こんにちはマキシーです!今回は、独検のレベルについてご紹介していきます。
独検は翻訳を目指すかたにおすすめ!
最初に、独検はドイツ語を日本語に訳す翻訳家を目指したいかたにおすすめな試験です。というのも、独検の試験内容はレベルが上がるほど日本語に訳すのがとても難しくなるからです。ドイツに住みたい、ドイツで働きたい、という目標を持っている場合はドイツ国内の試験を受けるほうが役立つと思います。
逆に日本国内の就職では、ドイツ国内の試験よりも独検のほうが有利だった、と私の友達が言っていました。これはドイツ国内の試験は日本国内ではマイナーで知らない面接官が多く、独検は名前からしてもなんだか凄そうなイメージがあるからだと思います。なので、日本で就職するために独検を取るのは全然アリです。
独検の種類と難易度
独検の種類と難易度は以下のようになっています。2級あたりから難しくなりますが、準1級からは本当に難しいです···。
独検1級:鬼難しい
独検準1級:激難しい
独検2級:難しい
独検3級:普通
独検4級:簡単
独検5級:とても簡単
まず、自分がどのくらいの実力があるのかを知りたい場合は、独検の公式サイトに模擬試験が公開されているので、それをダウンロードしてチャレンジしてみるのがおすすめです。
また、冒頭で独検は翻訳家を目指しているかたにおすすめとご紹介しましたが、2級あたりから翻訳に関する内容が増えてくるので、翻訳家になりたいなら最低でも2級以上の試験に合格することを目指したいところです。
独検5級
独検5級は一番シンプルで、一部のドイツ語に関する試験です。試験で使われる単語の数は550個、90分の授業を20回くらい受ければ合格できると思います。
独検4級
独検4級は試験の中で使われる単語が約1,000個くらい、90分の授業を40回くらい受ければ合格できると言われています。4級に受かればドイツ語の簡単な日常会話は理解できるようになります。
独検3級
独検3級は単語の数が約2,000個くらい、90分の授業を80回くらい受ければ合格できるレベルです。ドイツ語のコラムや短文のリスニングなど、このあたりから徐々に試験の難易度が高くなってきます。
独検2級
独検2級は単語の数が約3,000個くらい、90分の授業を120回くらい受ける必要があると言われています。本格的にドイツ語をやろうと思ったら、独検2級は1つの目標となってきます。
独検準1級
独検準1級は単語の数が約5,000個、このレベルはとても難しいです。ドイツ国内で不自由のない生活を送れるくらいのドイツ語力がなければ合格は難しいと言われています。新聞など複雑な記事も出てくるので、完全に上級者向けの試験となっています。
独検1級
独検1級はもっとも難しいレベルです。私も受けてみましたが、日本語に翻訳するのが本当に難しかったです。しかし、独検1級を取ることができれば、自慢できるどころか翻訳家としても本格的に仕事をすることができますし、努力次第で合格できるかもしれないというかたはぜひチャレンジしてみてほしいと思います。
独検はGoetheにたとえるとどのくらいのレベル?
独検のレベルをドイツ国内のGoetheにたとえると、どのくらいのレベルなのかも参考程度にご紹介します。
独検1級:C1~2
独検準1級:B2
独検2級:B1
独検3級:A2
独検4級:A1~2
独検5級:A1
大体、上記のようなレベルと言われていて、独検3級に受かるならGoetheのA2相当といった感じですね。
独検の合格率はどのくらい
最後に独検の合格率についても参考としてご紹介します。
独検1級:20%が合格
独検準1級:29%が合格
独検2級:65%が合格
独検3級:58%が合格
独検4級:76%が合格
独検5級:96%が合格
※2016年のデータ
難易度が高くなるほど合格率も低くなる傾向があり、独検1級は一番合格が難しいです。もし、就職の際に面接官に独検をアピールしたいなら、1級を持っているなら20%しか合格できないことを強調してみるといいかもしれませんね。