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独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?

独検のために必要な勉強時間とは?どのぐらいドイツ語を勉強すれば、独検に受験するべき?

こんにちはマキシーです!今回は、独検に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかという質問を頂いたので、それについてご紹介してきたいと思います。



独検ドイツ語技能検定試験の各レベルの勉強時間

独検は5級から1級まで合計6つのレベルがあります。それぞれのレベルに合格するために必要な勉強時間は、独検のオフィシャルサイトで目安となる時間が掲載されているため、その時間を参考にしながら勉強の計画を立てていくのがおすすめです。

ドイツ語技能検定試験 独検 5級 Elementarstufe

5級は独検でもっとも優しいレベルの試験で、筆記試験40分と聞き取り試験約20分の構成です。5級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を20回以上です。合計で約30時間以上はドイツ語の勉強をしなければ合格するのが難しいといわれています。

1日の勉強時間が3時間の場合、日数は合計で10日です。勉強したことをしっかり吸収するために反復することも想定して、目安となる30時間の2倍の60時間を勉強するとしても20日です。時間だけを見ると心が折れそうなほどのインパクトを感じますが、日数で見ると意外と短いので、よし頑張ろうという前向きな気持ちになりやすいと思います。

ドイツ語技能検定試験 4級 Anfängerstufe

4級は筆記試験が60分、聞き取り試験が約25分の構成です。4級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を40回以上です。合計で約60時間はドイツ語の勉強が必要とされています。

5級の30時間に対して4級は60時間、約2倍ほどの勉強時間が必要となっています。ちなみに試験で使われる単語の数も5級が約550語なのに対して4級は約1,000語、こちらも約2倍です。すでに5級を合格しているかたは、5級に合格するために勉強した時間の約2倍ほどを目安に頑張ってみてください。

ドイツ語技能検定試験 3級 Grundstufe

3級は筆記試験60分、聞き取り試験は約30分の構成です。3級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を約80回以上です。合計で約120時間ほどの勉強が必要となっています。

4級は60時間以上でしたが、3級は2倍の120時間以上です。ローペースで勉強する場合なら半年ほど継続して勉強する必要がありますし、ハイペースで勉強する場合でも2~3ヶ月は勉強し続ける必要があるでしょう。

ドイツ語技能検定試験 2級 Mittelstufe

2級は筆記試験が80分、聞き取り試験が約30分の構成です。2級に合格するために必要な勉強時間は、90分の授業を120回以上です。合計で約180時間以上の勉強が必要となっています。

3級は120時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約2,000語。2級は180時間以上の勉強が必要で、試験で使われる単語の数は約3,000語。2倍まではいかないにしても、約1.5倍くらいの難易度と勉強時間が必要といった感じです。

ドイツ語技能検定試験 準1級 Oberstufe

準1級からは独検のオフィシャルサイトに目安となる勉強時間が記載されていませんが、私がサンプル問題をやってみた感想では2級の約1.5倍くらいの勉強時間が必要かなと思いました。ドイツ人の私でも準1級は難しかったですね。また、準1級からは試験構成が一次試験と二次試験の二部構成となっています。

2級は試験で使われる単語の数が約3,000語でしたが、準1級は約5,000語です。単語を覚えるだけでも時間がかかるため、2級にかけた時間の1.5倍から2倍ほどを想定しておきたいところです。

ドイツ語技能検定試験 1級 Höchststufe

1級は一次試験と二次試験の構成となっていて、独検の中でもっとも難しいです。合格する人がほとんどいないほどの難易度なので、合格できる人は本当に凄いです。1級は試験で使われる単語の数も制限がないため、合格するために必要な勉強時間を考える基準がないことも難易度を高めています。



ドイツ語技能検定試験は勉強すべき内容をまとめていくと、勉強時間もおおよそは把握できる

実際のところ、独検は5級から順番に合格しながら自分のドイツ語力を高めていくのがセオリーとなっているので、準1級を合格した上で1級のサンプル問題にチャレンジして自分の実力がどのくらい通用するのかを探ってみるのがいいでしょう。そうすると、自分に何が足りないのかが見えてくるので、その情報から勉強すべき内容をまとめていくと勉強時間もおおよそは把握できるのではないかと思います。

この舞台に立っている人は、毎日の努力を積み重ねて何年もかかったはずです。だからこそ、その集大成としてドイツ語マスターの称号を勝ち取ってほしいと思います。

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