2021年11月に日本からドイツに帰郷し、2022年1月に日本に戻ってきました♪
コロナ前とは違う航空状況や検査、隔離生活などをお話していきます。ドイツから日本へ来る予定の方や隔離ホテルが気になっている方がいると思うので、参考になったら嬉しいです♬
今回は6日間ホテルで隔離生活を送り、残り4日間は自宅で自主隔離をしていました。
ドイツ出国
まず、ドイツ出国するにあたって、空港の検査で72時間以内に行ったPCR検査の証明書を提出する必要があります。
当初は、地元でPCR検査を行って空港に証明書を持参予定でしたが、地元の医師からは、日本政府が求める書式で検査証を発行する場合、外部に委託するため、私の手元に届くのが2時間から72時間かかると伝えられ、届くまでの時間に大きな差があることを知って、少し不安に感じたため地元でPCR検査を受けることを諦め、ICE stationからフランクフルト空港のTerminal 1への中間地点にあるコロナテストセンターでPCR検査を受けることにしました。
同センターでPCR検査を受けた場合、最速で3時間以内には結果表が届くだけでなく日本に行くために必要な書類にもサインしてくれるとのことでした。また、予約もCorona Test Portalにメールアドレスを用いて登録すれば比較的簡単に行うことができます。私は3時間コースを予約しました。朝9時に約15秒程度のPCR検査を行い、昼の12時に検査結果のメールを受け取りました。日本に渡航するためには、検査結果を紙で持参する必要があったため、コロナテストセンターに取りに行くという一連の流れを1日で済ますことが出来ました。
なお、PCR検査を受けるために、フランクフルト空港付近のホテル(Hilton Garden Inn Frankfurt Airport)に一泊しました。
今回はこのような流れでした。また、「抗原適正検査」という「PCR検査」とは全く異なる検査があり、「抗原適性検査」は有効ではないので「PCR検査」を予約する際は注意です!
書類の不備により最悪、入国できないケースなどもあります。また、必要な渡航書類が出発地点によって異なっていたり、一部の地域で入国制限対象となっている地域があったりします。詳しくは日本の外務省や厚生労働省などのWebページに記載されているので日本へ出国する際には確認してみてください。
日本航空で2021年12月9日に29路線729便の減便が発表されたように世界各国の航空会社がコロナの影響で飛行機の本数を減らしました。
私が利用したフランクフルト空港も例外ではなく、減便が行われている中で大阪への直通便はごくわずかで、シンガポールのチャンギ国際空港を経由して、関西国際空港に向かう便にしました。
チャンギ国際空港から関西国際空港に向かう便の乗客はフランクフルト空港からチャンギ国際空港へ向かう便の半分ほどしかいませんでした。コロナの影響もそうですが目的地や航空会社によって搭乗数なども減便されており、フランクフルトから大阪まで32時間かかる長いフライトとなりました。
大阪到着
大阪に着いて、書類のチェック後、ドイツでPCRを受けましたが、再度日本でもPCR検査を受けました。他にも検査証明書を含めた書類のチェックがあって、空港に着いて1時間くらいで全てが終わりました。今回は夜の飛行機の便で日本に着いたので、飛行機や空港もあまり混んでいなかったので、プロセス自体がすごくスムーズでした。書類のチェックと日本入管チェックと荷物のスーツケースを取って、その後、全部終わって空港を出た瞬間からホテルに移動になります。みんなマスクをしていて、バスに乗って移動でした。バスの中にも水がありましたよ。長時間飛行機に乗って、喉が渇いていたので、バスの中に水があってとても嬉しかったです。
ホテルの第一印象
バス移動が終わり、ホテルに着いて、とても感動しました。どこのホテルになるかみんなわかりませんが、たまたまとても広い2人部屋でだったので、すごく嬉しかったです。「これ6日間なら大丈夫だな!!」って安心しました。高級トイレに喜んでいたし、お風呂も広かったので、一人盛り上がって、「これだったら楽しい!よっしゃあ!!よっしゃあ!!!」って隔離生活頑張りますってガッツポーズをとりました。
それが初日でした。ドイツ→シンガポール→大阪で32時間のフライトですごく疲れていて、ホテル着いてすぐ寝ました。
検疫所で準備している複数の宿泊施設で、特定の施設を予約する必要はありません。また、隔離ホテルは到着空港の周辺とは限らず、バスは、必ずしもホテル前まで送るわけではありません。近くの駅などで下車後にホテルまで歩く場合もあるそうです。到着された日の施設の空き状況に応じて、部屋が決定されるので、どのホテルになるかは 到着当日までわかりません。
滞在中の費用は食費を含め、全て公費負担で、原則として、個別の要望には対応不可です。ありがたいですよね。外部からの差し入れも、場合によっては対応可能ですのでホテルに相談するといいですよ。ちなみに、滞在中の飲酒・喫煙は不可です。
隔離ホテルでの最初の食事
ホテル到着後すぐ寝て、次の日の朝8時に朝ご飯が届きました。ピンポンとチャイムが鳴った時はまだ寝ていたので、急いで起きて朝ご飯を取りに行きました。隔離中は外に出られず、決まった時間にご飯が届き、部屋から取ります。だから誰かと接触するとか関わることはないですね。朝ご飯はとても美味しかったです♬初日の朝ご飯はサンドイッチ・ヨーグルト・みかん・ジュースでした。お昼は12時ぐらいに来ます。生活に慣れる為に朝は8時、昼は12時、夜は何時だったか忘れましたが、決まった時間に食事を届けてくれます。時間を覚えていた方がいいです。チャイムが鳴って、すぐに取りに行かないと、ホテルの人にもう一回チャイムを鳴らされるので、鳴ったらすぐ対応した方がいいですよ。
他の隔離ホテルだと配膳準備と配膳完了の館内放送の日本語と英語の2ヵ国語が流れるところもあるそうです。
次の日は仕事があり、眠すぎて眠すぎて困ってましたが、ホテルの人に「コーヒー有りませんか?」って聞いたら、「ドリップコーヒー有りますよ。いくつ必要ですか?」と応えてくれました。すごく良かったですよ♪日本のドリップコーヒーとても美味しいです。お陰で、仕事が出来て、とても喜びました。
アプリで状況チェック
最初驚きましたが、入国者健康居所確認アプリ(My SOS)をダウンロードしないといけません。隔離中の現在地、健康チェックとか、あと何日まで隔離などの表示・連絡があります。他にも、時々ロボットから電話がかかる時があります。初めて電話がかかってきた時、「あらっ!あらっ!あらっ!!!」と焦ってしまいました。電話に出るとアプリ内で顔が録画されます。自分の顔と後ろの風景が録画されるので、滞在しているのか確認できるようにしているそうです。このようにロボットと30秒ほど、電話しました。毎日アプリ内で今日もホテルですって証明しないといけないので、本当にどこにも行けません。万が一、電話にすぐ対応しなかったら、ホテルから電話がかかってきますので、みんな心配してくれていて、嬉しいです。
なお、10日間毎日2回いきなり電話がかかってきました。親よりロボットの方が連絡をとっているかもしれないです。
他の隔離ホテルだと毎食2回、日本語と英語の2ヵ国語の館内放送とロボットからの電話などでなかなかゆっくり寝たりできないところもあるそうです。
#自宅に帰っても、ひこもり期間中はアプリから電話がありました。
また、他ホテルでは、ためしにドアを開けて廊下をのぞこうとすると、センサーが感知してピーピー警告音が鳴るところもあったり、廊下には監視カメラがついて、フロントでは何台もの大型モニターとにらめっこする警備員がいたりするホテルもあるそうです。
滞在中のPCR検査
ドイツでPCR検査を受けて、日本に着いて再度PCR検査を受けて、滞在中の6日のうち3日目と6日目の計2回PCR検査を受けました。ドイツでのPCR検査の採取検体は「鼻咽頭ぬぐい液」と「唾液」のどちらでも可能でしたが、ホテル滞在中のPCR検査は検査キットが部屋の前に準備され、部屋で各自行うよう唾液の検査の案内があります。安全対策っていうのも日本はしっかりしていますよ。
滞在中の食事
私は隔離中の食事を少し心配していて、おやつをドイツから持ってきたんですけど、チョコレートなどデザートが一番美味しかったんですよ。チョコを持っていくより、カップ麺を持って行った方がよかったかもしれないです。
なお、部屋には電子レンジがないので毎食冷たい食事でした。隔離ホテルによっては毎回インスタントスープが出るところや温かいご飯が配膳されるところもあるそうです。
1日3食を3日間食べると、だんだん食事が辛くなってきます。私はホテルの人に相談して、配達Amazonが使えることを教えてくれました。「なるほど!」と思って、無印良品でカレーを注文しました。Amazonの翌日配送を利用したんですが、3日の夜、ご飯がしんどいと感じた時にAmazonで無印良品のカレーを注文したら、次の日の朝に届きました。とっても早い!ホテルの部屋番号を記載して注文するとAmazonで買い物ができます。私はカレーとスープを注文しました。部屋にお湯を沸かす機械があるので、インスタントのスープを飲むことができます。
6日間弁当だとしんどくなるから、このように食べ物を注文することもできるので安心してください。場合によってホテルの中で、本を読みたいってなったら、Amazonで本を注文するとかパズルを注文するとか・・・欲しいものがあったら、Amazonで注文できるのはすごく便利です。本当に配達とても早く、感動しました。ドイツだったら絶対、夜注文して朝に届くことはないです。日本は夜注文して朝注文したカレーが来たので、本当にびっくりしました。美味しかった。ドイツにいると日本のカレーが食べられないんで、いつも以上に美味しく感じられました。
隔離ホテルによっては出前館やUberEATSなどのデリバリーやネットスーパーなど利用できるところもあるそうですが、場所によってはサービス圏外の場所もあります。隔離中は禁酒の為、ホテルに確認をとってから代わりの嗜好品を用意するといいですね。
他の方はリンゴやチョコ、ドーナツ、本、炭酸飲料を頼んで、隔離生活を充実させていましたよ。
お弁当は揚げ物が多く、生野菜を食べたくなるので、デリバリーやネットスーパーを利用できるホテルだとサラダやお惣菜を注文してもいいですね。
隔離生活を終えて
このようにコロナ水際対策の隔離生活や出国・入国手続きは大変でしたけど、意外と充実した生活を送ることが出来ました。
当然ですがベッドメーキング、タオル交換等は行われません。ランドリーサービスは利用可能の場合もありますが、制限があったりとしますので、洗濯用洗剤持参して部屋で洗濯するのもいいかもしれません。
また、隔離ホテルのWiFiのつながりが悪いところもあるそうです。隔離されているほどんどの人がWiFiを使うので、つながりにくい可能性もあります。WiFi確保したい方は、念の為ポケットWiFiを持参していた方がいいかもしれないですね。
他にも日常服用している薬がある場合は日数分より少し多めに用意しておくと安心です。
本やゲームなどの娯楽もあるといいですね。部屋にはテレビがあるところが多いですが、何日も外出できないので、時間が潰せるものがあるといいですよ。また、運動不足になってしまいますので、運動や健康維持に役立つグッズの折りたたみヨガマットやゴムバンドなど持参してもいいかもしれないですね。
隔離ホテルによってはバスローブやパジャマがないところもあるので、楽に過ごせるジャージや部屋着も持っているといいでしょう。