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TestDafで受けられるメリット

今日はドイツの大学に入るための資格を紹介したいと思います。

今回紹介する資格はTestDafです。

この試験の志願者は毎年2万5,000人以上で、約100か国(約5000か所)で受験することができます。

TestDafで受けられるメリット

TestDafの資格はドイツのすべての大学で認められています。

そのため、留学希望者にとって、語学能力を証明するために重要な語学能力試験のひとつと言えます。

またこの資格は、一度取得をすると生涯有効であるため、就職活動などの際にも有利にはたらくのではないでしょうか。

TestDaf試験の評価

TestDafでは、4種類ある試験項目にTDN3~TDN5までの評価が付けられます。

このうち、全項目でTDN4(TestDaFレベル4)以上の評価を受ければ、ほぼすべてのドイツの大学に入学することができます。

またTDN5(TestDaFレベル5)の評価は、大学によっては、TDN3の項目を埋め合わせるものとして扱われます。

ただ、学科によってはTDN4より低い評価であっても、たとえば全項目がTDN3であっても入学できる場合もあります。

逆に、修士課程ではTDN4より高いレベルが求められる可能性もあります。

そのため、入りたい大学で要求されるレベルは事前にチェックしてみてください。







TestDaf テストで試される内容

1つ目は、ドイツ語を聴き取り、理解できるかどうか(聴解力)です。

短い会話や講義などの会話を聞き、内容を正しく理解できる能力が必要とされます。試験時間は40分です。

2つ目は、ドイツ語を読めるかどうか(読解力)です。

シラバスや書籍批評などがテーマとして出題され、テキストを読んで適当な回答を選択できる能力が必要とされます。重要なポイントだけではなく、詳細な内容についても把握できなければなりません。試験時間は60分です。

3つ目は、ドイツ語の文章を書けるかどうか(文章表現力)です。

特定のテーマについて、起承転結が明確である文章を書ける能力が必要とされます。それだけではなく、説明や根拠付けをしながら、自分の考えを表現する必要もあります。試験時間は60分です。

4つ目は、ドイツ語を話せるかどうか(口述試験)です。

ドイツの大学で授業を受ける場合、ゼミ等で自分の意見を伝える場面も出てきます。そういった場面を想定したディスカッションとなります。

自分の意見を口頭で説明できる能力が必要とされます。試験時間は30分です。





TestDafの特徴

TestDafはさまざまな国で行われており、日本でも受験することが可能です。

日本では獨協大学か、もしくはドイツ語文化センターで受験できます。

そのため日本に住んでいても、受験することが可能な資格となっています。

また出題形式が標準化されており、受験者は前もって内容を把握できるため、事前に受験に備えた対策ができます。

テストの構成、課題の種類、要求される事項、実施方法、判定が変更されることはありません。

そのほかにも、ハンディキャップをお持ちの方も受験できるよう対応もされています。身体的な障がいや学習障がいのある方でも、ケースに応じた対処がされるため受験が可能です。該当される方は事前にテストセンターにお申し出ください。











TestDafのレベルとドイツ語の言語能力

先ほど説明したように、TestDafでは合否に加え、合格者には3段階の評価がつけられます。

このレベル分けは、外国人に対する、国際的な言語能力の基準(Common European Framework of Reference for Language)をもとに設定されています。

このレベル分けにはA1、A2~C1、C2まであり、そのうちB2がTestDafのTDN3に相当します。

たとえばA1は基礎レベルで、外国語の勉強始めたばかりの状態です。

一番上のレベルであるC2となると、ネイティブ(母国語の話者)と同程度にコミュニケーションがとれるということになります。

ちなみにB2というのは、「複雑な文章の主要な内容を理解できる」、「母国語の話者と自然なやりとりができる」レベルを指します。この位置に相当するTDN3でも、ドイツの大学に入学できる可能性はあります。

しかし、授業では高度な内容や複雑な専門用語も扱うため、授業についていくのが難しくなるのではないかと思われます。

また、大学によってはTDN4以上でないと認可されないところも少なくないので、注意が必要です。




〇 TestDafの受験情報

受験したい方にとって最も気になるのは受験料だと思います。

これはどの国で受験するかによって若干の差はありますが、たとえばドイツで受験した場合、日本円で2万円ほどかかります。

試験の実施時期はだいたい1月~3月頃です(2021年10月時点)。

しかしその都度変更が入る可能性もあるため、各自ホームページを確認してみてください。

日本で受験される方は獨協大学のホームページで確認できます。

またオンラインでの受験については、現在準備中とのことで、今後オンラインでの受験も可能になると思われます。



TestDaF受験の流れ

  1. TestDaFのホームページで、自分の語学能力が受験レベルに達しているか判定してみましょう。

  2. ホームページで配布されている模試や、各出版社の受験対策本、オンライン学習等を活用し、受験に備えてください。

  3. 最寄りのテストセンターを選び、試験日や願書受付期間を確認します。

  4. 試験日を決め、TestDaFのオンライン申し込みをします。このとき、ユーザー名やパスワードは厳重に保管し、あとから確認できるように注意してください。登録後、自分のデータを管理するために必要です。

  5. 当日までに、試験の流れや傾向をチェックしておきましょう。また、TestDaFのウェブサイトで当日や前後の注意点が掲載されているので、そちらも目を通しておいてください。

  6. 受験後、試験結果は6週間後にオンラインで確認することができます。ここでユーザーメイとパスワードが必要になります。なお成績表の原本はテストセンターでお受け取りください。

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