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ドイツ語での時刻の読み方紹介!

ドイツ語での時刻の読み方紹介!

 

今回のテーマは、ドイツ語での「時間の表現の仕方」についてです。「時間」はドイツ語でZeit(ツァイト)と言います。時計を読むことができれば、今何時ですか?と聞かれたときに困ることがなくなります!友人と○○時にどこでと待ち合わせすることも可能になります。電車を乗る際や、レストランなどの予約をする際にも時間は必要です。しっかり時間を表現できるようになるとドイツへ旅行に行った際、こまらず、ドイツ滞在を楽しむことができるでしょう。

時間や、日付、曜日などは生活の場面で使用することも多いので、ドイツで過ごしたり生活するうえで早い段階で身に着けましょう。

今回はドイツ語の時間の表現について解説していきます。時間は生活に密着したものです。ドイツ語の時間の言い方は独特で、慣れるのに時間も掛かります。ドイツに行こうと思っている方はなるべく早めに時間の勉強を始めていくことがおすすめです。

■ドイツ語の時間の表現方法について

〇ドイツ語の12時間制と24時間制

ドイツ語は、日常会話で使う12時間制(12-Stunden-Zählen) の言い方と、テレビやラジオ、電車の時刻などに使われる24時間制(24-Stunden-Zählen) の言い方があります。

日常会話での時間の言い方は、日本語と少し違った表現をするので、初めは戸惑うかもしれません。ですが、きちんと考え方を理解すれば、徐々にちゃんと言えるようになってきます




まず、最初に日常会話でよく使う言い方・表現方法から解説していきます。日常会話では、12時間制の読み方で時間を表現します。 12時間制の読み方では、「分」→「時間」の順に言います。

nach ~ ・・・ (~の後に)

vor ~ ・・・ (~の前に)

Viertel  ・・・ 15分 (4分の1)

halb  ・・・ 30分 (半分)




という言葉をまず頭に入れておくことがおすすめです。




キリのいい時間の言い方 – Volle Stunden –

キリのいい時間の場合、時間のみを数字で言います。




8:00 ・・・ acht(8時)

13:00 ・・・ eins(1時)

18:00 ・・・ sechs(6時)




12時間制の言い方では、00分のときは数字だけを表現して、言うので簡単です。
話の流れで時間を強調したいときは、acht Uhr のようにUhrをつける時もあります。




  • ~時半 (~時30分) の言い方

~時30分の場合は、halb ~ (~時の半分) という言い方をします。

halb → 30分 (1時間の半分)




「 分」 →「時間」 の順なので気をつけましょう。




5:30 → halb sechs (6時まであと30分)

7:30 → halb acht (8時まであと30分)

10:30 → halb elf (11時まであと30分)




また、先の時間 を言わないといけないので、間違えないようにしましょう。

(5:30だとhalb sechs (6))



ドイツ語の1分~20分までの言い方

初めの1分~20分までは、nach ~ (~の後に) を使います。

00分から何分後か (何分過ぎているか)を言います。

7:05 → fünf nach sieben (7時の5分後)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




ドイツ語のViertel (15分) → Viertel nach (15分後)

13:03 drei nach eins (1時の3分後)

13:10 zehn nach eins (1時の10分後)

13:15 Viertel nach eins (1時の15分後)

13:20 zwanzig nach eins (1時の20分後)*




ドイツ語の20分~29分までの言い方

20分~29分までは、vor ~ (~の前に) を使います。

30分から何分前か を言います。

7:25 → fünf vor halb acht (7時半の5分前)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。

13:20 zehn vor halb zwei (1時半の10分前)

13:25 fünf vor halb zwei (1時半の5分前)




ドイツ語の31分~40分までの言い方

初めの31分~40分までは、nach ~ (~の後に) を使います。

30分から何分後か (何分過ぎているか)を言います。

7:35 → fünf nach halb acht (7時半の5分後)

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




13:35 fünf nach halb zwei (1時半の5分後)

13:40 zehn nach halb zwei (1時半の10分後)*




*ただし、40分は vor ~ (~の前に) を使う場合もあります。




ドイツ語の40分~59分までの言い方

後半の40分~59分までは、vor ~ (~の前に) を使います。

次の00分から何分前か を言います。

5:50 → zehn vor sechs (6時の10分前)

次の時間を言わないといけないので、気をつけましょう。

これも 分 → 時間 の順なので気をつけましょう。




13:40 zwanzig vor zwei (2時の20分前)

13:45 Viertel vor zwei (2時の15分前)

13:50 zehn vor zwei (2時の10分前)

13:55 fünf vor zwei (2時の5分前)




ドイツ語 ~時すぎ、~時前の言い方

日本語と同じように、「~時すぎ」、「~時前」という表現もあります。

ドイツ語では、日常会話 (12時間制の言い方) では、1分や3分など、1~4分の細かい数字は言わないことが多いです。

そのような場合、「~時すぎ」「~時前」 のような表現をします。




kurz (少しの間)

kurz nach (少し過ぎている)

kurz vor (少し前) = gleich

gleich (まもなく) = kurz vor




このような表現をします。

早速見ていきましょう




13:01~13:04

kurz nach eins (1時すぎ)




13:26~13:29

kurz vor halb zwei (1時半前)

gleich halb zwei (まもなく1時半)




13:31~13:34

kurz nach halb zwei (1時半すぎ)




13:56~13:59

kurz vor zwei (2時前)

gleich zwei (まもなく2時)

kurz nach, kurz vor, gleich を前に付けるだけなので、簡単です。

*正確な時間を言う時は、24時間制で言うことが多いです。

24時間制についてはこの後で解説します




ドイツ語の午前・午後はどうやって言う?

ちなみに、ドイツ語で時間を言う時は、am や pm といった言葉は使いません。

文脈で判断するか、きちんと伝えたい場合は、 morgens(朝), vormittags(午前), nachmittags(午後) などの言葉を付けます。

Es ist ~. の場合 → 時間の後につける

um ~ (~時に)という場合 → um の前につける

Es ist fünf nach sechs abends.
夜の 6 5 分です。

Meine Oma steht immer morgens um halb sechs auf.
私のおばあちゃんはいつも朝5時半に起きる。

24時間制の言い方は正式な言い方で、テレビやラジオで使われたり、電車の時刻を言う時などに使われます。

24時間制の言い方は簡単です

時間 + Uhr + 分 の順に数字を読むだけです




8:15 acht Uhr fünfzehn

12:30 zwölf Uhr dreißig

17:50 siebzehn Uhr fünfzig

そして 00分の時は、分は言いません。

9:00 neun Uhr

13:00 dreizehn Uhr

20:00 zwanzig Uhr

また、「~時ちょうど」と言う時は、genau, punkt, exakt を使います。

Es ist genau 8 Uhr.

Es ist punkt 8 Uhr.

Es ist exakt 8 Uhr.

時刻の書き方

時刻の書き方は、ほぼ日本と同じです。
基本的にはコロンで区切るだけ。

正式な書き方は、その後にUhrを付けます。

13:50

13:50 Uhr

文章中で時間を書く時に、キリのいい時間の場合は、

8:00 → 8 Uhr

10:00 → 10 Uhr

17:00 → 5 Uhr / 17 Uhr

などのように、時間 + Uhr と書くときもあります

文脈から時間がわかれば、Uhrもつけずに時間だけを数字で書く時もあります

時間の聞き方

次は、時間の聞き方をご紹介します。

2つの言い方があります。




Wie spät ist es?

Wie viel Uhr ist es?

Wie spät ist es? のほうがよく使われるので、こちらをまず覚えましょう!

答える時は、

Es ist ~.

と答えます。英語の It is ~.と同じ意味となります。

ちなみに、spät = 遅い という意味で、直訳すると「どのくらい遅いですか?」という意味ですが、「何時ですか?」という意味になります。

別れ際に言う、Bis später!(また後で)も、この spät が使われています

Wie viel Uhr ist es? は、少し堅い言い方。

日常会話ではあまり使わないので、聞いたときに分かるようにしておきましょう

時間につける前置詞 um

文章中で時間を言う時に使う前置詞は、um ~ (~時に)です。

Er ist um halb sieben aufgestanden.
彼は6時半に起きました。

もう一つは、gegen ~ (~時くらい) です。

Sie kommt gegen zehn am Bahnhof an.
彼女は10時くらいに駅に着きます。

時間につける前置詞 von と bis

他に、時間につけられる前置詞があります。

「~時から~時まで」と言う時の前置詞です。

von ~(~時から)

bis ~(~時まで)

von ~ bis ~(~時から~時まで)

だいたいの時間の聞き方

おおよその時間を聞く時は、ungefähr をつけます。

Wie viel Uhr ungefähr ist es?
だいたい何時ですか?

Wann ungefähr kommst du am Bahnhof an?
だいたい いつ頃に駅に着くの?




聞く時は gegen ではないので気をつけましょう!

おまけ


時間にまつわる単語を以下、少しご紹介します




Stunde ・・・ 時間(単位)

Minute ・・・ 分

Sekunde ・・・ 秒

Uhrzeigersinn ・・・ 時計回り

Uhrzeiger ・・・ 時計の針

Stundenzeiger ・・・ 時針

Minutenzeiger ・・・ 分針

Zeiger ・・・ 針

Zifferblatt das ・・・ 文字盤




ドイツ語の時間を尋ねる

現在の時間を尋ねる定番のフレーズが以下のとおりです。




Wie spät ist es?
ヴィー・シュペート・イスト・エス
今は何時ですか?

16 Uhr.
ゼヒツェン・ウーア
午後4時です。




違う表現を使ってみたい人はこちらのフレーズ

Wieviel Uhr ist es jetzt?
ヴィーフィール・ウーア・イスト・エス・イェッツト
今は何時ですか?




よくある会話の流れを確認しておこう!

Wann treffen wir uns am Samstag?
ヴァン・トレフェン・ヴィア・ウンス・アム・ザムスターク
土曜日は何時に会いますか?

Welche Uhrzeit passt zu dir?
ヴェルヒェ・ウーアツァイト・パスト・ツー・ディア
何時だと都合がいい?

Um 10:30 Uhr wäre es für mich am besten.
ウム・ツェン・ウーア・ドライツィック・ヴェーレ・エス・フュア・ミッヒ・アム・ベステン
10時30分が一番ちょうどいいね。




■ドイツ語で表現する一日の区切り

以下、ドイツ語で表現する1日の区切りについて紹介します。

以下がドイツでの時間の区切りの目安です。




・6:00 ~ 10:00 Morgen ・・・・朝

・10:00 ~ 12:00  Vormittag ・・・・午前

・12:00 ~ 14:00  Mitttag ・・・・お昼ごろ

・14:00 ~ 18:00  Nachmittag ・・・・午後

・18:00 ~ 22:00  Abend ・・・・夕方

・22:00 ~ 6:00  Nacht ・・・・夜







■ドイツ語で「日付」をいう時の表現

続いて、ドイツ語で日付をいうときにに必要な知識をご紹介します。月・日・曜日の詳しい書き方や読み方まで、解説。発音も確認できるよう、ネイティブが発音している動画も載せています。

一覧表もあるので参考にしてくださいね

ドイツ語の月は、英語と少し似ています。
早速見ていきましょう




・1月・・・・・ Januar (Jan.)

・2月・・・・・ Februar (Feb.)

・3月・・・・・ März (Mär./Mrz.)

・4月・・・・・ April (Apr.)

・5月・・・・・ Mai (Mai)

・6月・・・・・ Juni (Jun.)

・7月・・・・・ Juli (Jul.)

・8月・・・・  August (Aug.)

・9月・・・・  September (Sep./Sept./Spt.)

・10月・・・・  Oktober (Okt.)

・11月・・・・  November (Nov.)

・12月・・・・  Dezember (Dez.)




・・・April, August, September, November は、英語と同じつづりです。
・・Oktober, Dezember は英語と似ていますが、k と z が英語とは違うので、間違えないように気をつけましょう。ちなみに、「1月に」という場合、「im Januar」となります。

月は、すべて男性名詞なので3各支配の前置詞 in + dem Januar → im Januar (1月に)となります。ちなみに、発音も英語とは違うので気をつけてください。


ドイツ語の日の書き方・言い方 – Datum –

日付の書き方は、7. のように、数字の後ろにピリオドを付けます。ちなみに、ドイツ語ではピリオドのことはPunkt (プンクト)といいます。日付を読むときは、der を付けて読みます。

基本的な序数のルールは、

1~19 → 数字に -te を付ける(例外あり)

1. → erste

3. → dritte

7. → siebte

8. → achte

20~ → 数字に -ste を付ける




です。1. 3. 7. 8. は例外なので、覚えましょう。




■ドイツ語で曜日を表現する

次は、曜日を紹介します!曜日も、英語と似ている部分が少しだけあります。ちなみに、「月曜日に」という場合は「am Montag」のように、am を付けます。曜日もすべて男性名詞です。

3各支配の前置詞 an + dem Montag → am Montag となります。




・月曜日 Montag (Mo.) …Mond (月)

・火曜日 Dienstag (Di.) …Dienst (勤務)

・水曜日 Mittwoch (Mi.)  …Mitte (真ん中)

・木曜日 Donerstag (Do.) …Donner (雷)

・金曜日 Freitag (Fr.) …frei (自由な)

・土曜日 Samstag (Sa.)

・日曜日 Sonntag (So.) …Sonne (太陽)




火曜日は 仕事 (Dienst) がまだまだあるからDienstag

水曜日は 週の真ん中 (Mitte) だからMittwoch

木曜日は 木にカミナリ (Donner) が落ちるDonnerstag

金曜日が 終われば自由 (frei) になれるからFreitag




みたいな感じで覚えれば、ドイツ語の単語まで覚えられて一石二鳥!!
ドイツ語では、曜日・日・月・年の順に書きます。

日、月を数字のみで表す場合、「17.1.」のように、ピリオド(Punkt) を後に付けます。

ちなみに、日、月を数字のみで書いた場合、17.1. は「der siebzehnte erste」のように、月も序数の読み方をします。

20ちなみに、前置詞は、一番小さい位に合わせます。

優先順位は、曜日>日>月>年 です。

曜日 → am




am Montag der 17. Januar 2021(2021年1月17日月曜日に)

日 → am

am 17. Januar 2021(2021年1月17日に)

月 → im

im Januar 2021(2021年1月に)

年 → なし

2021(2021年に)

というふうになります。ドイツ語月は英語と少し似ているので、覚えやすいと思います。

週は、似た意味の単語のイメージと合わせて覚えれば、思い出しやすいです

そして、日(序数)は、数字を覚えていれば、例外はありますが後ろに-te や -ste を付けるだけなので、分かりやすいかと思います。

am Samstag, im Januar のように、前置詞と一緒に覚えると、文章で言う時にも間違えないです。

ドイツ語の日付の書き方、言い方は少しややこしいかもしれませんが、何回も聞いたり言ったりして覚えていきましょう(反復練習あるのみですね!)




今回は時間・日付・曜日についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?halbやViertelの使い方は、慣れるまでが大変ですが、一度覚えてしまうとだいぶ楽になることでしょう。




日常生活でとてもよく使用する「時間」の表現をしっかりマスターできれば、ドイツ旅行や、ドイツでの滞在が充実したものになります。ドイツ語の時間の表現は少々、独特なものですが、しっかり覚えて、何度も使うことで慣れていきます。




ぜひ、使いこなせるようにしていきましょう。 時間の表現を使いこなせるようになると、ドイツ語生活がより豊かになります!今回の記事を参考に、ドイツ語学習頑張っていきましょう。



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