ドイツ周辺国で働くには?実際に日本から移住してきた人に聞いてみた!

今回のゲストは、2019年にオーストリアのグラーツに移住した、日本人のNakasakuさんです!

オーストリアに移住した際についてインタビューした内容をご紹介していきます!


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■ドイツ語はいつから勉強していますか?


Nakasaku「僕は、2019年の夏にオーストリアに移住をしまして、そこで電気自動車のエンジニアとして働いています。ドイツ語は勿論勉強中で、今はB1レベルまでコースを修了しました。」

Maxie「ドイツ語はいつから勉強していますか?」

Nakasaku「そうですね、ドイツ語は実は日本にいる時は勉強は全くしていなかったのですが、日本からオーストリアにきた2019年の8月から勉強をし始めました。」


■現在のB1レベルになるまでに、週にどれくらいの頻度でドイツ語を勉強されましたか?


Maxie「現在のB1のレベルになるまでに、週にどれくらいの頻度でドイツ語を勉強されたんですか?」

Nakasaku「会社のサポートでドイツ語学学校に週2で通わせて頂いていました。毎週二日間、夜の7時半から9時までドイツ語学学校で勉強して、出された宿題を自宅でやって、というのを繰り返した感じですね。」


■海外から移住してきた社員は、ドイツ語を履修する事が必須でしたか?


Maxie「外国人の社員はみんなドイツ語を勉強しないといけない感じでしたか?」

Nakasaku「いえ、会社の社用語が英語なので、勉強しなければいけない事はありませんでした。

しかし、オーストリアの公用語はドイツ語なので、メールだったりとか、ミーティングとか、あと朝のコーヒータイムとか。どうしても同僚とのコミュニケーションがドイツ語主体になってしまうんですよね。なので、ドイツ語を喋れる方がいいかなと思って、ドイツ語を勉強しています。」

Maxie「会社の同僚ともっと話せるようになる為に、やっぱりちょっとドイツ語力があった方がいい、って事ですね!」

Nakasaku「そうですね、やっぱりドイツ語を勉強しているとオーストリアの人も喜んでくれるっていうか、印象がいいんですよね。なのでそういうのもあって勉強しています。」


ポイント💡


オーストリアの公用語はドイツ語。国民の98%がドイツ語を母国語としています。

ドイツ語を勉強する事によって、オーストリアの方々ともコミュニケーションを取れるようになるわけですね!



■オススメの教科書はどれですか?


Maxie「オーストリアのドイツ語と標準のドイツ語ってちょっと違いがあると思うんですけど、オススメの教科書はありますか?」

Nakasaku「ドイツ語の授業で僕が使ってるのは、フーバー(Hueber)のシュリッテプラスノイ(SchrittePLUS NEU)っていう教科書で、実はこれ、ドイツ語バージョンではなくて、オーストリアバージョンの教科書なんですよ!」

Maxie「わー!すごい!」

Nakasaku「オーストリアで使用されるドイツ語と、標準のドイツ語って基本的には文法等が一緒だと思うんですけど、ちょっとした単語だったりとか、微妙な文法がちょっと違ったりするので、そういうのをこの教科書で学んだりしてますね。」

Maxie「オーストリアのドイツ語に興味があったら、そのオーストリアのドイツ語専用の教科書はいいかもしれませんね!」


■会社の面接ではドイツ語力が必要でしたか?


Maxie「次は、今の会社の面接ではドイツ語力が必要でしたか?」

Nakasaku「今の会社は英語が社用語なので、ドイツ語は求められませんでしたね。なので、面接も英語で会話しました。学生の時にインターンでオーストリア来た時も、全部英語でコミュニケーションを取りました。」

Maxie「そういう意味でも、ドイツ語は引っ越してから勉強するのはありかもしれませんね。」

Nakasaku「そうですね、会社ではドイツ語が必須ではなかったので、仕事の為というよりかはオーストリアで過ごしていく為に学ぶという形になると思います。」


ポイント💡


公用語はドイツ語ですが、社内で使用される言語がドイツ語とは限らない為、社用語の英語さえ出来れば仕事に支障はなかったそうです。ですが、オーストリアの日常を快適に過ごす為、ドイツ語が出来るに越した事はないそうです!



■オーストリアの就労ビザの申請の仕方はどうでしたか?


Maxie「オーストリアのエンジニアのビザの為にドイツ語は必要でしたか?」

Nakasaku「ビザの申請は得点制だったんです。僕が持ってるビザはロットヴァイスロット(Rot-Weiß-Rot)ビザっていうオーストリアの就労ビザで、全部で55点必要でした。大学卒業してたら30点とか、30歳以下だと何点とか、っていうのがあって、僕の場合はドイツ語の資格がなくても55点ゲット出来たので、ビザの取得にはドイツ語は必須ではありませんでした。」

Maxie「なるほど。ドイツ語能力があればもう少しポイントで有利になる、みたいな感じですか?」

Nakasaku「そうですね。僕は英語のB1レベルでビザを取得したんですけど、英語のB1レベルじゃなくてもドイツ語で点数を稼ぐことが出来るので、もし英語が全然出来ないって方はもうドイツ語のB1を取得した方が簡単だと思いますね。」


■面接の内容は日本とは違いましたか?履歴書の書き方は?


Maxie「面接の中の言語は英語だとおっしゃってたと思うんですけど、面接の内容は日本の会社とは違いがありましたか?」

Nakasaku「そうですね…。面接の時点で給料の交渉もしますし、何年後にこういう部署、何年後に次はこういう事を働きたい勉強したいとかっていうビジョンも聞かれたりしましたね。

日本だと志望動機だったりとか、学生時代こういう事してきましたっていう、過去に何をしてきたとかを重要視されると思うんですけど、僕の面接ではどちらかというと、未来こうしたい、今こういう知識とかあるから、未来こうしたい、というような、未来にフォーカスをあてた内容だったので、そういう点は日本とはちょっと違うのかなと。」


ポイント💡


日本国内では、基本的に過去の実績やなぜ志望したのかの動機を重視する会社が少なくありません。

しかしオーストリアでは過去よりも、弊社に入って何を成したいか、どういうビジョンを持っているかを重要視するようですね!



■履歴書の書き方にはどういう違いがありましたか?


Maxie「履歴書の書き方は日本とはどういう違いがありましたか?履歴書の書き方はどうやって勉強しましたか?

Nakasaku「履歴書は、いわゆるCV(curriculum vitae)と言われる書式ですね。履歴書の書き方はインターネットでフォーマットを調べて、それに記入する形で書きました。

逆に日本だと履歴書+エントリーシートっていうのを書くと思うんですね。インターネット上で色んな質問があったり、400字書く必要があったりするので、日本の方が書類の準備が大変なんじゃないかなぁって思いましたね。」


ポイント💡


CVとは英文履歴書の事で、ラテン語で「人生の行路」を意味する curriculum vitae(カリキュラム・ビタエ)の略称です!

一般的に、職務経験、業績や受賞歴、獲得した奨学金や助成金、修得したカリキュラム、研究プロジェクト、出版物などの情報が含まれます。


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