【ドイツ語力ゼロから1年半でゲーテB2】ドイツ語で動画を作っているTAIDAさん登場‼️

ドイツ在住の日本人youtuber TAIDAさんにドイツについて聞いてみた!


·TAIDAさんにドイツの印象やドイツ語レベルなど様々なことを聞きます!

今回は現在ドイツに住んでおりyoutubeに動画を投稿しているTAIDAさんに話を伺いました。

彼女の動画はすべてドイツ語で作成されていて、ドイツで生活していく上で感じたことや文化の違いなどを面白く動画として投稿されています!

YouTube: https://youtube.com/c/TAIDAchannel

Twitter: https://www.twitter.com/taida_channel




1年目でGOETHE B2の試験に合格したよ!

Maxie「最初になぜドイツに住んでいるのかを聞きたいです。」

TAIDA「私は親の仕事の都合で家族みんなで、ドイツに来ました。」

Maxie「ドイツに住んでみて興味深かったことなどはありますか?」

TAIDA「ドイツに移住するって聞いたときはやったー!って思いましたね。ドイツは綺麗だし安全な国というイメージがあったので。それで実際来てみて、緑も多いし良かったです。」

Maxie「ではドイツに4年間住んでみてドイツ語レベルはどのくらい上がりましたか?」

TAIDA「一応、1年目までにB2までの試験を受けました。」



B2というのはドイツで行われているドイツ語試験の事です。

日本語ではゲーテ·ドイツ語検定試験と言います。

レベルはA1(アーアインツ)~C2(ツェーツヴァイ)までで、A1が一番簡単なレベルとなっています。

そこからA1,A2,A3,B1......とレベルが上がっていきます。

日本にもあるドイツ語技能検定、通称独検とは少し異なっています。

独検は日本が独自で行っているドイツ語試験ですが、ゲーテ試験は世界でも通用する証明書になるという点が大きく異なってきます。

ゲーテ試験は独検に比べて試験会場が少なくなってしまいますが、もちろん日本でも受けることが出来ます。

主に東京と大阪の大都市で行われています。

ゲーテ試験の内容は「読む·書く·話す·聞く」の四つで、独検は準1級からしか面接試験(スピーキング)がないのに比べて、ゲーテ試験はA1からしっかりと自己紹介やパートナー会話があります。

このパートナーは当日試験場で選ばれるため、当日になるまで全く誰と会話をするのか分からない状態で挑むことになります。

ハードルは高いように感じますが、だからこそ、この試験に受かれば大きな証明になります。今回のTAIDAさんの1年でゲーテ試験のB2まで終了したと言うのはとても速いレベルでドイツ語を学んでいると言うことになります。




ドイツ人のネイティブ同士の会話が聞きづらい

Maxie「4年住んでみて、日常会話ではどのくらい自信がついたと思いますか?」

TAIDA「うーんと…ある程度聞いて理解が出来るけど、やっぱりドイツ人の集団の会話に入るとネイティブでワーって話されちゃうから分かりづらい部分はありますね…」

Maxie「そうですよね、ドイツ人同士の会話だとネイティブ同士だから聞きづらい所はあるんですけど、一対一だとゆっくり話しますね。」


言語を学ぶ上で難しい問題がネイティブな会話にあることはやはり多いようです。

いくら文法が理解できていたとしても、生まれてからその言葉を話してきている人と、少し前からその言葉を学んでいる人との間には中々埋まらない差があります。

言語を学ぶ、ということは文法を理解して、単語を覚える。

というのはもちろん前提としてとても重要ですが、それだけでは表現できない深い分野であると個人的に思います。



ドイツ語には全ての単語にこの性別がある

Maxie「TAIDAさんの動画を見てみたら全てドイツ語で、発音もきれいなので初めて見たときはすごい人いるなーって思いましたね。」

TAIDA「私は2年くらい前にyoutube投稿を始めたんですけど、最初は日本語で話してドイツ語の字幕をつけていました。でも、私の動画見てくれている人は9割以上がドイツ人だったのでこれはもう、ドイツ語喋ったほうがいいなと思いました。」

Maxie「では視聴者は日本に興味があって見ている人がおおいんですかね?」

TAIDA「いや、実はそんなに日本に興味があって自分の動画を見ている人は少ないんじゃないかと思います。むしろ日本人がドイツに住んでみてどんなことを思ったのか、という方が気になっているんじゃないかなと…」

Maxie「なるほど…ドイツ語を勉強して何が一番難しいですか?それか、これは日本人にとって簡単だよというのはありますか?」

TAIDA「難しいのは冠詞です。der die das。もう、覚えるのが大変…」


der die dasとは性別の冠詞です。

derは男性名詞、dieは女性名詞、dasは中性名詞で、ドイツ語には全ての単語にこの性別が付いてきます。

覚える上でのいくつかの決まったルールは存在しますが、とにかく覚えることが大変です。

日本語にはもちろん、英語にもこういった性別の冠詞はありませんよね。

さらにこの冠詞、変形します。

また、それだけではなく、性別に合わせて文章の他の言葉も語尾が変化したりすることもあります。

ドイツ語では基本とされてしますが、ドイツ語学習者にとって一つの大きな壁と言えるでしょう。




日本語と比べるとドイツ語の単語は長い!

TAIDA「あと、ドイツ語の単語には長いものが多いような気がします。」


日本語と比べるとドイツ語の単語は長く感じます。

何故なら日本語には漢字があり、漢字同士をくっつけることによって一つの意味になったりします。

日本語は漢字があることによってだいぶコンパクトな単語になっているのだと外国人は思うようです。




ドイツ語の発音は簡単だよ!

TAIDA「逆に優しい所はドイツ語は発音をするときに一語一語はっきり喋るから日本人にとっては発音しやすいなと思いました。」

Maxie「そうですね。ウムラウトのつく単語も少し練習すれば喋れる様になります。」





ウムラウトとはドイツ語特有の表現でä ü öこの三つの種類があります。

この発音の仕方は少しややこしいのですが、これ以外は英語のアルファベットとそこまで差はなく、単語になったとしても一語一語をはっきりと発音します。

なので、言葉に強弱のあまりつけない日本人にとっても発音しやすい言語であると言えます。



ドイツ語はやっぱり話して慣れるしかない

Maxie「若者とお年寄りが話すドイツ語には違いがあると思いますが、その聞き分け方や、ドイツ語での方言はどのように聞き取っていますか?」

TAIDA「うーん...自分はあんまり方言を話す人とは喋ったことはないので...でも、やっぱり話して慣れるしかないと思います。」


方言の問題については世界でも同じようです。

日本でも地域や県が違うだけでもだいぶ差があります。

地域によっては同じ日本語のはずなのに、まるで外国語の様に聞こえるや、全く聞き取れない等々...


アニメをドイツ語の吹き替え、日本語の字幕で見る

TAIDA「お年寄りと若い人のドイツ語はお年寄りの人が使う言葉の方が分かりやすいかな?」

Maxie「若者のスラングで何か覚えた新しい単語はありますか?」

TAIDA「スラングかは、分からないんですけど、最近はネットとかで英語をドイツ語化したような言葉を使っている人が増えた気がしますね。」

Maxie「そうですよね!では最後に今からドイツ語を勉強する人に向けてのアドバイスをお願いします。」

TAIDA「ありきたりなんですけど、ドラマとかアニメをドイツ語の吹き替え、日本語の字幕で見ることが結構おすすめです!」



言語を学ぶ上で多く見られるこの意見は実際に成果もあるようです。

どうしても教科書を開いて、勉強!となると退屈に感じてしまう人も多いですよね...

でもドラマやアニメなら自分の好きな話なので飽きる人は少ないのではないでしょうか?

また、翻訳をした際の独特な言い回しも学べて一石二鳥だと思います。

NetflixやAmazon Prime Videoと言った多くの動画配信サービスで吹き替えドラマ、アニメを視聴することが出来ます。

言語を学ぶ上で大切なことは「楽しんで学ぶ!」ことが一番であるようです。


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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
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