Maxie Pickert Maxie Pickert

「ドイツ語を話せるようになった2つの転機と必ず上達するオススメ勉強法」オンラインドイツ語スクール「Vollmond(フォルモント)」を経営されているkomachiさんをゲスト講師にお迎えし、特別講義を開催しました!

ドイツ語を話せるようになった2つの転機と必ず上達するオススメ勉強法

先日、オンラインドイツ語スクール「Vollmond(フォルモント)」を経営されているkomachiさんをゲスト講師にお迎えし、特別講義を開催しました!

komachiさんは、ドイツ語上級、フランス語・英語中級レベルという語学力の持ち主です。

今回は、komachiさんのドイツ語学習ストーリー、そして必ず上達するオススメの勉強法についてお話しいただきました!

 

ゲスト講師:komachiさんプロフィール

1996年生まれ、兵庫県神戸市出身、岡山県在住。

大阪大学外国語学部ドイツ語専攻をご卒業後、22歳という若さでオンラインドイツ語スクール「Vollmond(フォルモント)」を起業。

現在6年目を迎え、日本で最大規模のドイツ語スクールの1つとして、毎月500名以上の生徒さんと70名ほどの講師が在籍しています。

趣味は旅行、読書、ポッドキャスト、そして海を眺めて過ごすこと。

特にドイツは年に1回ほど訪れているそうです。

岡山県の海沿いに在住し、ポッドキャストではドイツ語講座を配信中。

SNSやドイツ語教室のホームページで検索すれば、komachiさんの情報が見つかると思います!

 

 

Qなぜドイツ語スクールを起業?

komachiさんがドイツ語スクールを起業したきっかけは、大学4年生の時にドイツ語試験C1レベルに合格したこと。

当初はドイツ語を仕事にするつもりはなかったそうでしたが、合格を機に講師を始めたところ、想像以上に多くの生徒さんが集まり、対応しきれなくなったため、他の講師を募集し始め、現在のスクールの形になったそうです。

 

 

ドイツ語のレベルについて

ヨーロッパで使われている言語能力基準CEFR(A1~C2の6段階)に基づき、komachiさんが各レベルについて解説してくれました。

  • A1(初級):自己紹介、簡単な挨拶、レストランでの注文など、ゆっくりとした簡単な会話が可能。

  • A2(初級):単語やゆっくりとした会話であれば、ある程度の意思疎通が可能。ドイツ旅行で役立つレベル。

  • B1(中級):身近なテーマで自分の意見を言語化できる。

  • B2(中級):幅広いテーマや状況に自然に対応できる。

  • C1(上級):役所での手続きなど、複雑な会話も可能。ドイツの大学進学や就職の最低ライン。

  • C2(最上級):あらゆる状況で流暢に会話ができる。ネイティブスピーカーに近いレベル。

フォルモントの講師は全員C1レベル以上!

B2レベル到達には、週3時間(内1時間はレッスン)の学習で約5年半かかるそうですが、学習頻度や時間によって個人差があるとのことです。

 

 

komachiさんのドイツ語学習ストーリー

大学時代:基礎固め

大学1年生でドイツ語を始めた頃は全くの初心者。

週5コマの強制参加のドイツ語の授業は、文法など退屈に感じることもあったものの、この基礎固めが後々の留学生活で非常に役立ったそうです。

 

ドイツ留学:試練と成長

大学3年生でドイツのビーレフェルトに1年間留学。

留学当初はA2レベル。

現地で改めてドイツ語を学ぶモチベーションが高まりましたが、生活の中でドイツ語を話す機会は意外と少なく、積極的に行動しないと話す機会を得られないと実感。

完璧主義が邪魔をしてドイツ語を話すことに恐怖を感じ、文法の間違いなどを気にしすぎて言葉が出てこない状態。

聞き取りや会話の能力不足から、役所や携帯ショップなどで相手にイライラされる経験もしたそうで、結果、大学に引きこもり、ドイツ語の論文を読むことで勉強した気になっていた時期もあったそうです。

 

転機1:ある日本のゲーム事件

冬休みに南ドイツへ旅行した際、友達とある日本のゲームをすることに。

ゲームのルールを知らなかったドイツ人のために、ルールを知っている日本人の友達が説明することになりましたが、ドイツ語での説明が難しくて、できなくなってしまいました。

その姿を見てkomachiさんは自分自身を鏡で見たような感覚になり、間違いを恐れるよりも、伝えようとすることの方が重要だと学んだそうです。

 

転機2:スペイン・フランス旅行

スペインとフランスへ旅行。

フランスでは、陽気な現地の人々が積極的に話しかけてくれ、言葉が通じなくてもコミュニケーションは楽しいと実感。

スペインでは、スペイン語が堪能な日本人の友達が店員さんと流暢に会話している姿を見てかっこいいと思い、自分もそうなりたいと強く思ったそうです。

これらの経験を通して、ドイツ語を話すことへの恐怖心がなくなり、コミュニケーションを楽しむことができるように。

留学後半は積極的にドイツ語を話すようになり、帰国時にはB2〜C1レベルに到達していたそうです。

 

 

komachiさんオススメの勉強法

そんなkomachiさんにドイツ語のオススメ勉強法を教えて頂きました!

是非参考にしてみて下さい!!

 

  1. 音読:教材の音声を真似したり、一緒に発音するのがオススメ。発音やイントネーションの練習になり、記憶にも定着しやすい。まずは口を慣らすのが第一歩。

  2. SNSの活用:ドイツ語学習者向けのアカウントをフォロー。「#ドイツ語学習」で検索したり、「Super Easy German」などのYouTubeチャンネルも初心者向けでオススメ。

  3. 0から文章を作る:穴埋めや選択問題ではなく、自分の頭で文章を作る練習が重要。辞書を使わずに、言いたいことをどのように表現するか考えることで会話力も向上。

 

 

 語学学習のモチベーション

語学学習は、必ずしも将来役に立つとは限りません。

komachiさんの場合は「かっこいいから」というシンプルな理由でドイツ語やフランス語を勉強しているそうです。

AIや翻訳技術が発達した現代でも、自分の力で外国語を話せることは魅力的ですよね。

語学学習は、口や手、耳の筋肉を使う筋トレのようなもので、モチベーションが下がった時は、目標とする人や憧れの人を真似てみるのも効果的です。

少しでも外国語を話せるようになりたいという気持ちがあるなら、まずは行動してみましょう!

 

皆さんも、komachiさんのように、ドイツ語学習の楽しさを発見し、目標に向かって進んでいきましょう!

Read More