ドイツ語で「おいしい」を伝える!いろいろな単語と例文とチップ文化
Hallo! ドイツ語通訳で早稲田大学院卒業のマキシー(@germanintokyo)です。
レストランに行ったときや食事をごちそうになったとき、ドイツ語で「おいしい!」って伝えられたら良いですよね。ドイツ旅行での食事は旅の醍醐味。レストランでのウェイターさんたちとのコミュニケーションももっと楽しくなるかもしれません。今回は、ドイツ語での「おいしい」を表現する単語や、関連する例文をご紹介します。
■Lecker! (おいしい!/ レッカー)
これは一番王道な「おいしい!」を表現する形容詞で、ドイツ人も頻繫に使用する表現です。
ドイツ語独特の発音の難しさもなく、日本人にも発音しやすい単語なので、これ一つ覚えておくと便利でしょう。とても簡単な単語なのでスラングと思ってしまう方もいるかもしれませんが、これはスラングではなく、日常的に使用できる単語です。また、食べ物だけでなく、ビールなどの飲み物に対しても使ってOK。
「Lecker!」ひと言でももちろん良いのですが、いくつかLeckerを使ったバリエーションもご紹介します。
- Das ist lecker! (これおいしい!/ダス イスト レッカー)
“Das“は 「それは / これは」という意味。“lecker“ を使った一番基本的な表現ですので、ぜひ覚えて使ってください。
- Das war sehr lecker! (おいしかった! / ダス ヴァールゼア レッカー)
「おいしかった!」と過去形にしたい場合は、“ist“ を “war“に変えて、このように表現します。
- Super lecker! (すごくおいしい! / ズーパーレッカー)
Superは英語と同じ「すごい、素晴らしい」の意味。とても使いやすく便利な表現です。発音が英語と少し異なって、「ズーパー」と濁るので注意しましょう。
■Das schmeckt gut ! (これおいしい!/ ダス シュメックト グート)
ここで使われているSchmecktの原形はschmecktで、「~の味がする・口に合う」という動詞で、英語のtasteと同じ意味です。
少しアレンジして、“Es schmeckt gut.”にすると、英語でいう「It tastes good.」と同じ意味になります。
ドイツのレストランでは、ウェイターさんから「おいしいですか?」「問題ありませんか?」と聞いてくることが日常的にあるので、きちんとドイツ語で答えられるようにしたいですね。
おいしい場合は、”Danke!” もしくは “Dankeschön.” と感謝の気持ちを伝えるのを忘れずに!
■ドイツ語で「おいしいですか?」はなんて言う?
いっしょに食事をしている相手に対して「おいしいですか?」「おいしい?」と聞く場面って意外と多いですよね。それでは、逆に相手に「おいしいですか?」と聞くにはなんと言ったらいいでしょうか?
- Schmeckt es? (おいしいですか? / シュメックト エス)
これは日常的に使われる表現。“es“ を省略して “Schmeckt’s? (シュメクツ) “ と言うこともできます。
- Schmeckt es lecker? (おいしかったですか?/ シュメックト エス レッカー)
“schmeckt” は「これおいしい!」の例文でも使われていたように、英語のtasteと同じ意味です。
■意外と使う、「おいしそう!」 ドイツ語ではなんて言う?
日本語でもよく使う、「おいしそう!」。ドイツ旅行などでもレストランや店頭などで、きっと使う場面は多いはず!ぜひ覚えておきましょう。
- Das sieht lecker aus!(おいしそう! / ダス ズィート レッカー アウス)
これは英語で「This looks delicious.」の意味です。
■ドイツのレストランでチップは必要?
日本人が海外旅行で戸惑ってしまうことの一つが、チップを渡す慣習です。
チップを払う文化がない日本人にとっては、どんなときにチップを払うべきかというのは頭を悩ませてしまいますよね。
まず、ドイツでもチップ文化があり、ドイツ語でチップはサービス料を意味する「Trinkgeld (トリンクゲルト)」と言います。
しかしながら、ドイツでのチップ文化は北米のようにチップを払って当たり前という風習とは少し異なり、あくまでも良いサービスを受けたときのみに払えば大丈夫です。悪いサービスを受けたのに無理して払う必要はなく、チップは義務ではありません。
ドイツでのチップを払うべきシチュエーションって?
それでは、どんなときにチップを払った方が良いのでしょうか?
基本的には、タクシーやホテルのルームクリーニングやドアマン、荷物を運んでくれたポーター等、レストラン、カフェ、バー、マッサージ、ツアーガイドに対してなどです。
これらの場所やサービスはドイツ旅行中にも行くことが多いと思うので、良いサービスを受けたらチップを渡しましょう。チップを払うシチュエーションのために、細かい1ユーロや2ユーロのコインを多めに用意しておくといいかもしれません。
ドイツのチップ相場はいくら?
ドイツでのチップ相場は料金に対して10パーセントと言われていますが、必ずしも10パーセントでなければいけないわけではありません。
例えば、一番遭遇するホテルでのルームクリーニングに対しては1~2ユーロが相場。チップであることが分かりやすいように、枕の上に置いておきましょう。
ドイツのレストランではテーブル会計です。ウェイターさんが来たら、端数を切り上げてチップを含んだ額を払うのがスマート。例えば、会計が28ユーロなら30ユーロを支払うなど。クレジットカードで払う場合では、カードが通される前にチップ込みで支払いたい金額を伝えるか、もしくはチップの分を現金で渡しましょう。現金でチップを払ったほうがきちんとその担当者に確実に渡るので安心です。
タクシードライバーに対しても同じ要領で大丈夫です。
■ドイツ語ネイティブの先生とドイツ文化を学ぼう!オンラインプライベートレッスンとオンラインコーヒー会!
いかがでしたか? 今回はドイツ語で「おいしい!」という表現を中心に学びました。
ビールにソーセージ、ドイツパンなど、「おいしい!」を声に出したい場面はたくさんありますね。
マキシー先生のSkypeオンラインプライベートレッスンでは、生徒さんの学びたい内容をカスタマイズすることができます。もちろん、ドイツ旅行に向けて旅行で使える表現を中心にレッスンを組むこともできますよ。
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