っていました。
教科書その2:SICHER!(ジヒャ)
その後、セイさんはジヒャ(SICHER!)という教科書を語学勉強で愛用していたそうです。
教科書のこだわり
セイさんは、教科書についてはあまりこだわらなくても良いという持論をお持ちでした。
教科書に書いてある内容を音読したり、シャドーイングしたりしているとのことで、結局はどのような教科書でも自分にあった学習方法でやったほうがいいとセイさんはお話していました。
学校によって使う教科書がちがう
語学力を身につける秘策
インテンシブコースに通っていたころ、一ヶ月チャレンジというものに挑戦したセイさん。
一体、一ヶ月チャレンジとはどのようなものでしょうか?
一ヶ月チャレンジの内容とは?
一ヶ月チャレンジとは、一ヶ月間ドイツ語しか話さないというシンプルなルールです。
ドイツ語以外の言語を話してしまったら1€のペナルティを払うというものでした。
一ヶ月チャレンジを始めた頃はトータルで12€払ってしまったとのこと!
ペナルティとして払った12€は何に活用したのでしょうか?
セイさんは、一ヶ月チャレンジで他の言語を話してしまったペナルティで払った12€を、ホームレスたちに1€ずつあげたのことです。
自分に使ってしまうと罰金の意味がないということで、この使い方になったとのことです。
ドイツの社会のために使ってくれたんですね。
語学の資格
セイさんは、インテンシブコースのB1コースまでドイツ語の試験を受けたそうです。
インテンシブコースB2のコースで試験を受けようと思った矢先に、新型コロナウイルス感染症の拡大に寄って受けられなくなってしまったようです。
特に語学の資格の活用は考えてなかったそうですが、フリーランスビザを発行してもらうときに、ドイツ語の試験を受けていれば担当官からの印象が違うと考えているとセイさんは言及していました。
資格はあまり関係ない?
セイさんがインタビュー中に言っていました。
セイさんはドイツのライプツィヒでオンライン講師をやっていますが、当時フリーランスビザを取得する際にオンライン講師だけではだめだ、という指摘があってドイツで職探しをしたそうです。
そこでセイさんが感じたことは、ドイツ語が話せるという証明の資格は大事だけど、結局最後は面接をするので、実はあまり語学の資格は関係ないのでは?とセイさんは感じたそうです。
ドイツ人の友達を作る方法
日本の家というコミュニティ
ドイツでは基本的に英語が通じて、あまりドイツ語が話せなくても大丈夫とセイさん。
ドイツに、「日本の家」というコミュニティがあって、毎週木曜日と土曜日にみんなで食事をする懇親会にステイさんは通ったそうです。
その「日本の家」というコミュニティにはいろいろな国籍の方が集まっていて、そこで友達を作ったとのことです。
「日本の家」というコミュニティのよいところは、100%ドイツ人の集まりではなく、いろいろな国籍の人が集うので言語豊かなのと、そういう場には居やすいとセイさんは言いました。
ハウスパーティーを通じて
セイさんは友達を作っていく中で、ドイツに対して抱いた印象が「ハウスパーティーが多い」ということだったそう。
なにかとハウスパーティーが多いドイツで、セイさんはいろいろな出会いがあって、気が合う人がいれば連絡先を交換して、カフェで会話を楽しんだりして友達を増やしていったそうです。
セイさんはドイツ人のボーイフレンドがいて、彼つながりの友達というのもできたそうです。
ボーイフレンドに連れられて行った、ボーイフレンド友達の集まりでは、ドイツ人だけで、しかも話すスピードが早くて、ジョークの内容もわからず辛かったとのことを言ってました。
ほかの国籍の人がいるコミュニティだと他国の人相手にはゆっくりしゃべったり、ということをしてくれますが、ドイツ人しかいないコミュニティだとネイティブなスピードで話すので大変だったとセイさんは当時を振り返ってました。
ライプツィヒ
セイさんから「めちゃくちゃいいです!」とのお言葉を頂きました!
ライプツィヒのいいところは物価も安いし、住みやすくて自然が豊かだと言っていました。
ライプツィヒには、
公園
森
湖
川
があります。自然豊かですよね。
インタビュー当時、来週からポルトガルに行く予定があるとのことで、一ヶ月もライプツィヒを離れるのが嫌だと言ってました。
それくらい、セイさんはライプツィヒを気に入っているようでした。
ほかにセイさんは、
学校も結構あります
若者が多い
家賃とか物価が上がってきている感じを受けます
とも言っていました。
ルームシェアがふつう!
ドイツではルームシェアが普通だけど相性があるかもねとセイさん。
広い家に安い家賃、光熱費込みとのことでセイさんは満足のご様子です。
東ドイツは物価が安くてきれいですよね。
日本との違いは家探しの際に、大家との直接交渉ができることが多いです。
安くしようと思えば、日本よりも安くできるのはメリットですね。
ハウスクリーニングの文化
ドイツに来てショック受けたこと
セイさんは、「湖行ったら、みんな裸だった!本当にびっくりした」と言っていました。
セイさんの言うとおり、ドイツは全裸文化ですね。
一度、湖だけでなくプール行ってみたらおもしろいと思いますよ!
ドイツの好きなところ
インタビューの最後に、セイさんにドイツの好きなところを伺いました!
自分のスタイルに自信を持っているところ
いい意味で気を遣わないところ
セイさんは、ドイツではおもしろい格好をしていると、すごく見てくるイメージがあるとのことで、日本人の場合は気を遣って目をそらすことが多いということも語ってくれました。
まとめ
ドイツ語が上達する秘訣としてセイさんのインタビューを取り上げました。
ドイツ語が上達するコツは、
ハウスパーティーに積極的参加をして多国籍に交流すること
日常にゲーム要素を取り入れること
インテンシブコースは効果がある
現地のボーイ、ガールフレンドは上達の効果あり?!
といったことが言えますね。
ドイツ人はガン見するし、言いたいことも言います。
いい面もあれば、疲れてしまうような面もあります。
でも、セイさんが言ったように自然が豊かで、日本人が安心して所属できるコミュニティもあるので、ぜひドイツに遊びに来てみてくださいね!